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「ティツィアーノの名画から飛び出した金色のオーブ✨」2017年東京都美術館

それは一枚のチケットから始まった。

2017年の春、職場の同僚から
「あと数日で終了してしまうのだけど。良かったら。」
と、一枚の展覧会のチケットをいただきました。

それは、東京都美術館で開催されていた。
「ティティツィアーノとヴェネツア派展」のチケット。

ティツィアーノは盛期ルネサンスのヴェネチア派を代表する色彩豊かな作品で人気を博したイタリア人画家です。

チケットには1515年頃にティツィアーノが描いた花の女神
≪フローラ≫がプリントされていて、その美しい女性の絵を見てみたいと思い展覧会へ足を運ぶことにしました。

花の女神フローラ

上野の東京都美術館は会期末で混み合っていましたが、程よい込み具合で、会場内は多くのお客様の高揚感で溢れていており、それが、かえって心地よく感じました。

会場の中ほどまで進んでいくと明らかに他とは違うオーラを放つ絵画に人だかりが…。

その絵画はそう✨
チケットの美しい女性≪フローラ≫でした。

この絵は花の女神フローラであると言われていますが、図録の解説によると指輪💍をはめていることから、結婚間際の若い女性を描いたものでもあるらしいです。

大きめの作品でガラスで保護されていない剥き出しであるため、≪フローラ≫の横には監視員さんが一人と絵の周りに金属製のガードが置かれていて 少し離れて鑑賞する事になりましたが、ガラス面に照明が反射して光る事もなく良い状態で鑑賞する事が出来ました。

ふっくらとしたつややかな体に薄手の大きく胸元を出した白いドレス(下着かもしれませんが。)を身に付けたフローラは完璧な美しさを放っていました。

絵画の表面から飛び出す金のオーブ✨

かなりの時間フローラを鑑賞していましたが、
どのくらいの時間かは全く覚えていません。
時間が止まっている感じだったのです。

そして、一瞬、絵の前にいた周りの多くのお客様がすっと引いてフローラと私と監視員さんだけになった瞬間がありました。

すると

ぽーんぽーんと

フローラの表面から小さな金色の球体が数個(3個くらい?)飛び出して天井へふわふわっと上がって行きました。そのスピードは風船がふわふわ🎈と舞い上がる感じです。

一瞬、今流行りのインスタレーションかと思いましたが、貴重な作品に、そのような演出するのは考えられません。

という事は、これはフローラから出て来た金の球体?だよね。という事で納得しました。

その時は、フローラから金の球体が飛び出した現象は、この絵が持つエネルギーのようなものではないかなと思ったり、額装が金でしたので、それが反射したのかも?考えたりしましたが、ツヤツヤ光る綺麗な球体だったので。反射とも言い切れず、その正体は謎でした。

去年、たまたまYouTubeで座敷わらしの動画を視聴していた時にオーブという存在を知り、もしかするとオーブだったのかもと今は思っています。

恋愛と結婚を応援してくれそうな良いエネルギー

≪フローラ≫はかなり良いエネルギーを持つ絵画だと思います。
結婚間際の女性でもあるので、恋愛結婚運を上げたい方にはお勧めかも💖

イタリアに行かれる方は是非✨所蔵されているウフィツィ美術館(フィレンツェ)で≪フローラ≫を鑑賞してみてください。一見の価値がある作品だと思います。私も機会があればもう一度見たいです。


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