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【PJCS18位】CSP45Pt.パパポケカプレイヤーWCSへの道のり【古代バレット最高位?】

割引あり

諸々多忙で気づけば大会から3週間…今更感が強く公開するか否か迷いましたが、せっかくなので投稿することにしました!(noteを投稿されている方をとても尊敬します)

はじめまして。
横浜市にある「綱島(東横線)」界隈で娘2人の子育てをしながらパパポケカプレイヤーとして楽しんでいる「かっきー」と申します。この度6月に開催されたポケモンジャパンシップス2024のポケモンカードカテゴリーでマスター18位になることができました。
目立った実績のない私が、しかも抽選枠からWCSの権利を獲得できたということも何かのご縁と思い、自身の備忘録も兼ねて形に残したいとの思いから、初めてnoteを書くに至りました(が、なかなか時間が取れず今更感)。書きたいことを連ねた雑多なnoteのため、読みづらい箇所や、間違っている点などあるかと思いますが何卒ご容赦ください。もし内容に不備等ありましたら、ご指摘いただけると嬉しいです!

本noteでは、PJCSで使用した古代バレットの構築を基に、採用したカードの紹介や、検討した際に考えていたことをまとめております。WCSに向けて準備を進めていく中で得られた経験や知見をもとに、随時内容をアップデートしていく予定です。皆さまのご意見等も参考にさせて頂きたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。



【前置き】

本文に入る前に、今更ながら今回の大会で対戦して頂いたプレイヤーの方々、場をアレンジして頂いたジャッジやスタッフの方々に改めて感謝させて頂きたいです。2日間に渡り、素晴らしい環境の中で最高のプレイヤー達と大変楽しむことが出来ました。ありがとうございます!!
そして、私がポケモンカードを始めてから楽しく続けられているのは、いつもお世話になっている綱島の皆さんや、大会や練習の場を提供して頂いているZERO-1やブックオフ港北綱島西店のおかげです。いつも本当にありがとうございます(もっとお金落とします)!!特に何かと相談に乗ってくれるLINEグループ『アピタ付近でポケカするおじさんたち』いつもありがとう!!(身内ネタでごめんなさい)


【自己紹介】

(書いていたらとても長い自己紹介になりました。自分のためのポケカ沿革のようなものなので、すっ飛ばして頂いて構いません)
ポケモンカードを始めたきっかけは、2021年に大学の友人がポケモンカードをコレクションしている事を知り、同じように集め出したのが始まりです。小学生の頃にポケモンが好きでカードゲーム(旧裏)にも触れていたので、カードを集め出してから対戦に興味を持つようになったのは不思議ではありませんでした。リモート対戦の環境を整備した後は友人を夜な夜な巻き込み、メルカリフル活用で組んだ自慢のオリジナルデッキを持ち寄り対戦に明け暮れていました(アメイジングレシラムが好きでした)。
初めて買ったパックは、たまたま子どもの服を買いに立ち寄った「しまむら」に売れ残っていたシャイニートレジャーで、残っていた3パックを購入し、まさかのリザードンVmaxのSSRを引き当てるという、文字通り残り物には福があるを体験した初開封でした(今でも宝物です)。環境を追うべく拡張パックを買い始めたのはフュージョンアーツからで、スターバースが発売した直後くらいから日曜朝のジムバトルに参加するようになりました(初めてのジムバトルは緊張したな〜)。仕事と家事の都合上、月に1回ジムバトルに出られたらいい方で、相変わらず夜のリモート対戦が中心でしたが、ポケカは徐々に、気軽に仕事から離れられる趣味となっていきました。
大型大会にも参加したいと思うようになり、運良く初応募した横浜CL2022に当選し、当時1番のお気に入りであったヒスイゾロアークを使用し6-3でDay1を完走、ヒスイバクフーンを手に入れることができ、大会後友人の家に駆け込みお祝いしたのを鮮明に覚えています。
その後、新環境に入りヒスイゾロアークとともにシティリーグに挑戦するようになりますが、世はパラダイムトリガー環境、ルギアが圧倒的シェア率を誇り、宿命の敵レジギガス(レジロック)が壁となり立ちはだかりました。初シーズンの結果はS1〜S2で運良くベスト4とベスト16でしたが(どちらもルギアに阻まれる)、結局ヒスイゾロアークに日の目を見せてあげることは出来ず、唯一の心残りとなりました。
その後はロストバレットに手を染めますが、愛知CL2023では予選でクレッフィに完璧に阻まれ、サイドイベントでもボコボコにされ(またもやクレッフィ…)、最速0-6で会場を後にするという恐怖を味わいました(新弾の影響力やメタの大切さが身に染みました)。ロストは私がポケカの時間を最も長く割いてきた構築で、特にミュウを倒す一心で、ロストカイオーガ(&カイリュー)を擦りまくっていました。綱島は強いミュウ使いが何人もいるので、リスペクトが強く常にメタ対象でした(いい時代だった…)。しかし、練習では強さの片鱗を見せるも大会になるとダメダメでS3以降は目立った成績を残すことは出来ず、その後も環境を追い様々なデッキに手を出しますがどれも泣かず飛ばず…何度か出させて頂いたチーム戦では概ねキャリーして頂く始末です(笑)。ごめんなさい。
※トーナメントに上がるかどうか肝心なところでは勝ったりします。

