kintoneSIGNPOSTとプロジェクト憲章
kintoneSIGNPOST「1-07 システム化のコンセプト」
とプロジェクト立上げについて、つらつら書いてみます。
https://kintone.cybozu.co.jp/kintone-signpost/pattern/1-07.html
コンセプトを決める。
というのはどういう事でしょうか?
何をすれば良いのでしょうか?
我が家では、お正月に願掛けダルマを毎年買っています。
背中に1人1人が目標を書いています。
娘が中学生のときに「吹奏楽部のコンテストで良い結果を残す」という言葉をダルマに書きました。
僕は、「その願いが叶わないよ」と言いました
いじわるを言ったわけではありません(笑)
「良い結果」がどういう結果なのか分からないからです。
娘は少し考えて ”銀賞以上”って書き足しました。
プロジェクトマネジメントの知識体系であるPMBOKを学んでいた時に、
プロジェクト立上げフェーズに作成する「プロジェクト憲章」というものがあるのを知りました。
プロジェクト憲章は、プロジェクト関連部署や、費用負担部門、経営者からGoサイン示すためのドキュメントです。
当時の僕は、プロジェクト憲章に何を記載して良いかわかりませんでした。
何を書けば、関係者が同じ方向を向けるのか、ゴールを共有できるのか?
わかりませんでした。
しばらくして出会ったのがODSCというフレームワークです。
目的、成果物、成功基準を1枚にまとめていきます。
まずは目的の言語化です。
whyにあたる部分になります
抽象度の高い言葉でも良いと思ってます。
次に成果物
成果物というと、機能や資料をイメージしますが、それだけではなく、
風土や知識などを含めるのもありです。
最後に成功基準
どうなったら成功したと言えるかを明確にしていきます。
例えば、野球で言う勝利なら、「相手より1点以上多く点を取る」
誰が見てもOK/NGが明確であることが大事です。
また、成功基準は、自分たちで計測できる項目を設定する事を進めています。外部に評価依頼をする様なものではなく、自分たちですぐに測れる様な項目の方が、短サイクルで改善がすすみます。
ODSCは書き出したあとも大事です。
言葉の検算をしていきます。
SC成功基準がすべて達成して、D成果物がすべてそろえば
O目的が達成できたと言えるか?
関係者で認識が一致できたら完成です。
ということで、コンセプトを決めるというのは、時間もエネルギーもとてもかかります。ここを手を抜いて、のちのち痛い目にあった事がたくさんあるので。。。今ではしっかり時間をかけられる様になりました(笑)
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