Magic KeyboardでiPadの価値が激変した
以前iPad Air4を購入した際には「iPad一本化計画」と題し、Macからの脱却を図ろうとしました。しかしこの計画は頓挫し、メイン端末としてMacBook Air、iPadは手書き専用のサブデバイスとして使っていました。
メインMac、サブiPadの構成に落ち着いてから1年ほどが経過したところで、新たな悩みがでてきました。それは、どちらでもできる作業の場合、MacとiPadどちらを使おうか迷ってしまうことです。
Mac、iPadの使い分けができない
仕事、家事、育児に追われる父として、自分のためにとれる時間が前にも増して少なり、10分だけみたいなシチュエーションが多くなりました。
iPadでしかできないことならばもちろん迷うことはないのですが、問題はMac、iPadどちらでも作業可能な場合。作業効率を重視してMacを購入したのでMacを使用すればよいのですが、短時間の作業のためにMac起動で1分だけ…と考えると億劫になっています。
また外出先で作業するとしたら通勤時間ですが、今は社給PCを持ち歩いていることもありMacBookを持ち出すことは現実的ではありません。
気づけばMacBookを使うシーンが極端に少なくなっていました。
とはいえiPadも活用できていない。手書きを紙にすればiPadを手放せるのではと思いアナログ派になってみたり、iPad + smart keyboard folioでMacと同じようなことをしてみたりするも、どれも実らず。
自分の中でガジェットの選択肢が定まらなくなっていました。
考え始めるともうグルグルしてしまうので、改めてガジェットに求めることを考えてみました。
やりたいことを整理
自分が今ガジェットを使ってやりたいことは下記です。
データのバックアップ →Timemachine or iCloud
読書 → kindle
SNS → Twitter
日記 → GoodNotes5
写真整理・現像 → Lightroom CC
アイデア出し → GoodNotes5
動画視聴 YouTube, Prime Video
思考の整理 → GoodNotes5
noteの執筆 → note
改めてみると自分のやりたいことはMacである必要ないきがしてきます。iPadで全てのことが完結、いや最悪はiPhoneでもできてしまうでしょう。
じゃあiPadに注力すべきだが、あの時はなにが足りなかったのか・・・モヤモヤと考えていると、もしやハードウェアでは、と思いつきました。
iPadを操作するハードウェア。
現段階でsmart keyboard folioを所有しているので、それ以上のデバイスというとMagic Keyboardのことが浮かびました。
iPadにMacの操作感がプラスされれば、今の自分ならiPadに集約できるのだろうか・・・
Magic Keyboard購入
いつもならほしいものリストに掲載し、熟考した上で購入に踏み切るようにしています。
ですが今回の場合、Magic Trackpadとsmart keyboard folioの組み合わせで疑似体験することを考えましたが、一体型と同じ感覚は持てないでしょう。
そもそも、それだけのためにMagic Trackpadを導入するのもコストが高すぎますし。
やはり試してみるしか方法はなさそう。
そしてこれは毎回のストレスになっていたこともあり、なるだけすぐに対処したい。
もしも相性が悪くなってもMagic Keyboardなら高額で売り切ることができる、というのも決め手になりました。
iPadとMacのボーダーラインが縮まった
結論からお伝えすると、僕にとってMagic Keyboardの選択は正解だったようです。
まずトラックパッドの恩恵は絶大でした。
キーボード上から手首を動かす必要なくポインティングデバイスを操作できるのは本当に快適。smart keyboard folioだとタッチ操作時にキーボードから手を離さなければいけないので、このハードウェアインターフェースが自分には合っていなかったのだと今更気づきました。
そしてキーボードの打ちやすさ。smart keyboard folioはキーがナイロン素材で覆われているので汚れにめっぽう強い一方、キー入力の感覚が独特。真上からタイピングしないとうまく反応せず誤タッチが多くなるのも気になっていました。
その点、MacBookと同じシザー式キーボードを採用しているMagic Keyboardのタイピングは非常に打ちやすい。ミスタイプが減るのでリズムが生まれ、文章作業に集中しやすくなります。
意外だったのは、電車内でのMagic Keyboardが使いやすいということ。
smart keyboard folioにはパームレストがなかったのでアンバランスになりがちでしたが、Magic Keyboardの場合、パームレストに手を置けるのでそれがない。
トラックパッドのおかげで手を動かす必要もないので、なおのこと安定感が増したと感じます。
おわりに
ネットのレビューを見ると賛否がはっきり分かれているデバイスだったので正直失敗するかもと思っていましたが、予想以上に自分の用途にマッチして驚きました。
なによりMacを使おうかiPadを使おうかの迷いがなくなったのが大きい。
そこで次の段階として、Macを意図的に使わずに生活してみようと思います。
やりたいことは全てiPadでできることは確認済みなので、おそらく問題ないかと思うのですが、一定期間続けて支障がなければMacを手放そうかと思っています。