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Steamでゲーム関連のサウンドファイルが販売可能になりました

1月8日にて、Steamからサウンドトラックの更新があるとの報告を受けました。これに伴い、音楽関連のDLCをサウンドトラック化してほしいとのすすめられました。変換後、DLCではなくて、「ミュージックアプリ」として、開発者コンソールに表示されます。

1.何が違う?

●保存先のフォルダですね。

DLCは基本ゲームインストールフォルダの中に追加されるのですが、新しいミュージックアプリだと、ゲームフォルダとは別のフォルダに保存されます。

例えばSteam Libraryを指定する場合、その中のmusicフォルダの中に入ります。ちなみに、ゲームフォルダはSteam Libraryの中の、commonsフォルダの中にあります。

ノーマルオーディオと、HDオーディオのdepotsを区別できます。

MP3とFLACを別々にアップして、ユーザーがHDオーディオ(FLAC)をDLしないように設定できます。

音楽アプリは、ただ「音楽の詳細」機能からではなくて、ライブラリにもゲームタイトルと同様に表示されます。

タイトルをクリックすると新しいインターフェースが表示されます。

詳しくは下記にて説明します。

2.インターフェース

音楽DLCをSteamで再生されている方は少ないかと思いますが、一応前々からSteamでは音楽プレイヤー機能があります。

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Steamフォルダをスキャンして、音楽の詳細メニューから再生できますが、問題はゲームにMP3が使われていたら、これも全部スキャン結果として出てしまいます。少し、扱いづらいです。

では、新しいインターフェースを見てみましょう。

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このように、左側にゲームなどと一緒にタイトルが表示されて、クリックすると、この画面が表示されます。かなりよくなっていますね。

トラック名、または「アルバムを再生」をクリックすると、音楽が再生されます。

上から3番目に、「追加のアートワークを表示」とありますが、ここではSteamworksにアップした、CDのジャケット絵、歌詞など、付属品が表示できます。

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こんな感じです。翻訳の歌詞なども、アップできるのがいいですね。

3.HDオーディオ(lossless)のdepotsについて

Depotsって何?と、思った方もいるでしょうが、Steamにアップしたことのある方はすでにお分かりでしょう。

簡単に説明すると、Steamは各アプリに『棚』を用意してます。そして、depotsというのはその棚の中にある各『引き出し』のことです。
例えば:Steamの設定が英語で、使うOSがマックだと、引き出し①に入るマック対応の英語版データがダウンロードされます。同じように、日本語に設定して、使うOSがWINDOWSだと、引き出し②に入るウィンドウズ対応の日本語版データがダウンロードされます。

では、音楽アプリでのdepots、つまり引き出しの種類が2つあります。
ノーマルオーディオ
●HD(Losslessオーディオ)

です。

MP3だけの販売でしたら、ノーマルオーディオだけいいのですが、FLAC、またはWAVという、もっと高品質のものも販売するなら、利用したほうがいいでしょう。ちなみに、利用するかどうかは必須ではなくて、開発者が決めればいいです。

ユーザーが高品質の音楽をダウンロードするかどうかは、STEAMクライアントのミュージックタブから設定できます。

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上記の画像の記したところに、チェック入れればHDオーディオがダウンロードされます。

音楽アプリのフォルダを確認すると、チェック入れないとMP3ファイルだけがダウンロードされます。

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チェック入れるとこのようにFLACデータもダウンロードされます:

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チェック外すと、またFLACデータが消えます。

4.音楽じゃないサウンドファイルの販売が可能かどうかについて

Steamのブログでは「ゲームがSteamになくても、そのゲームの音楽だけの販売は可能」と書いてありますが、実際全くゲームと関係のない音楽ファイルについては全く書いてありません。

私の予感では、オーディオドラマも、もともとDLCとして販売可能だったので(韓国のゲームや、一部の日本製ゲームでは、DLCとして販売しているところがあります)、ゲーム関連のオーディオドラマは販売可能のではないかと思います。

ただし、まったくゲームと関係のないものについては、Steamに問い合わせるべきかもしれません。

以上。🍟


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