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九州を効率よく安く回るハック

みなさん、こんにちは!

今日は完全にいつもと趣向を変えて、旅のハックを1つ書いてみようと思います。

僕は自己紹介で書いたように、これまでのほとんどの旅を、社会人になってからしてきました。

教員という仕事柄、うまく調整すれば夏季や冬季にやや長い休みが取れるので、そこでしてきたわけですが、そうするとこんな2つの問題が発生します。

①完全にハイシーズンのため旅費が高い

②休めるといっても、ゆうて1~2週間で時間が短い

しかも欲張りな僕は、限られた時間の中でできるだけ色々な所に、そしてできるだけ安く行きたいのです。一方で、毎日夜行バスみたいな無茶はしたくない、というわがまま兄さんなのです(おじさんとは言いたくなかった)。

時間がかかるものは安く、そして時間を節約できるものは高くなるのが世の常なので、いかにそのバランスを取るかというのが、僕にとっては至上命題なのです。

意外とその辺りの「そこそこ時間短縮できて、そこそこ安い」という微妙なラインの情報ってないので、もし少しでも需要があれば、と思って書いてみようと思った次第です。

今回は、今まさに旅中にある九州でのハックを、自分の備忘録もかねて認[したた])めてみます。


今回は、9日間の旅程で、九州の全県を踏破しようという目論見です(沖縄を除く)。

こういう時は、いつものごとく、「九州周遊」をお得にかつ効率よく行うべくググってみました(厳密にはヤフってみた)

すると、「JR九州 株主優待券」なるものが!

これを使用すると、JR九州管轄内の列車の運賃、特急券、指定席券、グリーン車がすべて半額になるというではありませんか!もちろん新幹線も例外ではありません。

使わない手はないと思い、これを基準に旅程を立てることにしました。


この株主優待券の利用には、以下の注意点があります(個人的に重要だったもののみ抜粋)

半額にできるのは、株主優待券を利用した時のみ。すなわち、特急券や指定席券も半額にしたい場合は、最初に券を購入する際に列車を決めておく必要がある(自由席なら日にちのみ)
行程は「一筆書き」できるルートに限られる。すなわち、同じ駅は1度しか通れない(ゲームみたい)
途中下車できる=改札を出られるのは距離が100kmを超えた時のみ。
乗車券は、総距離によって有効日数が変わる。100kmまでは1日間、100km~200kmは2日間、以後200kmにつき1日増える。

半額になるだけあって、条件は結構細かいんですよね。

でもこれをうまく利用できれば、かなり節約することができ、弾丸周遊ツアーをしよう!という時には素晴らしい効力を発揮してくれます。


そこで僕がこの券を利用して作ったツアープランはこんな感じ(JR九州搭乗区間のみ)。

① 大分⇒(特急にちりん)⇒宮崎:207km
② 宮崎⇒(特急きりしま)⇒鹿児島中央:125.9km
③(鹿児島滞在)
④(鹿児島滞在)
⑤ 鹿児島中央⇒(新幹線さくら)⇒熊本:170.5km
  熊本⇒(新幹線さくら)⇒新鳥栖⇒(長崎本線)⇒吉野ヶ里公園:100km

総距離が603.4kmということで、ぎりぎり5日間有効になりました。
宮崎、鹿児島中央、熊本はあくまで「途中下車」の扱いです。距離が100kmを超えているので可能でした。
最後は100kmを超えていませんが、途中下車ではないので問題ありません。

ちょっと歪[いびつ]にも見える旅程なので、補足説明をしておきます。
別府~大分は100kmを全然超えないので、別府から使ってしまうと、大分で降りられなくなるんですね。

まず1日目。大分に行く前の晩は別府に泊まったのですが、大分で行きたいお店があったた、別府⇒大分はJRの在来線で普通に行きました。
別府~大分は100kmを全然超えないので、別府から使ってしまうと、大分で降りられなくなるんですね。

2日目は、宮崎から日南方面にエクスカーションします。日南にもJRは通っていますが、ここで使うと鹿児島方面にいけなくなってしまう(1筆書きができなくなる)ので、宮崎と日南の間はバスを利用することにしました。

3、4日目は今回のハイライト「鹿児島合宿!」のため移動がありません。
したがって、鹿児島に滞在せず、1泊とかで次のところまでいけば、さらに先まで(長崎とか)行くことも可能です。

5日目は、鹿児島中央から博多に行く過程で熊本と佐賀(吉野ケ里公園)で寄り道をしようという魂胆です。時間の関係で熊本は今回はほんのちょっとになってしまいました(城+馬肉って感じかな。)
吉野ケ里公園が「寄り道」なのにラストになっているのは、そこから博多に行く場合、もう一度新鳥栖まで戻るか、あるいは唐津の方から大回りするかしかないからです。唐津方面に行けば一筆書きで行けるは行けるけど、時間は3倍程かかるし、半額にするより来た道を戻って全額払った方が安いので、まぁする意味がないということですね(唐津とかに立ち寄るなら話は別です)。
つまり、吉野ヶ里公園から博多までは、普通に全額払って在来線で行きます。

とまぁ、こんな感じです。重要ポイントをまとめます。

・途中下車して行きたいところが近距離の時は、あるところを拠点にして、普通に全額で行ったほうが良い。

・場所によってはバスとかをうまく利用するのもアリ。

1つ注意としては、博多~小倉間はJR西日本の管轄になってしまうので、この券は適応されないとのことでした。


逆に、こういう人(旅)には向かないということも書いておきます。

・もっとのんびりしたい人/旅
・もっと色んな所orディープな所に行きたい人
 (ダイジェスト旅になりがちなので)
・計画立てるのが苦手な人(綿密に考えないと破綻します)
・計画通りに行動できない人(したくない人)
・時間が十分ある人
・金が潤沢にある人 etc.


最後に、超大事なことですが、株主優待券は株主にならなくても全然手に入ります

(「JR九州 株主優待券」で検索)

自分はネットで1350円で手に入れました。それで約9,000円浮いたのでウハウハです。

使う際は、JR九州管轄内の駅にある、お馴染みの"みどりの窓口"に行けば、こんな感じで全部発券してくれます。

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旅程をあらかじめメモって見せた方が間違いなくスムーズです。僕は大分駅でしてもらいましたが、とても丁寧にやってくれました!(でもたぶん使う人少ないから、ある程度デカいターミナル駅がいいと思われます。担当のお姉さんはまだ新人さんなのか、僕と同い年くらいの兄ちゃん職員が一緒にやってましたね。新人さん、これも勉強だ!笑)

というわけで今回は、「適度に安く、適度に効率よく旅をするためのハック」を紹介してみました。

近い感覚で旅をしている方がいたら参考にしてくれると嬉しいなぁと思います(というか情報交換したいですw)

海外でも割とこれに似たことをしているので、もし知りたい方がいたらお声がけください!

それではー。


※写真は、今回の旅で訪れた別府の"血の池地獄"にて(凄い名前…)

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