見出し画像

PoCとしてアノマリーを終えて

終わったねぇ。
ホッとすると共に、少し寂しい祭りのあと。
ということで、今回PoCとしてアノマリーを終えた振り返りをしてみたいと思います。

始まりは唐突に、けれども予感をもって

そういえばアノマリーで「何か」をやる話が最初に来たのは9月23日だった。
「おお、そういう話が来るのか」という驚きと、これまで事務方中堅としてやってきたりしたから、「まあ可能性はあるわな」という受け止め。
ちなみに最初来たのは陣営事務方のトップやらない?って話。

その頃、ちょうど仕事の方でも10月から確実に忙しくなる予定で、陣営事務方トップの方の動き方をするのは不安があったからポロッとPoCならなんてことを。
事務方トップは、組織として動くから組織が動く限り、いつ何時仕事が降ってくるかわからないのに対して、PoCは自分でスケジュール引いて動く感じで、空き時間に仕事が詰められるから大丈夫かなと。(その代わり休みの日とか結構PoCとして時間使った)
まあ、PoCなんてのは、PoCの先輩方を見ていて、陣営のマスコット的だったり、実直にPoCやりますって感じだったりする人がやるイメージがあったから、今回もきっとそういう人がなるんだろうと思ってたのは事実で、まさか自分がなるとはねぇ。
とはいうものの、仕事以外の時間でできるだけ動いて、忙死しても誰か骨は拾ってくれるでしょうという覚悟を持って引き受けたのは事実。(開催まで2ヶ月だしね)

PoC何する人ぞ

PoC業務、何をすべきと決まっていることは
・Niantic社との連絡、調整役
・プレイエリアに関する調査、検討、提案
そして、決まってないからほとんど自分で決めてやることが、
・イベント成功のための盛り上げ

一つ目の連絡、調整は文字通りPoC(Point of Contact)の役割。
GoRUCK、頒布会、MDの件でNiantic社と事務方の間に立って、まずは事務方にそれぞれのPoC選出のお願いをするところから。
LAでのGORUCKに絡むトラブルに関して、横浜ではないようにという事前確認もしたなぁ。
そういえばSplashthatの事前確認なんてのもあった。MD四日市からの帰りの新幹線の中でiPadでチェックしたな。名古屋から新横浜の間で何とかチェックし終わって必要な指摘ができてホッとしたのを思い出した。

シンカンセンスゴクカタイアイス

もう一つ、決まった重要な役割として二つ目のプレイエリアに関すること。
これは、Niantic社とエリアとポータルに関して、相互提案とすり合わせをするお仕事。
私たちPoCがいつ頃、およそのエリアを知ったのかという点については、秘するお約束の一つと考えて言わないけれどね。
まずは地図と睨めっこ。地図はエリアとして提示されたものと、Intel Mapと。
横浜には、各PoCが休日や仕事の帰りなんかに、実際に何度も足を運んで下見をして、不適切エリアの除外提案をしたり、それでポータル数が不足するから追加提案をしたりと、とにかく下見、下見、下見。ただまあ、あちらを立てればこちらが立たず、なので私たちとしてベストを尽くした結果として見ていただければありがたし。
そういえば、なかなかストレスフルだったのは下見の時、スキャナーを開いてるのにずっとログを出さないように気を使ったことと、何かしてもツイートも、チャットでの発言もできないのは、普段何気なくツイートしたりする私としては気疲れしたのも事実
その分、エリアの発表があった時の解放感ったらもう。

実はこの地図よりもっと左の内陸方向も横浜

最後にイベント盛り上げ。
これに関しては決まった仕事でもないし、何をやるかももちろん決まってない。
ということでまずやったのは、エピ丼アピール用の自分のBioカードを作ること。Ingressで自分のBioカードって名刺みたいなものだからね。エピ丼親善大使ですっ!的なつもりで。