少し紹介させて欲しいのですが、私がお世話になっている綱島(駅)は駅徒歩5分圏内にカードショップが2件あり(少し足を伸ばせばもう1件)、毎日ジムバトルや非公認大会に参加することができます。休日平日いつもプレイヤーが集っており世代や趣向も様々。環境デッキを使用する人もいれば、一癖も二癖もある構築を使う人もおり、幅広く様々な考え方に触れることが出来ます。和気藹々としながらもゲームは真剣勝負、一筋縄では勝たせてくれません(笑)。平日は仕事(帰宅すればパパ)、休日は家族と、なかなか時間を割くことが難しい中で、いつも近くに練習できるコミュニティがあるのはとてもありがたいです。図らずもポケカ力は、この環境のおかげで磨かれたのだと思います。改めていつもお世話になっている方々に感謝です!これからもよろしくお願いします。

【当日のマッチアップとデッキ】

マッチアップや使用したデッキは画像の通りで、2日間ともに「古代バレット」を使用しました。Day1はサーナイトとドラパルトに少し偏りましたが、概ね環境デッキに満遍なく当たりました。毎戦毎戦必死だったので、1戦毎の細かな流れやサイド数は記憶にありません(ごめんなさい)。明確な事故はDay2の赤ロスト戦のみで、1戦目コバルオンスタート→即種切れ、2戦目も1戦目と同じお祈りパターン(大地の器でエネルギーを4枚抜いてポケストップ)でボールにギリギリ触れてゲーム続行という具合でした。20戦やって事故2回と思えば、デッキがよく応えてくれたと思います(感謝!)。2日間を通して、1戦を除き毎試合お互いにしっかり回る勝負だったので、いつにも増して消耗し毎試合肩がガチガチでした。最後まで付き添ってサポートしてくれた「いもフライくん」、Day2心細いところ声がけ&お祝いまでしてくれた「がまさん」にSpecial Thanksです!

【古代バレットを持込んだ経緯】

PJCSに挑むに当たり環境予想はしましたが、直近の大会や自主大会の結果を見ても分布がバラついており、シェア率はあまり偏らないだろうくらいに考えていました。ただ、PJCSはシティリーグ等で優勝してきた練度が非常に高いプレイヤーであることを考えると、特にリザードンやドラパルト、サーナイトが好まれ、上位を占めるのではと思っていました。
私自身も環境上位のデッキを一通り触ってはいましたが、周囲に強い使い手が何人もおり、ミラーを踏んだ時に勝ち切れるか、という点で自信を持つことは出来ず、上位予想したデッキは候補にすらなりませんでした(悲)。長い間好んで使用してきた青ロストも選択肢として頭を過りましたが、直近での練習機会も少なく、比較的早い段階で候補から外れました。残りの候補として考えていたのは、ルギア、タケルライコオーガポン、ディアルガ、古代バレットでした。ルギアは好きなポケモンで、強いことを重々認識しながらも使用することを避けてきたアーキタイプであり(打ち倒すべき相手!)、タケルライコオーガポンは後攻時にも強みがあり、再現性も高く脳リソース的に優しいので長期戦向きと考えていましたが、周囲から反対を受け(リザードンやサーナイトに勝てない)、敢えなく候補から外れていきました。残るはディアルガと古代バレットで、どちらも思い入れがあり練習していたのですが、ディアルガは「BO3に強いし仮に(夢の)Day2に出られたら使用しよう」位にしか考えておらず、対面での練習はほとんどしていませんでした。PTCGL上での成績は悪くありませんでしたが、実践的な練習が積めていなかったため、半ば消去法的に古代バレットに落ち着きました。最初から最後まで古代バレットが候補に残ったのは、お互い古代バレットを長らく使用し、構築について議論してきた近所のパパポケカプレイヤー(おまさん)の影響が大きく、考えや感じたことを共有できる人がいなければ、そもそも最後まで候補として残らなかったかもしれません。
環境における立ち位置を見返すと、多くの対面で不利をとることが少なく、リザードンやドラパルトはキツい寄りですが、マッチアップする回数は少ないと想定され(10戦中1回程度)、必要であれば対策することもできるため、シェア率が拮抗している環境下での立ち位置は悪くなかったと思います。

