「奴隷意識」の称揚に励む大学と放送局の愚について
都内のある私立大学は、就職内定者を対象に昨年から「正しい叱られ方」を学ぶ講座を開いているそうです。最近、NHKが番組で紹介したことからネット上でも議論を呼んでいます。
そのような講座を開いている大学、それを無批判に紹介している放送局に対して、私は違和感を禁じえません。
なるほど昨今の若者は、小さい頃から「叱られる」体験に乏しく、打たれ弱い傾向にあることはしばしば指摘されてきました。教員をしている私の友人知人も、口を揃えて「生徒を叱るのが難しくなってきている」と言います。ち