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9/7 vsヴァンフォーレ甲府(ホーム)

2位と7位の対決でありながら、2点差以上つけられて負けると抜かされるという、絶対に負けられないFUDEAL CREATION様(不動産会社さん)の冠試合で見事に勝利を納めました!これで1 3 戦 無 敗。これはもう陸奥圓明流の領域を狙えるのでは?

近づく台風が高気圧を押し上げているせいなのか、やたらと蒸し暑い中開場時間に合わせてスタジアム入りしたわけですが、失敗でしたね。このクラブはバンディエラを粗雑に扱うことに対して特に何も思わないようですし、それを聞かされるサポーターがどう思うかも考えないようです。DAZN観戦や試合開始ギリギリに入場を選んだ方は運が良い!私も今度からは席に荷物だけ置いて、ピッチ練習が始まるまではスタジアムの外に出てようと思います。みんなももしそうするなら貴重品だけは忘れずにね!

※この写真は8月10日のものです

シーズン終盤の上位対決ということで、特大フラッグ掲示して、それを下ろしてかーらーのー

今度は上からビッグフラグ2種類を下ろしてくるというゴール裏の気合の入り様が伝わってくる演出。ゴール裏の方からは勿論見えなかったでしょうし聞こえづらかったと思いますが、バクスタからも感嘆の声が上がり撮影している人も結構いました。「タオマフとか掲げる時間だろ!」と言われそうですが、お許しくだされ……だって撮りたかったんだもの……

一方アウェー側ヴァンフォーレ甲府サポも見事な一致団結ぶりを見せつけてきました。昇格を争う両チームサポの意気込みが感じられましたね。この光景にバクスタの横浜FCサポからも「おー」という声がチラホラと。


試合の感想

総理大臣杯で惜しくも敗退した松尾と、出場停止食らっていたレドミが揃って復帰。現状のベストメンバーで臨む4-2-3-1の横浜FCと、ウチに負けず劣らず強力な外国人選手と元横浜FCキャプテン武岡を擁する3-4-2-1のヴァンフォーレ甲府。どちらの攻撃が上回るかの戦いだなーと言うのがメンバーを見たときの感想。が、それよりも気になったのがこっち。

なんか聞き覚えあるなー?あー、イエローカード咥えた人かー。って、それはたしか

と、いうことで少し不安な気持ちになる私。「いやいや、いくらなんでもないでしょ。同じ主審で年に2回も大誤審とかどんな確率よ?」

良いですか皆さん?これを『フラグ建設』と言います。「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ」とか「殺人犯がいるかも知れないのにこんなところにいられるか!俺は自分の部屋に帰る!」とか「押すなよ?絶対押すなよ?」とか。最後のはフラグじゃなくてフリか。ともかくこの試合、判定で色々あったのは多分この時私がフラグ立てたせいなんだな……


前半

甲府の前線3人の積極的なプレスに、思うように攻撃を組み立てられない横浜FC。中盤サイドでボールを持っても中央へのパスコースが塞がれて、そこに無理に出してもカットされていた。ただ、イバにボールを入れるとほぼ確実に勝ってくれており、松尾も武岡相手には優位に立てていた。甲府で怖かったのは外国人3人と湯澤。

流石に楽な相手じゃないな、と思い始めた時間帯に自陣の高い位置からカウンターを発動し、松尾が左サイドを独走。中央に走り込んだイバがマークを引きつけ右SHの中山がフリーでクロスを押し込んで先制に成功!幸先の良い展開にサポが盛り上がる中、キャラが副審に詰め寄って抗議を開始。動作を見ていると「ユニホームを引っ張られた!」的なことのようだが、詳しくはわからない。リスタートギリギリまで抗議していたので、結構な長さである。最後は「話にならんしもういい!」って感じで手を上げてポジションに戻っていった。フラグ云々関係なく、この段階でもう既に試合が荒れる兆候が出ていた。

相手のサイド攻撃に後手に回り、自陣でファールをしてFKを与えてしまう横浜FC。タイミングをずらしてボールをエリア内に放り込まれ、一番目を離してはいけないウタカに叩き込まれてしまった。その後も少し押し込まれ気味ではあったがカウンターでゴール前に迫ったりと一進一退の前半だった。それと、少しファールが多い。


後半

後半立ち上がり、猛然とオーバーラップを仕掛けた武田からのクロスは防がれたものの、レドミが難しい体勢からボレーシュート。これもバーに弾かれてしまったが、中山が頭で押し込んで勝ち越しに成功。甲府は立ち上がりに少し気が緩んでいた印象。特に佐藤和のプレーは痛恨のミスだった。こちらとしてはありがたかったけれども。また、イバが右寄りでプレーをして、前半に押し込まれた要因となったエデル・リマを最終ラインから離れられないようにしはじめた。これで流れが来るかな?

