文乃

国立大学の学生📚映画と本が好き。サバイバー。ノンバイナリーです。毒親育ち。 フェミニズ…

文乃

国立大学の学生📚映画と本が好き。サバイバー。ノンバイナリーです。毒親育ち。 フェミニズム、LGBTQ+に興味があります。 サークルアイス→https://note.com/feminism_lgbtq/

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最近の記事

過干渉タイプの毒親から逃げるのってどうしたら良いんだろう?

15歳の頃、漠然と思っていた。うちの両親は毒なんだ。どうしても耐えられないというわけじゃないけれど、ずっと一緒にいたらダメになる。飼い殺されてしまう。早く、できる限り早く逃げ出さなくては。 6年経った今、まだ毒の巣窟にいる。 父親に見て欲しかった。「私を見て欲しい」と期待してしまったから私の自立は失敗したのだと思う6年の間、チャンスはあった。受験で他県に住めばよかった。 でもさ、ねえ、どれほど私が親からの愛を欲してきたと思う? 褒められたかったんだよね。認められたかったん

    • PMSやばい。

      ニキビができる。 胸が張って痛い。 メンタルが異常に落ち込む。 甘い物が食べたくなる。 これが、私の生理前の症状だ。 大体メンタルがものすごくズタボロになって惨めでしょうがなくなってこの世の全てを呪いたいなと思ったときに初めて「あ、自分生理前じゃん」と自覚する。 自覚した途端しんどさは寛解していって、後にはPMSで過敏になった神経で大きく反応してしまった自分に対する居たたまれなさだけが残る。 そんな一ヶ月を毎月過ごしている。 人生を過ごしていると、落ち込むような事はいくつ

      • リプロダクティブライツがなさすぎて辛い

        過去に、異性とセックスをする際、コンドームが膣内に取り残されてしまったことがある。 取り出して確認したら、ちゃんと中身は入っていたし、事は深刻じゃ無いように思えた。でもこれは避妊失敗で、もしゴムだけに頼った避妊なのだったらすぐにでもアフターピルを貰いに行かなければいけないような事態だった。 パートナーはすごぐ深刻そうな顔をして「もしお腹痛いとか、異常があったらすぐに言ってね」と言い、私は「ほぼ無いと思うけどね!ミレーナ入れてるし」と気楽さを装った。 自分でほぼ確実な方法で避

        • 髪の毛が短すぎるから教育に悪いって、それ本気ですか?

          躊躇、学校を追い出されました。髪が短すぎるという理由で。 その意味が分からないしずっと納得出来ていない。こうして何度も思い出すのは、どう見ても明らかにおかしいことなのに、公におかしいことだと認める教育関係者たちが周りにいなかったからだ。 この件について思い出すのも辛かったし、向き合うのも勇気が要ったが、記録しておこうという気持ちになったので、取りあえずここに纏めてみることにする。 女性性がしんどい私最初に自分の背景を説明しておこうと思う。 私は女性的な装いが嫌な人間で、ス

        過干渉タイプの毒親から逃げるのってどうしたら良いんだろう?

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        • LGBTQ+の話
          4本
        • 毒親の話
          2本

        記事

          ピアスを取りたくない。

          最近、ピアスホールが塞がってしまう夢を見ることがある。長い間時間をかけてこつこつと育ててきたピアスホールが無に帰すのは、結構なショックだ。 開けて嫌だったら放置して塞げばいいと最初は思っていた。でも、時間が経つにつれてどんどん愛着が湧いていった。ピアスホールを維持したい。 教育実習や就活ではピアスを外せと言われている。でも、外したくない。 たかがピアスじゃない、見逃してよと思う。 私にとってはされどピアスだから。 私の体は私にとって大切だけど、他人にとってはそんなに重要度は

          ピアスを取りたくない。

          やっぱり女性的なキャラが女性的なニュアンス無しに(男性キャラと同じ温度感で)登場するのに一番元気付けられるから、進撃のハンジさんってその点最高なキャラクターだったんだな……。

          やっぱり女性的なキャラが女性的なニュアンス無しに(男性キャラと同じ温度感で)登場するのに一番元気付けられるから、進撃のハンジさんってその点最高なキャラクターだったんだな……。

          女性性が付与されていない、小さいサイズの服が着たい(のにほぼ無いってどういうこと)

          レディースの服というだけで、勝手に女性性が付与されるいつも行く古着屋で可愛いトップスを見つけたが、自分好みじゃなかった。いや好きだけど、なりたい自分じゃ無かった。 なりたい自分像がはっきりしていると、コーディネートが上手くいくと思う。 私は、パフスリーブや肌の露出を増やして艶っぽくした衣装にどことなく惹かれるが、そうした服を着た自分は、なんだか弱そうですごく嫌だ。 レディース服を着ると、ありのままの自分よりももっと「女性性」を付加される気がする。 人間の服じゃないなと思

          女性性が付与されていない、小さいサイズの服が着たい(のにほぼ無いってどういうこと)

          平和に生きたいから、声を上げている。

          よく父親と口論になる。今日もなった。 口論という言い方は、立場が対等じゃ無いから適切では無いが、他に良い言葉が見つからないので便宜上そう呼んでいる。 父は、人として言ってはいけないことをよく言う。 「誰の金でここに住めていると思っている」とか、あまり記憶に留めたくはない人格否定とか。 それについて良くないと言ったり、ミラーリングをして返したりすると毎度のことだがそれはよく荒れるのだった。 よく口論になるのは私と父で、同じくデリカシーのない父の被害を被って不満を抱く母はその話

