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🍀『泥流地帯』三浦綾子…☆。.:*・゜☆。.:*・゜




こんにちは♬.*゚
朗読家・朗読講師の小島香奈子です🍀


泣きながら、読みました…


怒りにふるえながら、
読みました…


時に
くすくす笑いながら、
読みました…


ハッと
目が覚めるような思いで、
読みました…


ラストは
さまざまな思いが
込み上げてきて、


号泣しながら、
読みあげました……


✨三浦綾子の『泥流地帯』✨



もしもこの作品が、


今月末に
審査員を務めさせていただく、


高校放送コンテスト
福岡地区大会
朗読部門の


課題作品でなければ。。。。


明らかに
【 自然災害 】について
描かれてある、


この長編小説を
手に取ることは無かったと
思います…。


『泥流地帯』というタイトル…


そして、
裏表紙に書かれてある
この文章…………


☘️✽.。.:・゚ ✽☘️✽.。.:・゚ ✽☘️


大正15年5月、
北海道十勝岳大噴火。


突然の火山爆発で、
家も学校も恋も夢も
泥流が一気に押し流してゆく……………。


上富良野の市街から
さらに一里以上も奥に入った
日進部落で、


貧しさにも親の不在にも
耐えて明るく誠実に生きている
拓一、耕作兄弟の上にも、


泥流は容赦なく襲いかかる。


真面目に生きても
無意味なのか?


懸命に生きる
彼らの姿を通して、


人生の
試練の意味を問いかける
感動の長編。


☘️✽.。.:・゚ ✽☘️✽.。.:・゚ ✽☘️


自然災害の続く
この日本に生きていて、


この作品を
手に取ることは
相当の覚悟が必要でした……


けれど。。。。


読了した今、
この作品は傑作であると
言わざるを得ません。。。✨✨


物語のおよそ4/5は、


災害とは
まったく関係なく、


主人公の耕作と、
その兄・拓一の成長が


丁寧に生き生きと
描かれています…✨✨


( 最初は拓一が主人公かと
 思いましたが、
 
 次第に物語は
 耕作が軸となってゆきました…🍀 )


兄弟は
早くに父を亡くし、


母も悲しい事情があって
家を出ており、


両親がいません。。。


しかし
聡明で人格者である
素晴らしい祖父の市三郎と、


祖母のキワに
ちゃんと大切に愛されて、


すくすく
成長してゆきます…✨✨


小作農家の家なので、


早朝から夜遅くまで
しっかり働いて祖父母を助け、


貧しい生活の中で
工夫を凝らし、知恵を絞り、


愚痴をこぼさす、
不平も言わずに、


前向きに
生き生きと生きる姿には


しばしば
胸を打たれました…✨✨


( 感動して
 涙ぐみながら、読みました… 🍀)


この作品には、
非常に大勢の人物が
登場するのですが、


ひとりひとりの人物の
造形が誠に素晴らしく、


素晴らしい人格者から
心根の腐った卑しい人物まで、


架空の人物であることを
忘れてしまうほどに
リアルな存在でした…✨✨


わたしは
この作品に
登場する人々のうち、


かなり大勢のひとを
いつしか好きになっていました…☘️✽.。.:・゚ ✽☘️✽.。.:・゚ ✽☘️




しかし…‼️‼️‼️‼️‼️


貧しい家に生まれた女の子が、
親の借金のために


まだ未成年なのに
身を売らなけらばならない
悲惨な状況や、、、、


( 拓一・耕作兄弟の
 幼なじみの可愛い福子もです…
 ( ・-・̥ )💦💦)


美しいがゆえに
心根の卑しい男性に
言い寄られて


この地域に住めなくなった
女性がいたり……


( 拓一・耕作兄弟の
 母親の佐枝です…( ・-・̥ )💦💦 )


結婚しても
姑の意地悪によって
幸せになれない女性がいたり…


( 拓一・耕作兄弟の
 姉の富です…( ・-・̥ )💦💦 )


  なぜ、なぜ、なぜ
   幸せな女性が  
 登場しないんだぁ〜〜〜〜‼️
💢💢\\\٩(๑`^´๑)۶////💢💢


と、心底、
腹を立てたことも事実です…‼️‼️‼️


しかもラストに
拓一・耕作兄弟の


可愛く健気で
心の優しい妹の良子が、


泥流(山津波)に流されて
死んでしまったときには、


なんで
こんなに良い子が
15歳で亡くならなければ
ならんのかと、


悲しみを通り越して
怒りさえも覚えたほどです……
💢💢\\\٩(๑`^´๑)۶////💢💢


いえ、
良子だけではなく、


物語を
読み進めるなかで
大好きなった登場人物たちが、


嘘やろっっっ‼️‼️‼️
と、叫びたくなるほど


たくさん
亡くなってしまうので、、、、、


わたしは
ラスト付近では


号泣しながら
読んでいました…………


酷いっ!! 酷いっ!!
酷いっっ!!!!


そう叫びながら。。。。


( 近所迷惑…(._. )💦💦 )


この作品に
続編があることを知り、


すぐさま
Amazonで注文しました‼️


せめて……せめて、


生き残った
拓一・耕作兄弟が
幸せになる姿を見たいです……
。・゜・(ノД`)・゜・。



☘️✽.。.:・゚ ✽☘️✽.。.:・゚ ✽☘️


大正十五年の
十勝岳の大爆発による
泥流の大災害自体は、


事実のようです。。。。


この災害で、
死者・行方不明者は


合わせて
144名にものぼるそうです…


この小説のなかで
亡くなったのは
架空の人物かもしれません。。。


しかし、きっと
登場人物たちのように


北海道の
厳しい自然の中で、


懸命に、ひたむきに
生きておられたに違いありません。。。。


またこの当時の
女性の生きにくさが、


現代の日本で
改善されているとは
到底、思えず。。。。


この作品は
あまりにも多くのことを、


現代日本社会に生きる
わたしたちに


深く深く
問いかけてくる、
たいへんな傑作でした…✨✨✨


作者の
三浦綾子氏は


もう
亡くなられていますが、


心からの
敬意を表します…✨✨




最後まで
読んでくださって            


本当に  
どうもありがとうございます❣️
🍀(๑❛ᴗ❛๑)🍀  


あなたの毎日にも


たくさんの
幸せが訪れますように…🍀  


小島香奈子




☘️✽.。.:・゚ ✽☘️✽.。.:・゚ ✽☘️


矢野雅世(愛媛)&小島香奈子(福岡)


一般社団法人
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   第1回 13:30~15:00
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(北九州市小倉北区上富野4-14-3)



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小島香奈子:朗読
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