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8/24 vs鹿児島ユナイテッドFC(ホーム)

晃鈴産業 & FIFTYCLUB SPECIAL MATCH
ECOパートナーDAY

として行われた鹿児島ユナイテッドFC戦。アウェー戦同様鹿児島側から焼酎が配られ、横浜FCサポーターは大喜び。試合前に景気づけで飲んだ人と、試合後に祝勝会で飲んだ人とに分かれたようでした。なお、私は貰おうとしたらくれませんでした。17歳だからね!仕方ないね!1個上の同居人と、同い年の友人は普通に貰ってたのにな!あいつら30代だからね!

……はい。

前座試合として、横浜FCのスクール生(?)が登場。一応勝ちはしましたが、みんなドリブル好き過ぎませんかね?自陣ゴール前でCBの子がドリブル開始して奪われたり、サイドの子が中央に3人いるのに向かって行ったり、ちょっと将来が不安だぞw

それと、試合前にラッピングカーの受け取り式が。どうせなら大型ビジョンでそのラッピングカーを映してほしかったな、と思いました。こういうデザインだそうです。


試合の感想

前節はベンチスタートだったレドミがスタメン復帰。お誕生日は無事にスタメンとして迎えることになった。

慢心ではない。確信なのだ。

他は前節と同じスタメンに。コロ助もスタメンからは外れたもののベンチ入。謙介はベンチ外だった。コンディション的なものか、チーム戦術の変化に依るものかはちょっとわからないが、謙介を見て横浜FCサポになった身としてはちょっと寂しい。


前半

琉球戦と同じく4-2-3-1のミラーゲームで、守備時は4-4-2になるのも同じ。金監督は去年までFC琉球を率いていたので、鹿児島ユナイテッドも似たようなスタイルかな?と思っていたが、琉球以上に攻撃的で、キーパーもエリア外で組み立てに参加していた。結果的にはそれが裏目に出てしまったわけだが……とにかく、攻撃力はあるけど守備は今ひとつという相手を前に横浜FCがやることは唯一つ。殴りかかることだ。

そんなわけで、ラインを押し上げて積極的に敵陣に雪崩込んでいったのだが、田代のサイドチェンジがカットされて大ピンチに。これはもし通っていればかなり良い形で攻撃できたと思うので、狙い自体は良かったのだが、バクスタで見ていた私が、田代が蹴った瞬間「やばい!」と叫ぶくらいに弾道が良くなかった。比較的高い位置でのボールロストだったので、中山が快足を飛ばしてなんとか事なきを得たが、その直後にもカウンターからポストに助けられるという心臓に良くない展開に。田代がやけに攻守に積極的で、守備時に妙なポジショニングをしていたシーンがチラホラあり、松井との距離感が悪くなって、そこを枝本に突かれていた印象を受けた。

レドミが敵陣中央で両翼を操って蹂躙できていたとは言え、流石に連続で大ピンチを迎えたので「少し落ち着こう」となったのか、しっかりラインを整える横浜FCと、それを見てあらためて最終ラインからビルドアップしていこうとする鹿児島ユナイテッド。となったところで予想外のハプニング。相手キーパーのパスミスに中山が反応し、持ち前のスピードでマイボールにするとそのまま自分で持っていってゴールネットを揺らした。ラッキーな形で先制することに成功した横浜FC。そしてこの時点でほぼ試合が決まってしまうことになった。

ここからは、リードされて前がかりになる鹿児島ユナイテッドと、それを受け止めてカウンターで返す横浜FCという展開になり、松尾とイバにもゴールが生まれ前半30分過ぎに3-0に。鹿児島はたまらず期待の若手・平川を送り出し、その平川も絡んでルカオの豪快なシュートで1点返されたものの、その後もいい形での攻撃を繰り返し、良いムードで前半を終えた。


後半

前半同様、前がかりで来る鹿児島ユナイテッドにカウンターで返す横浜FC。ただ、レドミがニウドとの接触後、よせばいいのにニウドと言い合いを始めて、物理攻撃を仕掛けてしまい、副審から主審に告げ口(いや、当然の仕事なんだけどね?)が入ってイエローカード。大事な山形戦に出場停止になってしまう。これに横浜FCの選手たちがレドミを宥めつつも主審に抗議していた。レドミ自身は勿論、それまでの判定に思うところがあったであろうイバはかなり不満そうだった。が、目の前で見ていた身としては「いや、そりゃカード出るよ」という感じで、周りのサポたちも「落ち着けー」とか「もう切り替えろー」とかの声が多く「審判どこ見てんだ!」みたいなのはその時はほぼいなかった。