【各対面の有利不利】

各対面毎の有利不利を以下にまとめます。試行回数が決して多いと言えないので、あくまで一個人の評価と考えて頂ければと思います。イメージとしては、HPが200台のサイド2メインのデッキにとても有利で、高HPを押しつけながら序盤からHP140をワンパンしてくるデッキに対して不利を取るイメージです。リザードンやドラパルト、サーナイトはアンフェアスタンプが採用されているか否かで大分評価が変わりますが、特に採用事例が多いサーナイトのみ分けてまとめています。
*ゲーム序盤のアンフェアスタンプほど嫌なものはありません(涙)

タケルライコオーガポン:有利
ロストギラティナ:有利
ミライドン:有利
アルセウス系統:有利
ディアルガ:微有利〜有利
ロストバレット系:微有利〜有利
ロストドラパルト:微有利〜有利
サーナイト(ハイパーアロマ型):微有利〜有利
ゲッコウガ:微有利(検証数が少なく精度低)
ネイティオドラパルト:微有利
ルギア:5分~微有利
リザードン:微不利
ピジョドラパルト(ネオアッパー型):微不利
サーナイト(アンフェアスタンプ型):微不利〜不利
リザードンドラパルト:微不利〜不利

*「変幻の仮面環境」です

【古代バレットとは】

端的に言うと、古代のカードをトラッシュに肥やしながらトドロクツキの「あだうちやばね」の火力を上げ、トドロクツキを沢山育て、サイド1と高火力とを押し付け続けるデッキです。器用さや対応力が高いデッキではないので、相手と対話するデッキというよりも、自分と戦うデッキだと思います。
非エクでありながら300点以上の打点を出すことができる突出した性能を持つトドロクツキですが、トラッシュが少ない序盤は火力が低く、構築上ベンチ狙撃や盤面を2面取り出来るような器用な攻撃手段を持たないため、正面突破の地味で不器用なデッキです。また、かがやくゲッコウガ以外のシステムポケモンを持たないため安定性が乏しいと言わざるを得ず、「あだうちやばね」の火力を上げるために一定数の枠を『古代』に割く必要があり、自由枠が狭い側面もあります。メインアタッカーであるトドロクツキ(とコライドン)は、非エクの種としてはHP140という優秀な体力を持ち合わせますが、現環境においては基本的にワンパンされるのが常であるため、アタッカーを切らさない盤面づくりがとても重要です。安定感が特に乏しい序盤を乗り越え、盤面と山札をつくり中終盤にもなると、このデッキの強みである非エクのトドロクツキで高打点を何度も押しけることができ、捲り性能の高さを発揮することが可能です。

【デッキリストの紹介】

以下では、実際にPJCSで使用したデッキリストを紹介します。

Day1で使用した構築
Day2で使用した構築(コライドン1枚OUT→イダイナキバIN)

恐らく、特徴的なのはコバルオンとマシマシラの採用、サポート「ボタン」の採用、エネルギーの配分「悪×7枚、闘×1枚」だと思います。これら採用したカードについては【採用カードの紹介】で説明します。

ここまで読んで頂きありがとうございます。WCS参加にあたり、是非応援して頂ければ幸いです!よろしくお願いいたします!


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