と思ったのだが、非常につまらないミスで相手にボールを渡してしまい、松井が慌ててファールで相手を止めたが、PKに。バクスタ中央から見ていた私でも「え?エリアの外に見えたけど?」と思ったし、周辺も「いやいや、外だろ!」と言った声が多く、TL上に流れてくるDAZN観戦サポからも「映像だとはっきり外だとわかる」とのこと。公式見解でどうなるかはわからないが、井上主審にまたしても疑惑の判定を下されてしまい同点に追いつかれてしまった。

ただ、これで選手たちの心に火がついたのか、横浜FCはここから猛攻を仕掛けるように。そうして得たCKから松尾がネットを揺らして3度目のリードを奪う。

そこからはまた甲府が三度追いつこうと攻勢に出てきたが、カウンター一閃、飛び出した中山をエデル・リマがやむを得ず右腕で引きずり倒してしまい、決定機阻止の一発レッドで退場。これで数的有利に立った横浜FCが攻勢を強め、となるはずが笛は鳴らず。これを目の前で見せられたバクスタのサポはヒートアップ、というか、水蒸気爆発を起こしたように怒号に包まれ、被カウンター後の小競り合いも含めて審判団への不信感は凄まじいものになっていた。が、激怒した(たぶん)ブラジル人のおじさんがポルトガル語と日本語織り交ぜて怒鳴り散らす光景に、私を含めて周囲の人達は呆気にとられてしまい、そこで一旦静かになったのだった。うーん、国際色豊かなスタジアムだぜ。

その後、攻撃のカードを切るヴァンフォーレ甲府と守備のカードを切る横浜FCというわかりやすい交代が行われ、南のビッグセーブや交代選手の奮闘もあって無事に逃げ切りに成功。色んな意味で難しい試合での勝利に、サポは歓喜の雄叫びを挙げたのであった。


全体的な感想

昇格争いらしい、見応えのある展開だったと思う。ヴァンフォーレはビルドアップを阻害してのショートカウンター狙いという横浜FC対策で攻め寄せ、一方の横浜FCは、押し込まれる展開になりながらも、最前線にいるイバの強さを使う攻撃と、相手の前線と中盤のプレスのズレを突く攻撃を織り交ぜて逆襲していた。最終的には守備の強固さで勝った試合かと。

ただ、松井が下がってビルドアップして、田代が前に出るっていうのはどうなのだろう?相手のプレス強度に対応してのことなのだろうけれど、結果的に守備を松井が担当しなければならないシーンを多く作ってしまっていたような。

審判団のレフェリングに関しては、公式がどういう発表をするのかまだわからないが、おそらく「総て妥当なジャッジだった」とはならないだろう。数々の甲府側に有利なレフェリングを行ったのはもちろんのこと、自分の応援するクラブの選手ではあるが、松井にカードが出ていないというのも正直おかしいと思った。

ただ、以前の横浜FCだとこういう試合はフラストレーションから自滅する印象があったのだが、そこでしっかり勝ちきったということに進歩を感じる。そして、交代で入ってきた選手たちから、アピールよりも勝つために何をすべきかという強い意識を感じたこと。横浜FCサポになってから、ここまで一体感のでているチームを見るのは初めてな気がする。

そして久々に間近で武岡を見ることができたのだけれども、怪我の代償はやはり大きかったんだな、と……あの武岡がここまで走れなくなっているのは、少し悲しかった。

選手への雑感

GK:南雄太

2失点はしたけれど、MOMでもおかしくない。前後半それぞれで見せたビッグセーブがなければどうなっていたことか。

相手GKの河田と比べるとプレスに弱いけれど、それでもボールロストはしなかったし、松井への縦パスも通すなど勇気を持ってプレーしていた。全勝宣言、頼もしかったっす!