自分で撮った写真からフォトショでBioカードをでっち上げ


次にやったのが、沖縄と四日市の旅行手配、羽村にどうやって行くかの検討。
あと、個人的にエピ丼PR用のBioカードも作ったなぁ。
エピ丼のPRってしに行くってのはもちろんだけど、来てください!っていうんだから自分の方からも出向いて参加するってのは当然かなって。だって、「来いって言っておいてお前は来ないのかよ?」って思うじゃない?
もちろん行くからには楽しんだ!
沖縄では美味しいもの食べたり、空気感そのものが美味しかったり。
挨拶とかPRする機会も作っていただいたりして、ぶっつけだから拙いながらも来てほしいって思いを精一杯言葉にしたよ。
羽村は(AGなら)徒歩でもできるミッションが2段分12個あったので2段やったり。
四日市は久々の三重県で、やっぱり関西勢が多かったから再開を喜んだり。

いざ横浜

そして迎えた本番当日。
天候にも恵まれ、日中は動けば少し暑いくらいの気温と、絶好のアノマリー日和になって、気分もちょっと高揚。
エージェントの間にはアノマリー前の静かな緊張感が漂っているんだけど、この緊張感が、いかにもアノマリーって感じで好きなんだよな。
私はというと、何かあった時すぐに動けるよう、チームなどには入っていなかったけれど、何もなければ特にすることもないので、その日会った最初のチームに居候させていただくことに。
13時!始まった!は良いけれど、何じゃこりゃ!というくらいスキャナの動作が遅い、固まる、再起動すると返ってこない。
状況はもちろんすぐにNianticに報告し、対応中との回答。
待つしかないなという状況。
少しずつ復旧していくも、しばらくは不具合が残ってたから、そういう時も報告したり。
そのうちに普通のアノマリーレベルの遅延にまで落ち着いて、ホッと一息、ついてる間も無く進行するのが今回のルール。
バトルの進行詳細については、まあ省くとして無事17時を迎えればノーサイド。
陣営関係なく、皆で健闘を讃えあう、あの空気感も好きだな。

アフターパーティは今回、新型コロナ感染防止のために500人に制限した形で行われたのは、私たちPoCも、そしてNiantic社も残念ではあるけれど、やはり健康第一。
PoCには別に席が用意されていて、ちょっとVIP感(見せものともいう?)
アフパがあればPoCが壇上で話すのは、PoCを引き受けた時からの想定のうちだったし、実は私、舞台に立って話したりするの、嫌いじゃない。
聞かれることについては、事前に知らされていたから、話の要点だけ考えておいて、あとは口が動くままに。

スケージュールは進み、いよいよ結果発表。
自陣営としては満足できる結果に、胸を撫で下ろし、これで肩の荷も下ろすことができたけれど、これも全部、アノマリーに向けて準備してくれたエージェント、参加してくれたエージェント、応援してくれたエージェントのおかげだってことが、胸いっぱいに広がって、舞台に上がってありがとう!って叫びたい気分だったけど、それは各方面へのチャットだったり、ツイートだったりでしてみたけど、まだまだ感謝し足りないくらい、皆さんに感謝です。

アフターパーティーの様子

さて、最後、PoCをやってよかったか?ということについて。
一言で言うと、やってよかったと思う。
いつもなら陣営内で陣営のみんなと作り上げていく、陣営のアノマリー体制が、今回はNiantic社と他のPoCの方々と作り上げていくアノマリー全体という感じが良かったし、この経験は貴重なものだったから。
ただ、一点。普通なら知り得ない情報を持っているから、アノマリーに関して、他のエージェントへの接触など控えていたことから、アノマリーが近づくに連れて、寂しさが募ってきたのは、PoCの定めとはいえ、ちょっと辛かったかな。
でも、これからPoCに推薦されるようなことがあったなら、できれば引き受けてみてほしい。
新たな、そして貴重な経験が待っているから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?