どんな時代を生きていても

第二次世界大戦を経験した我々祖父母の世代は、あまり戦争体験を語らなかった。ゆえに、戦後の高度経済成長へと発展したのだろうか。

人は辛い経験を語りたがらない

戦争を経験した80代以上の方は
「今の若い人はいいわね」と言う。

言われた時はピンとこなかった。
自分は就職難、晩婚、晩産の世代で、おひとり様まっしぐらだ。
この歳になって「今の若い人はいいわね」と思った。

そうか、そういうことか…

昨今のコロナ禍で翻弄された人も少なくない。
震災に翻弄された人、今も戦火で祖国を離れなくてはならない人。
いつの時代に生きていても、時代の流れに逆らえない部分がある。

先人たちから見れば、我々は恵まれている。
この国も、かつて女性には選挙権がなかった。
さらにその昔は、一定の税金を納めた人しか選挙権がなかった。
今でも、女子が教育を受けられない国もある。
この国の現状も格差は否めない。

足るを知る

そこではないか
今ある幸せに感謝する