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【読書メモ】安達裕哉『仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか』

タイトルのとおり、
仕事で必要なコミュニケーション能力を会得する方法(考え方、姿勢など)を解説した本。
非常に分かりやすく具体的だったが、読めば読むほど「コミュニケーションって大変なんだなあ」と改めて感じてしまった。
本書でかなり詳しくポイントを説明してくれているが、最終的に実践するのは読者自身。読んだだけでできるようになることは決してない。
以下、自分的にポイントと感じたところをメモ。

仕事でコミュニケーション能力が求められる理由

仕事を完成させるためには組織内外の色んな人の専門的な知識が必要。
各々の専門知識を結集して成果を出すためには、コミュニケーション能力が必要になる。
自分がアウトプットしたことを、他人に活用してもらって始めてその組織のために貢献したことになる。だから、相手の求めていることも考えないといけないし、かつ自分の知識を売り込む能力、アピールする能力(=コミュニケーション能力)が欠かせない。

コミュニケーション能力とは何か

筆者も言うように、実体が見えにくく一口で言うのが難しい。
自分は本書を読んで、
「相手のことを知ろうとする姿勢と自分自身を俯瞰する能力」
だと思った。
相手を知ろうとすることで、相手に対する敬意が生まれる。敬意がないと真のコミュニケーションは取れない。
自分自身の能力や価値観、自分の態度(この発言や言い方で相手がどんな印象を持つか)などを意識することで、相手への伝え方を工夫できるし、逆に相手の発言の意図も汲み取ることができるようになる。

日頃からできること

コミュニケーション能力を高めるために日頃から気をつけておくべき点について、色んな観点から具体的な説明があったが、その中でも大事だなと思ったのは、人に仕事を頼むときの話。

誰かに仕事をお願いする時に、きちんと「どの程度のものが必要か」を確認しておかないと、どんな水準のものがあがってきても文句は言えない。
「言わなくても分かるでしょう」ではダメ。頼み方に問題あり。
最初の段階で、どのレベルの品質の仕事をして欲しいかを、相手に説明しておくこと。

自分は人に仕事を頼むのがヘタで、「自分でした方が早い」と判断してしまうので、人に頼めるようになること、そしてその時に自分の責任を放棄しないこと、を意識してみたい。



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