ろくろ首

ろくろ首（ろくろくび）は、日本の妖怪のひとつで、見た目がとても不思議で怖いんだ。ろくろ首の特徴は、首がとても長く伸びること。普通の人の首は短いけれど、ろくろ首の妖怪は、自分の首をぐるぐる回したり、ぐんぐん伸ばしたりできるんだよ。寝ているときでも、気がついたら首が長く伸びて天井を越えて部屋を歩いていることもあるんだって！

ろくろ首は、夜になると家の中で人をびっくりさせたり、怖がらせたりすることが多いんだ。例えば、寝ている人の近くに首が伸びてきて、突然顔を近づけたりすることがあるんだよ。でも、ろくろ首が現れるのは本当に怖いだけではなく、いたずらが好きな妖怪でもあるんだ。悪さをすることもあるけれど、基本的には人を傷つけたりはしないことが多いんだ。

ろくろ首には、実は人間だった頃の話もあるんだ。昔、人間だったろくろ首が妖怪になったとき、その姿が怖くて見つかることなく生きていかなければならなくなったから、首を伸ばして遠くの場所へ行って隠れながら過ごすようになったんだって。

ろくろ首は、夜道を歩くときや寝るときに気をつけなければならないことを教えてくれる妖怪でもあるんだよ。