全体的にざわついているというか、少し嫌な雰囲気で試合が再開されたなか、ひときわ冷静だったのが武田。味方が落ち着く時間を作ろうとしたのか、スローインのときに時間を使っていた。その甲斐があったのかカウンターから更に中山とイバが追加点を上げ5-1に。諦めるわけにも行かない鹿児島ユナイテッドは、横浜FCが誰も交代しない内に交代枠3枚使い切って攻撃の選手を投入してきたが、そのあおりを受けて中央の攻守を一人でこなさなければならなくなったニウドが、カウンターで抜け出したレドミを後ろから倒してしまい決定機阻止{DOGSO(ドグソ)}で一発レッドに。あのときのレドミの嬉しそうな顔はなんとも言えないものがあった。狙い通りのプレーで相手の中心選手を退場に追い込めたのだから喜んで当然だがw

その後、途中交代で出た俊輔やWサイトウたちも絡んで何度も決定機を生み出したものの、結局追加点は奪えず5-1で終了。周りのサポたちは大喜びしながらも「もっと点取れたよなー」という声が聞こえてきた。


全体的な感想

上でも書いたように、1点目でほぼ勝負が決まり、圧勝としか言いようがない試合になったが、守備でしょうもないミスをしてしまったのは不安材料。結果的に序盤で失点せずに済んだし、鹿児島ユナイテッド相手なら先制されても充分逆転できたとは思うが、レイソルを筆頭に、上位陣相手に同じことをやったら致命的。次からの昇格争いライバルたちとの3連戦では細心の注意を払ってほしいところだ。

攻撃面でも、チャンスは確実に決めてほしい。誇張でもなんでもなく2ケタ得点で勝てた試合だった。まぁ、それでも5点は取ったわけなので、今後もその調子で沢山ゴールを奪ってほしい。

審判についても、副審がフォローできるところはしっかりフォローしていたので『審判団』としては充分機能していたと思う。が、主審の判定にはちょっと不安を覚えた。序盤にイバが思い切り抱え込まれていたシーンや、伊野波が後ろから思い切りルカオに膝を入れたシーンをスルーしたのは「えぇ?」と思ったし、副審のアドバイスで相手のファールに訂正したとは言え、イバが背中にチャージを受けて倒れたシーンで、最初にイバのファールとしたときは正直「どこ見てんのお前?」と……単純にあの状況でイバにどういうファールが可能だったのかが不思議でならない。主審の鶴岡さんもJ2にステップアップしたばかりなので、今後頑張ってほしい。

鹿児島ユナイテッドFC、攻撃的なのは薩摩らしくて良いと思うのだけれど、いくらなんでもニウドの負担デカすぎませんかね?


選手への雑感
GK:南雄太

失点したルカオのシュートは南にはどうしようもなかったと思う。終盤にキャラがカバーに入って事なきを得たシーンの飛び出しはどうなのだろうと思ったが、概ね安定していたし、カウンターの起点になっていたりもしたので、良かったと思う。

DF:北爪健吾

今節も中山・レドミとの連携で鹿児島の左サイドをズタズタにしていた。自分でシュートに行っても良かったのでは?というシーンもあったが、ハットトリックさせてあげたいんだろうな、と。守備も安定していた。が、たまに戻りが遅いときがあったのは気になる。俊輔とも結構上手に連携していた。

DF:伊野波雅彦

ルカオに厳しく寄せてほぼ仕事をさせなかった……いや、まぁ、正直ファールじゃねぇの?って思ったシーンが2,3回あったけど(汗。ビルドアップでもよく仕事をしていたし、試合ごとに良くなっているように思う。イバへのフィードとか良かったなぁ。強敵との戦いが続くので、元日本代表戦士の強さを見せつけてほしい。

DF:カルフィン・ヨン・ア・ピン

毎試合お疲れさまです。思わず悲鳴を上げたくなるミスもあったりしたけれど、大ピンチを凌いでくれた回数のほうが多いので良いのです。ちょっと守備のときにボランチとの連携が良くなかったかな?とも思うので、次節以降解消していてほしい。これはキャラだけのせいじゃないけどね。