          平和に生きたいから、声を上げている。

          ピアスもタトゥーもブリーチも、お洒落な自傷手段だと思ってる。 やってる人物とかキャラとかすごい好きだし、なんで好きなんだろうと思って考えたら思い至ったけど、これは、自分の身体に傷をつけて表現する現状への反骨精神もしくは痛み。

          ピアスもタトゥーもブリーチも、お洒落な自傷手段だと思ってる。 やってる人物とかキャラとかすごい好きだし、なんで好きなんだろうと思って考えたら思い至ったけど、これは、自分の身体に傷をつけて表現する現状への反骨精神もしくは痛み。

          父の扶養から抜け出したい。

          セクマイ向け出会い系アプリを入れたいなぁ~と思いながら歯を磨いていたら、他人にプライバシーを握られるの、思ってた以上に「くる」な。とふと気付いた。 私は父から過干渉を受けている。(父の過干渉について書いた記事はこちら)。 携帯にどのアプリを入れるかどうか、決定権を握るのは彼。入れたいものがある時は、「これを入れたい」と言って頼み込まなきゃならない。 今までは「嫌だな」と思いつつも、そこまで我慢できない程じゃなかった。でももう無理。もう無理だわ。 私はバイセクシャルでXジ

          父の扶養から抜け出したい。

          人から好かれたくて無難な色の服ばかり着ていた。でも、本当の私はもっと派手好き。

          最近新しいブラトップを3つ買ったから、古くなったものたちは捨て時だと思って。ものが増えてパンパンになった下着の棚を整理していた。 最近買った3つが、それぞれ黄色とモーブピンクと亜麻色で、カラフルなのとは対照的に、昔の下着は一貫して白のみだった。 そういえば、白い服ばかり着ていた。ということを思い出して、胸がちくりと痛んだ。 昔は白ばかり纏っていたけれど実はそこまで好きだったわけではない。 白の何に惹かれて下着からコートに至るまで徹底して集めていたのか。その理由はひとつ、男性

          人から好かれたくて無難な色の服ばかり着ていた。でも、本当の私はもっと派手好き。

          人を見た目で判断して舐めてかかって寄ってくる人、嫌だから髪色で威圧くらいしたいのに。

          私は容姿ジャッジをする人から舐められる見た目をしている。 地毛は黒髪ストレート、身長が148センチ。体型は痩せ型で腰や手首など全体的に華奢。顔が小さくて童顔。肌の色が白い。 「弱そう」だと思われるらしい、本当に憎々しいことに。 容姿ジャッジして舐めてくる人ほんと多いし卑劣で醜悪なんです、なんとかして。最近、髪を青に染めた。 私が元々派手な色が好きというのもあるけれど、元々そういった、「弱そうな女の子」として勝手にジャッジされて消費されることが嫌で、だからおとなしい色のお

          人を見た目で判断して舐めてかかって寄ってくる人、嫌だから髪色で威圧くらいしたいのに。

          蛭田亜紗子さんの小説「エンディングドレス」読了。 以前読んだ「フィッターxの異常な愛情」でもそうだったけれど、女性の多様さ、マイノリティの部分にも切り込んでしっかり取り落とさずに描いているところが好きだなと思った。あと、出てくる男キャラが嘘だろってくらい女を人間扱いしてるところ。

          蛭田亜紗子さんの小説「エンディングドレス」読了。 以前読んだ「フィッターxの異常な愛情」でもそうだったけれど、女性の多様さ、マイノリティの部分にも切り込んでしっかり取り落とさずに描いているところが好きだなと思った。あと、出てくる男キャラが嘘だろってくらい女を人間扱いしてるところ。

          そう。「女らしさは奴隷らしさ」(進撃の巨人)だから、私は女らしいヒールの靴も、化粧も、スカートも、長くて自然の色の髪もあまり好きじゃないんだ。奴隷らしい格好をしていると、それだけで舐めてかかってくる連中が増えるから。私は奴隷じゃないと知らしめたいんだ。

          そう。「女らしさは奴隷らしさ」(進撃の巨人)だから、私は女らしいヒールの靴も、化粧も、スカートも、長くて自然の色の髪もあまり好きじゃないんだ。奴隷らしい格好をしていると、それだけで舐めてかかってくる連中が増えるから。私は奴隷じゃないと知らしめたいんだ。

          どんな姿でも、これが私。文句があるならお引き取りください。

          腕毛、始めました(冷やし中華始めました風に)。 先月、バイト先で半袖を解禁した。 職場の人は年齢層が高めなスタッフも多く、職場自体もなんていうか保守的な空気の漂ったところだったので、腕毛をそのままにした腕を晒して働くのにはいささか抵抗があった。 けれど、毛は私の体の一部だし、他の多くの女性がするように剃ってみせるのは、そんな自分の一部を自分で否定しているみたいで嫌だった。 「私を雇うなら、腕毛のある私ごと受け入れろ」と半ば自分に言い聞かせるように強気のマインドを作って初日

          どんな姿でも、これが私。文句があるならお引き取りください。

          働いて人と交流して、金を得ることが私の自尊感情に繋がったし私を強くした

          お金は、大学生になるまで私にとって縁遠いものだった。 親からはバイトを禁止されていて、その代わりに毎月お小遣いをもらってはいたけれど、それは私がどう頑張っても増えも減りもしないし、親から出た金であることには変わりない。 何をきっかけに機嫌を損ねるかわからないのに、父は気分を害する度に「おまえ生意気だからお小遣い払わない」と言葉を放つ。お小遣いの部分が部費だったり教材費だったりすることもあった。 自分の力で稼ぐことを禁ずるくせに、自分は金があるのをいいことにこちらを脅すのだ

          働いて人と交流して、金を得ることが私の自尊感情に繋がったし私を強くした