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#07 いよいよオープン!え?全自動じゃなかったの??

こんにちは。Robot Stand Cafe(ロボットスタンドカフェ)のマスコット、RoSCa(ロスカ)です。 いよいよお店がオープンする日が来たようです。
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ロボットと決済の仕組みができたところで、いよいよオープンすることになりました。

チラシを作るときは9月2日にオープンできるのか分かっていなかったので、ふんわり「9月オープン」って書いてあります。本当に行き当たりばったりだった事が伺えますね。
実際、9月2日オープンと謳っていたものの、準備はギリギリで前日までちゃんとオープンできるかドキドキでした。

しかも、船場経済新聞さんを呼んで取材までしてもらいました。コネを最大限に利用して、取り上げていただきましたよ。実際、そのおかげでNHKにも取り上げていただけたので、ニュース性は高かったんだと思います。ちゃんと当日にオープンできてよかった。

ちなみに豆知識なんですが、自分の店なんかをメディアに取り上げて欲しい場合、地方紙など小さいメディアの方が載せてもらえやすいですよ。もちろん、誌面の内容に合っているかとか、ニュース性があるのかとかの条件は必要ですけどね。以前、地方の小さなお店で個展やったときに、DMを地方新聞に送ったら電話かかってきたことありますよ。

ところで、ロボットがカフェをやると言うことは、当然全てが全自動だと思うでしょう?私もそう思っていました。

ロボットにコップを取らせるためには、毎回同じところにコップが置いてある必要があります。しかも、今回は紙コップにホルダーをつけて提供したかったので、持ち手の位置も気をつける必要がありました。
自動的に、定位置にコップを置く仕組みを考えていたのですが、どれもうまくいかなかった為、最後の手段「人力」を頼る羽目になったのでした。

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このロボットは、グリッパーが後付けでグリッパー自体の回転ができない、人でいうところの掌が返せない状態なのです。なので、伏せたコップをひっくり返すと言う動作は出来ません。そうなると、コップは上向きになるため、ずっとそのまま置いておくと埃とか入りそうです。なので、予備のコップは伏せた状態で並べておき、次に入れるカップだけ上むきにするようにしました。
とは言っても、実際にコップを置くのは人力なのですが。

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こほ方法だと、コーヒーを入れるたびに、コップをセットする必要があります。
何度コップを置き忘れて慌てたことか。

だんだんお客さんの方が慣れてきて、コーヒーを注文する前に「コップないよ」と教えてくれる始末でした。

その状況が改善されたのは、お店をオープンしてから4ヶ月以上経過してからです。
完全自動化してからオープンしていたら、それだけ遅れていたことになりますね。

最終的には、紙コップだけでコーヒーを入れて、ホルダーはお客様が自分でセットするという、不親切設計になってしまいました。
お客さんに聞き込みしたところ、それで問題ないよ〜。とのことだったので、ホルダをセットして提供する事に拘っていたのは、どうやら自分だけだったようです。

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そうやって最終的に、コップを用意するところだけは人力という、なんとも締まらない形でオープンしたのでした。
こんな中途半端な状況でオープンするのは気が引けたのですが、周りの人たちの「ここまで出来ていたらロボットのカフェと言って間違いない」と言う言葉に後押しされ、思い切ってオープンすることにしたのでした。

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