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お時給の話

18歳で決めた医療系専門職を25年ほどお勤めしました。若い頃からの夢に専念するために退職し、飲食のバイトに就きました。そろそろ1ヶ月になります。高校生や大学生と同じ仕事、同じ時給。しかも、先輩大学生に仕事を教えてもらいます。

本職で新人、学生指導していた時に思いましたが
若い人は柔軟性があり、最新の教育を受けていて
優秀な人材がたくさんいるなと思いました。物覚えも良いし、動きもいいです。

現在のバイト先でも、仕事ができる大学生はそれなりに仕事を任されています。ホントに感心します。この子達、社会人になったら、即、戦力になるな、と。上司がしっかり評価していて、それなりのお時給です。

去年在職していた医療業界では、自分が一番年下で、お時給も一番下でした。仕事の力量、経験は考慮されず。いわゆる、年功序列です。

自分は「氷河期世代」で就職難でした。卒業後は、パワハラはもちろん、田舎に行けば高齢症のカスハラならぬ「ペイシェントハラスメント」もありました。周りの人も同じ目に遭い、退職者が続出するような環境でした。公務員の年功序列で、能力に関係なく、勤続年数で給料が決まります。しかも、女性の多い職場で気分で仕事する上司は、パワハラそのものです。

「人は石垣」
企業における人材マネジメントです。
人材育成、人材確保は企業が成長する上で欠かせません。
若者が定着しない職場に成長は期待できないと思います。やはり、若者は国家のみならず、未来への財産です。


能力で時給が決まる、資本主義の基本ではないでしょうか。私はこの国の資本主義、自由経済を信じています。年功序列、上がらない給料、超高齢化社会。格差や貧困。この国が抱える課題を挙げたらキリがありません。

しかし、唯一の被爆国として終戦からの高度経済成長には、目を見張るものがあります。先人達の貴重な経験と知恵を継承しつつ、新しいものを取り入れて、この国の更なる発展に期待したいです。





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