今年はじめての雪が降った日

私の住んでいる地域でも雪が降りました。久しぶりです。
ここ数年は降っても１日か２日だったので窓の外を見て少しワクワクしました。 雪が降っているのを見るのは好き。寒いけど外に出たくなります。不思議な感覚。

昨夜はコロナの影響で12月頭から休業中になっているわたしの職場のMTがありました。しかも20時スタート。遅い。遅すぎる。
日程が元々決まっていたとはいえ、ここ数日の世間の流れ的にてっきり延期になると思っていたのに、出欠確認の連絡が来て皆どうするかな、行きませんって誰が最初に言うかな、と呑気に傍観していたらまさかのわたし以外全員参加！（ちーん！）（どうしてこういう時だけ団結するかな。）
泣く泣くわたしも参加する羽目になりました。

MT行きたくないよ。と彼に連絡をしたら、行けとも行くな、とも言わず一言。

＞「ご飯にいこう。その後送って行くから。」

わたしの扱いが上手い。二つ返事で「乗った！」と返すわたし。

仕事終わりに迎えに来てくれた彼の車に乗ってわたしの職場近くのお気に入りの創作和食屋さんへ。聞いてみると時短営業要請で、19日から年明けまで完全休店するらしい。久しぶりに会う仲の良い店員さんに「良いお年を。」なんて言われてしまって一気に年の瀬を感じました。
そのお店は半地下にあるつくりで外があまり見えないのだけれど、入り口横の席からだと少しだけ外が見えて、ふと目をやると雪が降り出していて思わず立ち上がってしまった。雪は少しずつ強くなって、わたしがお店を出る頃には吹雪いていた。

彼に行ってくるね、と声をかけると、「終わるまでここで待ってる。」と。

MTが終わったのはまさかの2時間後。
誰より先に一番に職場を出てお店に戻り、遅くなってごめんね。と謝ると、彼は嫌な顔一つせずにわたしの頭に積もった雪をタオルで払いながら「今炊き込みごはん頼んだとこ。」と言って笑った。

その後わたしを家まで送り届けてくれた彼の背中を見届けて、待っていてくれて嬉しかったよ。とメールをすると、

＞　「寒いし雪降ってたから置いていけないよ。」

と返信。その優しさがあたたかくて、嬉しくて、胸がきゅんとした夜でした。