近代日本の努力が凝縮された行事!?〜『愛と狂瀾のメリークリスマス』
◆堀井憲一郎著『愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか』
出版社:講談社
発売時期:2017年10月
クリスマスは今や日本の年中行事の一つとしてすっかり定着しました。しかし一部には未だにこのイベントに対して懐疑的な態度をとり続ける大人たちがいます。キリスト教徒でもないのにワケもわからず大騒ぎしている、と。商売人の煽りに乗せられているだけというのもアンチ・クリスマスの常套句のひとつでしょうか。
私はどちらかといえば、そのような「大人」の態度にこそ違和感