DF:北爪健吾

相手の強力な攻撃に苦労はしていた。それでもよく耐え凌いだと思う。攻撃参加も多くはなかったけれど、良いクロスを送っていた。

DF:伊野波雅彦

失点時にウタカに振り切られてしまったのは残念。流れの中ではしっかり守っていた。

DF:カルフィン・ヨン・ア・ピン

今日も良かったっすキャラのアニキ!再三のクリアでピンチを救ってくれた。背中に付く形になるとウタカでも前を向かせなかったのは流石だった。やはりプレス耐性強いCBは頼りになりますわ。

DF:武田英二郎

ここぞという時には猛烈な寄せと、勝ち越しに繋がるオーバーラップを見せ、良いパスも出していた。松尾との連携も上々かと。あともう少しクロスが安定すると言うことなしなので、頑張ってほしい。

MF:田代真一

相手陣内CKでマーク外すの巧すぎでしょ。闘莉王大作戦が出来るのでは?ただ、中盤での存在感は少し薄かったかも。

MF:松井大輔

2失点に直接絡んでしまっただけに評価が難しいところ。良い縦パスも出していたし、守備でファイトしてくれるのも良いのだけれども、いくらなんでもスライディング連発しすぎじゃないですかね?明和FC出身でしたっけ?もちろん、効果的なときもあるし、先制点に繋がったりもしたけれども、無駄滑りが多いのは気になるところ。

終盤、中山へのノーファール判定からカウンターを食らった場面で、誰よりも先にカウンターに反応してサイドに寄せに行ったプレーは素晴らしかったし、プロフェッショナルファールだったと思う。

MF:レアンドロ・ドミンゲス

有給をとってたっぷり休んだ王様はやはり王様だった。相手プレスでビルドアップが思うように行かず、苛ついて少し下がってきていたものの、一度ボールを受け取れば存分に次元の違いを見せてくれていた。お願いだからこれ以上有給取らないでくださいマジで。

MF:中山克広

今節は並外れたスピードでサイドをズタズタに、というよりも、上手く中央に空いたスペースに走り込んでゴールを決めていた。縦のスペースだけでなく、斜めに走り込むプレーもするようになっていよいよ覚醒してる感が漂ってきた。みんなもお前を愛してるぜ!

MF:松尾佑介

今節も中山にアシスト決めてのアベックゴール。これならひょっとすると東京オリンピック滑り込めるのでは?爆発的なスピードで左サイドをズタズタにし、守備でもしっかり仕事をしていた。被カウンター時に、先に反応した松井を置いてけぼりにしてドゥドゥにぶつかって行ったシーンでは、最終的に弾き飛ばされたものの松井が来るまでの時間は稼いでくれた。速さこそ正義。

前半のうちは湯澤相手に少し守備では劣勢だったものの、最終的にはその走力で湯澤を疲労交代に追い込んだのだから大したものだと思う。

FW:イバ

今節もゴールならず。ただ、相手のCB相手に最前線で無双かまして、両翼のプレースペースを生み出していたので貢献度はかなりのものだった。直接FK、惜しかったなぁ。

MF:渡邊一仁

松井と交代で20分ほどプレー。守備に奔走していた。スライディングの成功率100%だったんじゃないか?そこら辺の見極めは流石守備職人といった感じだった。

FW:戸島章

イバと交代で7分ほどプレー。FW3番手という何よりも数字が欲しい立ち位置で、最終局面で絶好のカウンターチャンスを迎えた時に敢えて止まって時間稼ぎをした勇気と献身を褒めたい。あそこで松尾か中山にスルーパスを出せばかなりのチャンスだったとは思うが、そこで奪い返されると、守備は同数でウタカドゥドゥアラーノを迎え撃たなければならなかった。敵に戻る時間を与えつつゆっくり前進したプレーは讃えられるべき。

DF:藤井悠太

AT突入時にレドミと交代で投入。これ以上ないほどわかりやすい「守りきれ」のメッセージだった。プレーで絡んだのは1度だけだったが、北爪や中山が苦戦していたドゥドゥをショルダーチャージで弾き飛ばし、敵の攻撃を断ち切った。目の前で見ていたが、あの瞬間、ドゥドゥの表情から心がへし折られたのが伝わってきた。価値を証明する見事なプレーだった。


終わりに

強さを見せつけた勝利だったと思う。柏レイソルがモンテディオ山形に負けて勝ち点差が詰まったので、優勝も狙える!が、正直、どうせ負けるなら上位にではなく下位に負けてほしかった。1位との勝ち点差が迫るよりも、3位以下との勝ち点差に余裕できる方が楽ですし。まぁ、キャプテン南の言うように、2位にいる以上全勝すりゃ絶対に自動昇格圏内から落ちないので、そっちを目指すべく応援しましょう!

次節は同じく昇格を争う大宮アルディージャとのホーム戦。なんとか私も行けそうなので、選手たちに声援を届けたいと思います!

また、去年男子同様昇格プレーオフで涙をのんだニッパツ横浜FCシーガルズも同日開催なので、行ける人はそっちも応援しましょう!

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