DF:武田英二郎

ミスがないわけでもなかったけれど、守備面で非常に効いていた。レドミにカードが出た後のプレーや、その後の追加点で相手がギア入れ直してくるのを見越して、先手を打って猛烈なプレスを仕掛けたりと味のあるプレーをみせていた。攻撃面ではバランスを取って少し下がり気味だったが、クロスも安定していた。

MF:田代真一

序盤はいつも以上に積極的だったような。それが失点に繋がりかねないミスになったり、追加点に繋がったり、良くも悪くも前半のキーマンだった気がする。後半、俊輔投入後は守備に重心を置いて安定していた。守備に重心を置いたからと言って攻撃してないとは言ってないからね。

MF:松井大輔

前節同様、良い縦パスを送っていた。レドミを介さないで素早くSHにパスを送れるのが起用され続ける理由なんだろうなぁ。守備面で今節は田代との距離感があまり良くなかったので、次節以降は改善してほしい。

MF:レアンドロ・ドミンゲス

お誕生日おめでとう!

ピッチに戻ってきた王様はやはり王様だった。ピッチ中央でやりたい放題。ただ、誕生日プレゼントにしょうもないイエロー貰って、大事な山形戦に有休なのは困る。前節のコロ助のプレーに思うところがあったのか、今節はかなり守備にも積極的だった。交代直前のループシュート、決まってればなぁ。あれはホント惜しかった!

MF:中山克広

攻守で持ち前のスピードを発揮して、相手のミスを見逃さずに2試合連続のゴール。松尾へのアシストに追加点にと大活躍だった。もう点が取れない子なんて言わせないぜ!一度謎のとんでもクロスを上げていたけれど、まぁ、問題になるようなミスでもなし。次節以降、相方とも言える松尾がいなくなってしまうけれど、松尾の分までゴールを決めてほしい。

MF:松尾佑介

今節終了後一旦大学に戻ってしまう松尾くん。今節も中山とのアベックゴールにイバへのアシストと大活躍だった。また、前節琉球戦で西岡相手にボールロストが多かった反省からか、無理にドリブル突破せずに味方を使うシーンも多かった。それを布石に個人の仕掛けで突破したりと使い分けが良かった印象。守備も相変わらずポジショニングが良かったのだが、2回ほどボールホルダーに突っ込みすぎてあっさり躱されていたシーンがあったのは、今まであまり見ることのないシーンだったので少し気になった。一旦チームを離れるから、アピールしようと少し色気を出しちゃったのかもしれないなー、と思ったり。

大学でも頑張って、できればすぐこっちに戻ってきてほしいです。

FW:イバ

Wハットトリックできたでしょー?!というくらいチャンスはあったので、2点でも少し物足りなさを感じる。終盤はとにかくハットトリック目指して自分で撃ちに行っていたけれど、前線の起点として大活躍だった。それにしても、シュート12本て。

MF:中村俊輔

松井と交代で25分ほどピッチに立っていた。対戦相手のレベルも違うとは言え、それを差し引いてもデビュー戦と比べると格段に動きがよく、観客を唸らせるようなパスを出していたし、ちゃんと動けていた。惜しくもキーパー正面へのシュートになってしまったが、飛び出すイバの頭の位置にドンピシャで送り込まれたFKは「そりゃ走るバスの窓に蹴れる男だもんなぁ」という見事なもの。世界にその名を轟かせた左足はやはりすごい。

MF:斉藤 光毅

松尾と交代で15分ほどプレー。面白いようにドリブルで相手を躱していたが、決定機にまでは繋げられなかった。次節以降はまたスタメンだと思うので、山形の守備陣をズタズタにしてほしい。

MF:齋藤 功佑

レドミと交代で10分ほどプレー。ちょっと上下動しすぎだったかなー?と言う気も。レドミが有休取ったせいで次節はスタメンの可能性が高いので、次節頑張ってください。


終わりに

前節3得点で、今節5得点……つまり次節は!!とは流石にならないだろうけれども、いい状態で臨めるのはたしか。レドミ不在は少し不安だけれども、昇格争いの直接のライバルには絶対に負けられない!まずは打倒モンテディオ山形!

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