地下アイドルAdvent Calendar 2019 12/1 「地下アイドル」という存在

地下アイドルAdvent Calendar 2019 12月1日の投稿記事です。
初日ということで、当アドベントカレンダーの導入的ポジションの記事です。

このアドベントカレンダーのタイトルは、「地下アイドル Advent Calendar」という名前ですが、中には「地下アイドル」という表現に違和感を感じたり、多少なりとも偏見のようなものを持っている人もいるのではないでしょうか。

今年は夏ごろに「だから私は推しました」という地下アイドル、アイドルオタクを題材にしたNHKドラマも話題になり、地下アイドルという言葉がより世間に広まった年だったのではないかと思います。

自分自身、ここ数年様々なアイドルのライブを見てきましたが、一言にアイドルと言っても色々な形があるものだなと日々感じています。

正統派に可愛い衣装を着て可愛い曲を歌うグループももちろんいれば、ラウドロック系のリフトサーフやりまくりのアイドル、EDMやトランスでフロアで客が踊りまくってるアイドル、本当に様々です。

女の子が複数名集まって(もちろんメンズアイドルというのもあるけど)、ステージパフォーマンスをしていれば、それは「アイドル」という定義なのかもしれませんが、このグループのことをアイドルと呼んでしまっていいのだろうか?と思うようなことも多々あります。

そして「地下」という表現は、決してAKBやももクロなどの「地上」と対比した蔑称などではなく、自分は「アンダーグラウンドな」ものであるという解釈をしています。

文化としてのアンダーグラウンド
 - 大衆的でない前衛的な文化(サブカルチャー)の総称。
 (Wikipediaより)

地下アイドルの主な活動は、小さな(数百人程度の規模の)ライブハウスで、日々ライブを行うことです。そしてライブの後には、一緒にチェキを撮ったり話をしたりする特典会と呼ばれるものがあり、その売り上げで採算をとっている場合がほとんどです。テレビや大きなイベントにでて出演料を得るビジネスとは違い、客(オタク)との距離が非常に近く、また実際に現場に足を向けないと分からないことがたくさんあります。

最近は地下アイドルではなくライブアイドルという呼び方をすべきだ、なんていう風説もありますが、やっぱり自分は前述のアンダーグラウンド感を捉えた表現として、「地下アイドル」という言葉はぴったりだなと思います。

オタク、アンダーグラウンド感好きでしょ?

ですので、このアドベントカレンダーの中でいう地下アイドルというのは、決してライブ活動をしているアイドルを卑下した表現ではなく、尊敬の念を抱いての表現だということを理解いただけたらと思います。

地下アイドルAdvent Calendar 2019 にはまだまだ空きがありますので(埋めてくれた知り合いの方々ありがとう)、今からでも書きたいことがある!という方は、是非ご参加いただけたらと思います。地下アイドルって現場の人達が発信しないと得られない情報、分からないことが山ほどあると思うんですが、オタクとして発信する人が少なくて寂しいなと思います。分からないことがあれば、私のツイッター(@roudainet)まで。

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