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親友の健康に乾杯!!

こんな時間に起きている。最近の私にしてはめちゃくちゃ珍しい。

子供を寝かしつけたら電話するねと親友に約束していたのに、気づいたら寝ていた…23時だった。
まだ起きてるかなと思いながら電話した。そのまま3時間半喋り倒した。

やばい、明るくなってきた?と思ったら月明かりだった。2時半。時間の感覚も失うくらい話していた。
布団から出たままの、スマホを握る手が冷えている。

大学の頃はしょっちゅうこんな夜を過ごしたな。
まだ数年前ぐらいだと思っていたのに、卒業から十数年経つのが恐ろしいけれど、電話の相手が当時も今も同じ友達であることに感謝する。
彼女は5年前に一度死にかけた。
急性白血病になり、骨髄移植を乗り越え、今に至る。
白血病は寛解後5年が節目らしい。5年再発しなければ、再発の可能性がグッと下がるとかなんとか。

人工呼吸器をつけることになる、と彼女の夫から聞かされた時は絶望した。
もう話せなくなるから、最後に話してやって、と言われた。泣きながら生きろ、頑張れ、としか言えなかった。
復活した!!!!とLINEをもらった時は夢じゃないかと思ったし、会うまでは信じられなかった。
本人には言えないが今でもたまに発作的に、ほんとに生きてるよね?と思うときがある。

治療がどんなに辛かっただろうか。
この5年、どんなに怖かっただろうか。

ずっと服薬しないといけなかったり、その副作用があったり、通院が続いたり、人生の中で諦めることになったものも多くあるみたいだ。
それでも馬鹿みたいに元気に、彼女は生きている。
病気になる前と同じように、好きな仲間に囲まれて、好きなものが同じ夫がいて、馬鹿みたいに酒を飲み、私ととりとめのなさすぎる話をしている。

良かった。本当に生きててくれて良かった。
私は親友を失わずに済んだ。

元々は大学の軽音楽部で一緒にバンドをやっていた。
一緒にスタジオで練習して、一緒にご飯を食べて、親友の家に泊まった。
似た価値観で、似た趣味で、似た馬鹿さで、似た生活リズムで。

今はもう、一年に一度会えるか否か。
生活リズムも違えば家庭環境も仕事も違う。
背負っているものも一番大事なものも、お互い違う。
それでもこの関係性はずっと続いていく。
土台にあるものは何も変わっていない。

今日も本当に、、本題が0.05%、どうでもいい話が99.95%だったな。
でもそのどうでもいい話を、おばあちゃんになってもずっとしていたい。

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