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人々がいま「住みたい」と思う街

※参照:SUUMO 住みたいエリアに変化の兆し
Photo by Jose Martin Ramirez Carrasco

株式会社リクルート住まいカンパニーは、「新しい生活様式の変化」が広がる現状に際し、住まいの最先端を紹介していくべく、2020年9月2日に特設サイトを新たに開設した。

◯駅距離を妥協して広さを重視する人が増えている
家選びで重視するポイントについて、2019年調査から変化したポイント

・どちらかといえば駅からの距離:35% → 25%
・どちらかといえば広さ:31% → 40%

駅からの距離を重視する人が10%減って、広さを重視する人が約10%増えている。なお「どちらでもよい」「絶対に広さを重視する」「絶対に駅からの距離を重視する」人の割合は、ほとんど変わっていない。

不動産投資の物件選びに当てはめて考えると、物件選びは1にも2にも3にも立地が重要といわれている。しかし、空室率を抑制することを考えると、今後は多少広さも取っていくことを考えるべきかも。

◯長時間通勤を許容できる人が増加
通勤時間について、2019年調査から変化したポイント

・徒歩自転車で15分以内:35% → 28%
・公共交通機関利用で60分以内 / 60分超:24% → 34%
・通勤時間には特にこだわらない:12% → 6%

「とにかくオフィスの近くがいい」という人が減って、「長時間かかってもいい」という人が増えた結果になっている。一方で、「公共交通機関利用で30分以内」という人の割合は18% → 19%とほとんど変わっていない。

◯住む街に求めるものは利便性と災害の少なさ
住む街に求めるものとして変化があったもの

・歩く範囲で日常のものは一通り揃う
・自然災害が少なそう
・徒歩や自転車の移動が快適

駅から自宅までの間に生活利便施設が整っていると、家を探す人に好まれる。また、「自然災害が少なそう」を挙げる人が、利便性を挙げる人と同じぐらいの割合を占めている。今後は、投資物件を選ぶならハザードマップなども参考になりそう。

◯神奈川の沿岸部には「街に愛着を感じている人」が多い
「住民に愛されている街ランキング」では、1位が片瀬江ノ島、8位鵠沼、10位鵠沼海岸と、10位以内に湘南エリアの街が3箇所入っている。

また、2位に馬車道、3位がみなとみらいと、東京・神奈川を合わせたランキングで、トップ10のうち神奈川の沿岸部の街が5箇所ランクインしている。小田急江ノ島線沿線の江ノ島周辺では、特に街に愛着を感じている人が多い。

もしこうしたエリアに投資したら、同じ入居者が長期間入居し続けることも考えられるだろう。

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