当時高校生だった自分がバイト先の企業と闘った話
はじめまして。労働基準法の正しい使い方という名前で登録してみましたが、長いし名前とは言い難いので、労基マンと名乗らせてください。
タイトルの話に移る前に、簡単に自己紹介をさせていただきます。
私は現在とある株式会社の代表取締役社長を務めているのですが、過去の自分の経験から、この国ではいかに労働者が強く、企業が弱い立場にあるかを理解しています。
その為、自社の経営では社員の環境に注意を払う一方、世の中にあふれるブラック企業や、そこで誠実に働き続ける労働者に対して「少し動けばすぐ改善できるのに、なぜ動かないのだろう」という疑問がありました。
最近になって分かったのは、情報化社会といえど、労働基準法の正しい使い方を知っている方や、労働基準監督署に駆け込むはいいが、そのあとはどうすればいいのかといった情報がネットにはあまりないということでした。
弁護士などのホームページはあったり、労働基準監督署駆け込んだ人のブログはあったりするのですが、前者は実体験的な話ではなく、依頼が前提の為あまり参考にならず、後者は法的知識に欠けている為、こちらもいまいち参考にならなかったり、途中で挫折したのか更新が止まっているものばかりでした。
私は高校時代に1度、大学時代に1度、会社員時代に1度の計3度企業と闘い、残業代請求を成功させた実例があるので、このブログではその情報を詳細に書き記し、退職を考えている皆さまや、既に退職したが3年は経過していない(請求時効は3年)方で残業代請求をしたいが方法が分からないという方向けに情報を発信していきたいと考えています。
当時高校生だった自分がバイト先の企業と闘った話
それでは本題に入っていきます。
私が高校2年生の春、人生で初めてバイトをしたのは、関東のとある有名スーパーでした。
そのスーパーでは15分前には出勤し制服に着替えを済ませ、5分前には売り場に出るというルールがありました。また、勤務時間は15分単位で、アルバイトに有給休暇はないということになっていました。
当時高校生で社会の常識(まぁこれも社会の常識なんですが)を知らなかった私はそのルールに疑問はあったものの受け入れていました。
ただ、私は元々興味があることはとことん調べたい性格だったので、疑問に思った事を調べて、真相にたどり着くまでにそう時間はかかりませんでした。
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