空想のすゝめ
お世話になっております。紫葉です。
そろそろ新年度ザマスね。
春爛漫…桜満開…。新しい出逢い…。昇給…。進学進級…新生活に期待を寄せて…。ワクワク到来!…と、別にならない方もいらっしゃるかもしれません。あ。ワタクシのことですか。そうですね。
”充実した毎日” とか そんなん聞いてるだけで KIMOTI-BURUUU
”すきなこと” とか ”夢希望愛感謝” とか TURAMI
こーいう感じの感情が沸いてくる日が、あったりしませんか。
このネガティブモードの時は、本当に気を付けないと、「これを信じれば(買えば)幸せに」的な、何やら香ばしい系のアレコレに巻き込まれやすくなります。(気を付けても巻き込まれますけれども。あ。ワタクシとか。)
(このネタ引っ張るなあ…。すみません笑)
非常に悔しいので、これに巻き込まれない策を考えねばならない。真剣に。
その策とは。
積極的に精神的な自慰を行うこと
自宅にある国語辞典を引いてみました。
自慰とは:「自分で自分を慰めること」
いやらしいことでも、恥ずかしいことでもないですね。
前置きが長くなりましたが、今回は肉体的なことではなく、「精神的な自慰」について、私が思うことを書いていきます。
空想は最強の「自慰」行為
私は幼少の頃から空想好きです。一時期、私は頭がおかしいのでは?と、密かに悩んでいた時もありました。
人に言えない様々な想像や、空想をしているなんて、誰にも相談できない…。けれど大人になり、これは1人でひっそり楽しむ行為であることを知ったので、まあ、恥をかかずに済んだのですが。
・今日、学校で嫌なことがあった
・家に帰ったらすぐに店を手伝わないと
・自由なんてどこにもない
・毎日が苦痛
などなど…。
こんな毎日を過ごしていました。なるべく笑顔を振りまき、周囲に悟られないように生きていたものの、心の底は真っ暗。私にとっての救いは、眠る前の空想タイムでした。
そう。空想こそ、私の自慰行為です。布団に入り、目を閉じて。私だけが気持ちよくて、楽しい国へとトリップします。
空想の脚本は、数え切れないくらいたくさんありますが、学生時代の設定を一部ご紹介します。いやはや非常に陳腐だな。
・自分が理想とする外見へと変身
・お金持ちの恋人登場
・恋人の外見はもちろん自分理想
・高級なお車で私を迎えにきてくれる
・すんごい恋人は閉店後の百貨店を貸し切り好きなモノをプレゼントしてくれる(句読点なし)
他 多数
………。欲望にまみれたお子さんですね…。なんといやらしい…。
因みに、不幸酔い良いシンデレラ・ヴァージョンやら、ワタシヒーロー・ヴァージョンなどもございます。どれも欲にまみれていますね…。
そして段々と大人になるにつれ、読んだ本やら、好きな音楽やら何やらで得たものを材料にして、また脚本を増やしていきました。
空想の後はとても気持ちが良く、幸せな気持ちで眠りにつけます。
こんな気持ち良いコトが無料で出来るのです。しかも誰にも迷惑を掛けない。隣に誰かがいても気が付かれない。
空想は、嫌な毎日を生きていく上で必要不可欠な、最強の甘い自分お慰め時間だと私は思うのです。
脚本の材料を揃える
さて、より気持ちいい空想の為には材料が必要です。
空想の材料になりやすい、具体的な例として。
・本
・音楽
・アニメ マンガ ゲーム
・旅行
(今は難しいでしょうけれど。他にも、子育てや仕事、介護などで厳しい人は近くの公園とかでも。)
まだまだ、たくさんのツールがあると思いますが、特に読書はお金が無くても、図書館に行けば無料ですし、作家さんの収入にも貢献出来ます(貸し出し実績)。
変な自己啓発なんちゃらや、いっときのお慰めすがりなんちゃらで、大切なものを失うくらいなら、空想の材料を揃えることに目を向けた方が良いように思います。
気を付けたいこと
楽しい空想ですが、何点か気を付けた方が良いことがあります。例えば…。
①空想を楽しめない
②現実との境目が分からなくなった
③眠れない
④常に空想の世界へとトリップしてしまう
⑤現実が嫌になり過ぎて、あらゆる所に支障が出てきた
⑥空想ではなく「妄想」になり始めた
私の場合ですが、仕事と介護の両立で、数年前に①③⑤の状態がひどくなりました。起き上がれない状態にまでなってしまいましたので、医療機関を受診し、現在も薬を服用しています。
そして、このような状態の時に、ココロノスキマ勧誘などの罠に引っ掛かりやすくなりますので、どうかお気を付けください。
もちろん、スキマを埋めるモノで助かる場合だって沢山ありますから、否定はしません。けれど、そのようなモノは依存性が高く、人生が破綻してしまう可能性も高いと思うのです。
なんか自分疲れているかもしれない。そう思ったら恥ずかしがらずに、早めに医療機関などの専門職を頼ってください。
おわりに
空想を観察すると、今の心の状態が分かってきたりします。精神衛生を保つ為に自分で自分を慰めること=「自慰」は、この世知辛い世の中を生きていく上で、とても大切だなあと思うのです。
本当の意味で自分を救えるのは、自分でしかないのだから、しっかり自慰をして、なんとか生きていきたい。
お金を払って、甘いコトバや居場所を得るのは、一時の休憩として利用した方が良いと、私は考えます。
何だかんだ、ココロノスキマのお話しになってしまいましたが、ここまで読んで下さりありがとうございます。
それでは、またです😊
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