11/24　vs愛媛FC（ホーム）

祝・J1昇格！

5連勝で！昇格です！！試合終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間涙がこぼれました……青く染まった三ツ沢で聞く、歓喜の大合唱のなんと心地よいことか。できることならもう見たくない文字ですけどね！落ちなきゃ見ないで済みますから！

試合前のあれこれ

今年最後の三ツ沢入場ということでパシャリ。いやー、凄い列でしたね。J1昇格してこれが当たり前の光景になるといいなぁ、と思う一方で、もうちょっと待機列へのアナウンスとかしっかりしないと駄目だよなぁ、などと思ったり。

引退を決めた田所選手へのメッセージを募集しておりました。みんなも書いたかな？

13番ゲート（だったはず）にはこんな幕が。フリエサポは、田所の熱い全力疾走を忘れないよ！

シーズン最後のスタグルは鉄板鶏飯さんに。来シーズンもまた食べたいものだ。

草野選手のサインも無事にゲットしました。

　　試合の感想

【J2第42節】横浜FCx愛媛
予想フォーメーション pic.twitter.com/D1YVbKcFPT

— J2審判・スタメン情報 (@j2referee) November 24, 2019

もはや言うまでもないスタメン。田所に代わってカズがベンチ入り。まぁ、予想通りである。愛媛は3－4－3。山瀬や長沼、そしてやはり神谷の個人技は怖い。山形戦であんなことやらかしても、キーパーを上げてビルドアップするらしい。

前半

少し愛媛に持たれる時間が多かったが、そこまで危ないシーンは無かった。カウンターで仕掛けてみたり、じっくりボール持って俊輔や伊野波がロングボール蹴ったりしながら前進して圧力をかけたり。多彩な戦い方ができるようになったなぁ、としみじみ感じながら眺めていたところ、CKから皆川がPKをゲットし、それを自身で決めて加入後初ゴール。岡山戦同様、プレスは少し低めの位置から掛けるようになってそのまま前半を終了させた。

後半

点を取りに来る愛媛を相手にしっかり引いて守る横浜FC。ファジアーノと比べると前線でのプレスが然程厳しくないので、マイボール時は比較的余裕を持ってビルドアップができていた。また、リードして心の余裕ができたからかコロスケのプレーとボールタッチが軽快になっていく。そうした流れの中、皆川から松尾へボールが渡り、最後は冷静にコロスケが蹴り込んで追加点。ほぼ昇格を決めた形になった。

その後投入された光毅が何度もドリブルで相手を脅かし、俊輔に代わって守備固めで入ったはずの田代がなんか相手の最終ライン裏に飛び出してみたり、相手PA角で崩しに参加したりして、最後はカズを投入して試合を終わらせた。

全体的に

後半は数回危ないシーンがあったり、神谷の突撃に冷や汗かきそうになったシーンもあったが、まぁ、順位通りの試合をやったと思う。チーム全体でしっかり守って、速攻と遅攻を織り交ぜて愛媛の守備を揺さぶって、しっかり複数得点で勝利したのだから。柏レイソルがインパクトありすぎる試合をしたせいで、少し物足りなく感じる部分もあるけれども、ちゃんと勝ち切る強さを見せてくれた。特に守備の面で、選手一人一人の、高い意識が見て取れたのが良かった。

選手への雑感

GK：南雄太

安定した守備とビルドアップを見せてくれていた。キャプテン、お疲れさまでした！

DF：北爪健吾

今日も攻守に走り回っていた。サイドチェンジのロングボールにはしっかり対応できていたし、攻撃でも存在感を見せていた。

DF：伊野波雅彦

攻撃の組み立てで目立っていた。守備でもしっかり相手を抑え込んでいた。

DF：カルフィン・ヨン・ア・ピン

やはり地上戦では強い。周りと連携してしっかり攻撃を防いでいた。そしてこの試合で見事リーグ戦全試合フル出場達成！今日は久にテーピングを巻いていたし、試合終了後に倒れ込んでいたのを見ると、やはり満身創痍だったのだろう。

キックオフ時にゴール裏をあおり、水を飲みに来てはバックスタンドやメインスタンドをあおりと、昇格への強い意志が感じられた。応援する側も気合が入るってもんですよ！

DF：武田英二郎

どちらかと言えば守備重視で、それでも松尾とともに何度も左サイドを崩しに掛かって攻撃参加をしていた。珍しく終盤何度も足を伸ばしていたので、相当しんどかったのだろうが、しっかりと愛媛の攻撃を凌いで勝利に貢献してくれた。試合後に涙を流していたのが印象的だった。

MF：中村俊輔

その左足で何度も良いパスを送ってくれた一方で、あわや大惨事のボールロストをやったのは心臓に悪かった。ただ、周囲の切り替え＆寄せの速さで事なきを得た場面は、今の横浜FCの強さを象徴していた気はする。あとやはり、守備時に「いや、そこはもうちょっと寄せてよ……」というシーンが……

MF：佐藤謙介

ここぞというときはFWの位置にまで守備で顔を出したりと、昇格への強い意欲を感じた。苦しい時期もあったけれど、最後に悲願のJ1を掴み取ってくれたバンディエラに乾杯！

MF：齋藤功佑

今節も皆川とともに前線から守備に走り回った。後半に入ると攻撃面でも動きが良くなり、昇格を確実にする追加点を叩き込んだ。後半みたいなボールタッチを、最初からやってくれると試合展開がだいぶ楽になるのだけれども。

MF：中山克広

攻撃はもちろんのこと、守備の切り替えの速さでも目立っていた。クロスが大きすぎたシーンは残念だったけれど、総じて悪くなかったと思う。よく走ってくれた。

MF：松尾佑介

対面の長沼に1vs1で負けない自信を示してくれたのが非常に頼もしかった。守備の良さも相変わらず。コロスケへのアシストも見事だった。

試合終了後に光毅とじゃれあってるの、楽しそうだった。

FW：皆川佑介

待望の初ゴール。今日も献身的なプレーで攻撃の起点になってくれていた。守備にも走り回ってくれた。

MF：斉藤光毅

中山と交代で出場。押し込まれている時間帯に得意のドリブルで陣地を奪回してくれて非常に良かった。

MF：田代真一

終盤に守備固めで登場。投入早々最前線に顔を出して相手最終ラインの裏狙い出したときは「お前は何をしに出てきたんだ（困惑」となったけれど、攻撃は最大の防御だし、実際追加点狙えそうだったので悪くはなかったと思う。その後は守備でしっかり相手の攻撃を防いでくれた。

FW：三浦知良

最終盤に満を持して登場。流石に神谷相手に守備はキツかったようだが、前線でのパス交換は結構軽やかにやっていて驚いた。試合後の光景を見ると、やっぱり慕われてるんだなぁ、と。

終わりに

シーズンを自動昇格で終える。なんと素晴らしいことか。この光景を一生忘れることはないだろう。来シーズンは、今シーズン以上に厳しい戦いが待ち受けている。でも今週くらいは、この幸せな気持ちに浸っていたい。

選手を始め、クラブに関わる全ての方々、お疲れさまでした。ありがとう！そしておめでとう！！