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コーヒーを“ブレンド”する魅力

こんにちは、ROUTEMAP COFFEE ROASTERSです。

今回は“ブレンドコーヒー”をテーマに、久々にゆるくエッセイを書いてみようと思います。

しばらく生産国情勢についてなど、ハードな面をお伝えし過ぎてしまっているので、いったん原点に立ち戻り、改めてコーヒーそのものの魅力や楽しみ方をメインに書いていこうと思います。心なしか筆が進む…

1)馴染みやすさがある“ブレンド”という響き

近所にあるコーヒー屋さんにふらっと立ち寄ると、大体の自家焙煎のお店ではオリジナルの“ブレンドコーヒー”が置かれていると思います。

そのお店定番のおすすめコーヒーとしてだったり、季節ごとに仕入れた豆を配合した限定のブレンド、または行事やイベントになぞらえて、味わいをイメージしたブレンドなど…

今の季節だと「さくらブレンド」などというような、春を連想させるブレンドコーヒーをよく見かけますね🌸

コーヒーをブレンドする魅力として、みなさまへお伝えしたいことはたくさんあります。例えば、、、

・ロースターごとのオリジナル性、唯一無二の風味
・季節や時期に沿った味わいが楽しめる
・コンセプトや背景(ストーリー)が味わい・ブレンド名に表れる
・マイブレンドが手軽に作れる=味わいの楽しみ方が自由!

…あとは何より、スペシャルティの文化が台頭してきた今でこそ、コーヒーを楽しんでもらう上で最も大切にするべき「馴染みやすさ」という要素が、そこには含まれているのではないかと思います。

スペシャルティコーヒーが浸透して以降、当店をはじめ「シングルオリジン」という産地特性に焦点を充てたコーヒーを扱うお店が非常に多くなってきました。

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“モカ シダモ”や“キリマンジャロ”などという名前では無くなり、農園名や生産者を示した名前から、地域名、コーヒーミル(精製所)、さらには協同組合の名前などが、現在特にスペシャルティコーヒーを扱うコーヒーショップでは一般的になります。

端から見たらもう何がなんやら…と思うような名前のコーヒーばかり並んでいると、ちょっとハードルが高いように感じてしまいますよね笑

コーヒーショップによっては、コーヒーの種類を数十種類も揃えているところがありますが、ずらっと並んだ文字の中に“ブレンド”を見つけると、ちょっと安心するような気もします☺️

2)ブレンドに隠れた物語

ブレンドコーヒーに付けられた名前にも注目してみると、季節や行事に合わせた「クリスマスブレンド」や「さくらブレンド」、また味わいを連想させる「マイルドブレンド」、「ダークブレンド」(とても苦そう…)などなど、まるでその店の個性を表しているような名前がブレンドコーヒーにはよく付けられていますね。

あとは、オーナーの趣味嗜好、ポリシーなどを反映した名前も付けられたブレンドも、最近のコーヒーショップのトレンドとしてよく見かけるかなと思います。

例えば、音楽好きな人は「ジャズブレンド」など、普段コーヒーを飲みながら聴きたい曲やジャンルを名前にしたり、または思い入れのある土地の名前や、好きなアーティスト名、画家、作家、映画、本のタイトル…などなど。

このようなネーミングのブレンドには、その店それぞれの理念・コンセプトが込められているので、そこに隠れた「物語」を知るきっかけにもなります。

まるで棚に並んだ小説を手に取るかのように…なんていう雰囲気でコーヒーを選んでみると、またいつも違った感覚でコーヒーの味わいも楽しめるかと思います。

3)ROUTEMAPの定番ブレンド[The Walkmen]

良い頃合いで…当店自慢のブレンドコーヒーも紹介させてください。笑

ROUTEMAPでは、看板ブレンドコーヒーとして、[The Walkmen]という商品を通年ご用意しております。

ROUTEMAPでは主に浅煎りのシングルオリジンばかりを揃えていますが、「スペシャルティコーヒーをより日常的に楽しんでもらう」ため、こちらの[The Walkmen]の焙煎度はちょっぴり深めの中浅煎りに焙煎しております。

エスプレッソやモカポットなどの飲み方に合わせた焙煎度ですが、もちろんフィルターコーヒーでも美味しく飲めるようになっています。

ほのかに香るビター感、ダークチョコレートや香ばしいアーモンドの香りが自慢のコーヒー。ブラックでも、ミルクやお砂糖を加えてもいろんな味わいが楽しめます。

「誰でも気軽に、コーヒーの味わいを楽しめる」

そのバランスの良い味わいから、“お散歩ついでに立ち寄った時飲むのにちょうどいい”というイメージが思い浮かび、[The Walkmen]と名前を付けました。

ROUTEMAPのコンセプトにも合わせ、長い道のりの休憩がてら、ほっと一息つく1杯に。

あるいは片手に持ちながら、気分転換のお散歩のお供に。

いつでも同じ味が楽しめるよう安定感のある焙煎を心がけながらみなさまへお届けしています。

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実はこの[The Walkmen]にはもうひとつ、あまり人には話していないコンセプトがあります。

