【遊戯王】パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン採用型スケアクローデッキ【解説】
◎はじめに
全国のスケアクロー愛好家の皆様、お待たせいたしました。
今回は新規カード《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》が登場したので、それを採用したスケアクローデッキについて紹介していきたいと思います。
※2022年7月のリミットレギュレーションにて、採用していたハリファイバーが禁止となったため、ハリファイバー無しを踏まえた記事に修正しました。主に取り消し線箇所がハリファイバー関連の名残ですが、あまり気にしないようにお願いします。
《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》をスケアクローデッキに混ぜることによって、2ハンデスと2妨害を目指す、そのようなデッキを考えてみましたので、ぜひお付き合いください。
◎スケアクローの問題
前回のスケアクローのデッキ構築記事でも取り上げましたが、
【遊戯王】スケアクローデッキ構築の記事【解説】|ガナ男|note
スケアクローの問題点をここで改めて説明したいと思います。
スケアクローの主要モンスターである《スケアクロー・トライヒハート》は、自分の墓地のレベル3の「スケアクロー」モンスターを特殊召喚し、デッキから「スケアクロー」モンスター1体を手札に加えるといった強力な効果を持っています。
この時にデッキから《スケアクロー・ライヒハート》をサーチして特殊召喚することで、基本的には以下のような盤面を形成することができます。
《スケアクロー・トライヒハート》は「スケアクロー」モンスター1体からリンク召喚までいけるため、この盤面は比較的形成しやすくなりました。
しかし、《スケアクロー・トライヒハート》の効果を発動したターンは「スケアクロー」モンスターしか特殊召喚できないという制約が発生します。
そのため、上図のような最低限の盤面までは作れても、それ以上の展開を行うことができないというのが、私が思うスケアクローの問題点になります。
なので、フィールドに残った「スケアクロー」モンスターをどのようにして上手く活用するか、それがスケアクローというテーマにおいて重要なポイントとなります。
◎ホップ・イヤー飛行隊
前回の記事でも説明しましたが、スケアクローの問題を解決してくれるカードが、《ホップ・イヤー飛行隊》となります。
《ホップ・イヤー飛行隊》は、相手メインフェイズに自分フィールドのモンスター1体と自身を素材として、シンクロ召喚するといった効果を持っています。
相手ターンであれば、「スケアクロー」モンスターしか特殊召喚できない制約を回避できるため、さらなる展開を狙うことができます。
《ホップ・イヤー飛行隊》の効果でフィールドに残った「スケアクロー」モンスターをシンクロ素材として扱い、レベル9シンクロの《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》まで展開することができるため、それがスケアクローの問題を解決することに繋がるのではないかと考えました。
◎理想盤面
「スケアクロー」モンスターと《ホップ・イヤー飛行隊》から《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》を展開した理想盤面について、ざっくりと解説していきたいと思います。
■使用カード
・「スケアクロー」モンスター2体(レスキューキャットでも可)
・ホップ・イヤー飛行隊(聖騎士の盾持ちでも可)
■最終的な盤面
■盤面の解説
最終盤面を確認していただいた上で、この理想盤面がどのようにして形成されるのか、細かく解説していきたいと思います。
◎展開方法
■使用カード
・「スケアクロー」モンスター2体(レスキューキャットでも可)
・ホップ・イヤー飛行隊(聖騎士の盾持ちでも可)
展開のポイントは、②での手札を1枚墓地に送り、《ジェット・シンクロン》を墓地から特殊召喚する部分で、この時に《静寂のロッド-ケースト》または《盗人の煙玉》が手札にある場合、それらのカードを墓地に捨てることができます。《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》の効果はデッキまたは墓地から装備魔法を装備する効果であるため、上記展開を行う上で、もし装備魔法が手札にある場合は、装備することができません。その問題を解決するために、手札の装備魔法は《ジェット・シンクロン》のコストにすることをオススメします。ハリファイバーが禁止になったため、上記取り消し線の内容は重要ではなくなりました。
(手札に装備魔法が2枚揃ってしまっている場合は自分のターンに使ってハンデスを狙いましょう)
装備魔法が手札に来てしまった時の対応としては、例として『◎展開パターンおまけ』で紹介しているような展開をオススメします。
無理にレベル9シンクロを狙わなくても、他のシンクロ展開もある、そんな内容になります。
◎デッキレシピ
《スケアクロー・ライトハート》の登場により、《スケアクロー・トライヒハート》は《レスキューキャット》がなくても「スケアクロー」モンスター1体から展開できるようになったため、《レスキューキャット》は採用せず、下級「スケアクロー」モンスターをフル投入してます。《レスキューキャット》はうららなどで止められると後続の展開が難しくなるので現状はあまりオススメはできないです。ハリファイバーが禁止になったので「スケアクロー」モンスター1体から《スケアクロー・トライヒハート》に展開はできません!
《レスキューキャット》に頼りましょう!!レスキューキャット最強!!
《ホップ・イヤー飛行隊》をサーチできる《聖騎士の盾持ち》もフル投入しています。
《増援》は《聖騎士の盾持ち》と《スケアクロー・ライヒハート》の好きな方をサーチできるため、非常に使い勝手が良いです。
◎展開パターンおまけ
相手ターンに《ホップ・イヤー飛行隊》からシンクロ召喚を狙うパターンとしては主に以下の3パターンあります。
・《獣神ヴァルカン》
①レベル2《ホップ・イヤー飛行隊》
②レベル4「スケアクロー」
⇒《獣神ヴァルカン》
《獣神ヴァルカン》はシンクロ召喚に成功した場合、自分及び相手フィールドの表側表示のカードを1枚ずつ手札に戻します。相手フィールドの除去だけでなく、自分フィールドの《肆世壊=ライフォビア》や下級「スケアクロー」モンスターを手札に戻せるため、アドバンテージを得られやすいです。
・《砂漠の飛蝗賊》経由でレベル9シンクロ
①レベル2《ホップ・イヤー飛行隊》
②レベル3「スケアクロー」
③レベル4「スケアクロー」
⇒レベル9シンクロモンスター
《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》や《焔聖騎士帝-シャルル》を展開します。シャルルの枠は比較的自由です。
・《アクセル・シンクロン》経由でレベル8シンクロ
①レベル2《ホップ・イヤー飛行隊》
②レベル3「スケアクロー」
③レベル3「スケアクロー」
⇒レベル8シンクロモンスター
《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》を展開し、効果で《スターダスト・ドラゴン》と《ホップ・イヤー飛行隊》を特殊召喚して2体で《フルール・ド・バロネス》を相手ターンに展開することができます。
それでは以上となります。何か参考にしていただけたらと思います。ありがとうございました。
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