(第一回)オンラインレッスンを受けての所感

本日人生で初めてオンラインレッスンを受講しました。事前の準備についてはこちらをご覧ください。お役に立つかはわかりませんが、色々なハウツーを載せています。お困りでしたら質問も受け付けておりますので、コメントまでお願いします。


始めるまで

それでは本題です。先生とは今朝10時にレッスン開始というお話をしていました。それ自体は問題なかったのですが、良く考えたらどのアプリなのか、どうはじめるのかを事前に全く話していないことに気が付きました。完全にガバガバ。

まずどのプラットフォームなのか、どこにアクセスすればいいのかなどを聞こうとしていたら、ちょうど先生からメッセンジャーで連絡が来ました。これからリンクを送るから、そこにアクセスしてくれ、という内容でした。アプリはzoomでした。よかった(STAP細胞かな?)。

勇んでリンクに飛ぶと、ホストが他のミィーティング(zoomの日本語表記はガバガバ)を開いていますとか、他の参加者がまだいますとかエラーが連発。しかもホスト側の先生もzoomにまだ慣れていないのでちょっと時間がかかりました。それまでは私がリンクを踏んだり、直接ミーティングのIDを入力していたのですがうまくいかず。その後先生側が何をやったかはわかりませんが、ちゃんとした通知が来てようやくミーティングに入れました。謎です。

レッスン中

先生は大学のレッスン室にいました。勝手に先生もご自宅にいらっしゃると思っていたのでちょっと驚きましたが、自分の機材を全部持ち込めたり外出自粛中にも部屋が使えるってすごい(小並感)。

とりあえず近況の報告です。メッセンジャーでは1年近くやりとりしていますが、顔と顔を合わせてお話ししたのは10ヶ月ぶりです。顔はFacebookに投稿されている写真などでちょこちょこ見ていましたが、声を聞くとそういえばこんな声だったっけという感じ。穏やかで優しそうなのは相変わらずでした。

私は3月末で前の仕事を退職したことなどを話し、先生も最近のスケジュールがどうなっているかなどを話してくれました。言ってしまえばほとんどキャンセルだそうです。

もう一つ、これは事前に言われていたことですが、先生がここ最近オンラインレッスンをする上で感じているのは、対面でのレッスンが100だとするとインターネット上だとせいぜい50くらいの効果しかないということでした。生徒側からすると決してそうは思わないのですが、教える側、しかも大学で何十年も教鞭を執る教育のプロはそう感じるらしいです。

まずは普通にレッスン。何を見せてくれる?と聞かれてちょっと面食らったのですが(もともとは今日はお試しでやってみよう的なノリだったので)、最近練習していたエチュードを見てもらいました。オンラインでも先生の音が聴けるだけで満足的な部分もあるし、この時期ならではの時間のかかる練習法などを教えていただけて実りのある時間になりました。この辺りの楽器の専門的な話は割愛しますが、正直そこまでオンラインだからうまくいかないとか、できないことがあるといったことはありませんでした。と言っても、生で音を聞くことができないという時点でレッスンの意義の半分を失っていると言ってもいいくらいなのですが。

その後、質問はないかと聞かれ、ここ最近気になったことや迷っていることを聞いてみました。どうしてもオンラインだと音を出さないで出来るレッスンにも時間を割いた方がいいような(そうせざるを得ないような)気がします。もちろん質問と回答というのもその一つですが、例えば(他の楽器のことはよくわかりませんが)楽器のお手入れ全般だったり、リード楽器ならリードの削り方についてだったり、普段なら音を出すレッスンが忙しくて出来ないようなことについてじっくり取り組めるいい機会だ、と先生もおっしゃっていました。確かに一理あります。腰を据えて長期的な目標を設定し、挑戦できるタイミングなのは確かです。

音に関しては、相対的な評価はできるが、絶対評価は到底無理だという感想です。つまり、レッスンの中で何かを変えた結果音が良くなったり、逆に悪くなった時はマイクを通しても違いがわかります。逆に1音マイクの前で鳴らしてもその音がいい音かどうかは正直わかりません。オンラインに移行する前にどれだけ音を聞いていてもそれは厳しいと思います。音を絶対的に評価できないということがオンラインレッスンの限界を示しているとも言えそうです。これはしょうがないことかもしれません。どのような形式でも、いまこの瞬間にレッスンが受けられるだけで感謝すべき状況ということなのでしょう。

色々と質問をぶつけ、それはいい質問だと褒めてもらいながら先生の意見を聞いているとあっという間に1時間が過ぎていました。じゃあ今日はここまで、次のレッスンはまた連絡するね、ということで終了です。それでは、雑多ですが振り返って思うところを羅列します。

①インターネット環境がめちゃくちゃ大事。音声は聞こえるが動画が止まる遅延と全部止まる遅延がたまにおこっていて、先生は大学のWi-Fiが遅いからだ、すまんとおっしゃっていたが私の方にも問題があるかもしれない。ストレスだというのもあるが、やっぱり止まるとなんとなく気まずい空気になる。

②プラットフォームにはzoomの他にSkypeやFaceTimeも考えられるが、私はzoomが最適だと思う。なぜならzoomはレコーディングに対応しているからだ。前回のオンラインレッスンについての記事で私はDAWで通話を録音できないか試すと言ったのだが、結構難しい。どうしようかと思っていたらzoomがそのサービスを提供してくれていたので解決した。しかも映像もmp4で保存できるらしい。今回はホストの先生が許可をしていなかったので保存できなかったのだが、事前に伝えてレコーディングができるようにしてみたい。後で見返せれば効果はさらに高まるし、新たなオンラインレッスンの長所にもなりうると思う。自分と相手の映像がどのように保存されるかはまだやっていないのでわからない。

③なるべくヘッドフォンやイヤフォンはコードが長い方がいい。もしくは可能ならBluetoothがいい。しかしBluetoothのイヤフォンは遅延してしまうのが気になるところ。自分の音をモニターしなければ自分の演奏中は違和感なく使えるかもしれないが、向こうの映像と音もずれるのだろうか。仮にずれても違和感がなければBluetoothの方がいいかもしれない。何か取りにいく時や移動するときにいちいち外すのは正直めんどくさい。いいヘッドフォンを持っているなら音質を優先すべきなのかなぁ。ここはもう少し試す必要がありそう。

終わりに

以上が私の初めてのオンラインレッスンの感想です。手応えはあったとはいえ、先生の言うとおり完璧なものでもないのは確かです。それでも何もしないよりベターなのは間違いないし、ノウハウの蓄積で解決できることもあるでしょう。オンラインレッスンで困っている人がいるのかはわかりませんが、自分の忘備録も兼ねてたまに記事として残していきたいと思っています。ここまでお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?