焙煎のキャリアの原点であるカナダのロースタリー「BOWSXARROWS」(現BOWS COFFEE)。

そこでぼくは、コーヒーの知識や技術だけでなく、かけがえのない人とのつながりや、コーヒー産業の仕組み、生産者へのサポートなど、今のROUTEMAPの原点ともいえる経験を多く得てきました。

そのロースタリーでは、営業中のBGMはすべてレコードをかけて流していました。

レコードは全てオーナーのチョイスで、その時は余りよくわかっていないながらも、適当に流したい曲を流していました(ものの見事に影響を受け、今ではそこで流れていた曲やジャンルはROUTEMAPでも流しています)

ふとある時、ターンテーブルにセットして針を置いた、とあるレコード。

「心地よいな…」と思いながら聴いていたら、カウンターで一緒にコーヒーを淹れていたバリスタが「これ!この店のテーマじゃない!」と言い、曲目を見てみるとそこには『Bows + Arrows』というタイトルがありました。

それを歌っていたアーティストが、『The Walkmen』というバンドでした。

ROUTEMAPのブレンドを作る時、この曲を聴いたときのようにどこか心地よい気分になれるように…と、『The Walkmen』という名前を付けたのが、もうひとつの由来です。

リクエストがあればcubeでも流しますが、気になる方は聴いてみてください♪

4)コーヒー豆が少し余ったら…「マイブレンド」を作っちゃおう!

おうちでコーヒーを淹れて飲む人あるあるなのが、「微妙に余ってしまったコーヒー豆」の行方。

あと数g分、いつもより多めにお湯を注げば良いかなって思うけど、最後の最後に味がいつもと違ってしまったら嫌だし、そんな量多く飲む気にもなれない…それで結局ほんの数粒だけ残して、そのまま放置。

という繰り返しで、ちょっぴり余った豆がいくつも残ってしまう…

そんな方にぜひ試していただきたいのが、はぐれ豆たちを1杯分の量を集めて混ぜた「マイブレンド」です!

特に僕はいろんな味のコーヒーをみるためにコーヒー豆を月に何キロも買い集めては淹れて飲んでを繰り返していたので、必然的に豆はちょっぴり余り、その都度適当にブレンドして味の変化を楽しんでいました。

例えば、同じ国のコーヒーでもロースターによって味にギャップがあったり、精製方法違い同士を合わせてみたり。たまに味覚のトレーニングがてら、いくつかコーヒーを淹れたうちの1杯だけ違う豆を混ぜて淹れ、その1杯をクイズみたいに当てたり…

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こんなふうに書くとなんだか従事者向けみたいなやり方ですが、自作のマイブレンドの醍醐味はどんな味になるのか予想がつかない分とてもわくわくするのと、よほどのコーヒーを混ぜない限りは、風味や味わいに奥行きと複雑さが増すことで、どんな配合でも必ず美味しくなるということです。

混ぜてしまうと、そのコーヒーの良さがなくなってしまう…
高かったから混ぜるのはちょっと…
なんか生産した人やロースターさんに怒られそう…

と心配をしている方こそ、何も考えずザッと混ぜて淹れてみましょう。
高い豆ほど大胆に複数種のコーヒーと混ぜてみましょう(背徳感)

ロースターやバリスタは、常にコーヒーの素材と向き合い、その良さを最大限に引き出した状態でお客さまにコーヒーをお届けしています。

彼ら彼女らは常に、その良さをどう引き出すかについて考える探究心に溢れています。

そこで購入した豆を、どういう淹れ方をしたか、こんな豆と混ぜて淹れてみた、なんていうお話をしてみると、良いロースター、良いバリスタほど、きっとその話に食いついてくると思います。少なくとも僕は興味津々です。

まさにコーヒーの可能性は無限大…!!

日常でコーヒーを飲んで楽しんでいる方にとっては、これもひとつの楽しみになるのではないかと。

・・・

そのお店にとってブレンドは、試行錯誤の末に生み出した自慢の1杯として、メニューに載せているところも多いはず。

何にするか迷った時、「とりあえずブレンドかな〜」という感覚で頼んでみると、素晴らしい1杯に出会えるかもしれませんね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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