【昼顔の花に乾くや通り雨 子規】夏らしい雰囲気が伝わるような句。ほんの一時の雨が強い陽射しを受ける花に生命を与えるのか、一時の雨も止んでしまえば花弁に乾いてしまうのか、一瞬の水滴の行方を凝視する描写が見えて好きだ。花草についての句や歌は多いが、これは余り寂しさを感じさせない。
昼顔

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