シャニマス理論

 女性経験0でも、現実世界の女性を相手にするときに動じなくなる理論を生み出してしまった。
 これを考え着いた私は天才だと思う。
 なので、noteと言う形で文章にまとめてみたい。

 この理論の名をシャニマス理論という。
 名前の由来は後程。

 この理論は、ざっくり言うと、

「ゲームの中でたくさんの美少女(アイドルやヒロイン)と触れ合うことによって現実世界の女性を相手にするときに堂々と接することができるようになる」

 という理論である。


「ゲームでたくさんの女性に接したくらいで、現実の女性に慣れるはずなんてない!」

 と思うかもしれない。
 私も思いついた時は、「馬鹿と天才は紙一重だというので、きっと今、紙一重で馬鹿になってしまっているのかもしれない」と、自分の脳を疑った。

 しかし、この理論にはちゃんとロジックがある。

 ひとつ、たとえ話をさせて欲しい。

 世の中には「分散投資」と言うものがある。
 持っているお金を資産運用に用いる際、ひとつの投資先にベットするのではなく、いくつかの投資先に分散する、というものである。
 分散することで価格の変動を押さえて、安定した資産運用を実現しやすいと言うメリットがある。

 これを、対人関係にも応用する。

「特定の人」にベットするのではなく、「沢山の人」に分配するのである。

「このヤリ〇ンクソ野郎」「顔面性器ゴミクズ男」

 私に対してそんな嫌悪感を抱いたそこのあなた。
 note運営に連絡を入れようとするのも、このアカウントから著者の所在を特定して通報しようとするのも、ちょっと待って欲しい。

 まだシャニマス理論の全貌を語り尽くしてはいないではないか。
 そもそもこの理論がなぜ「シャニマス理論」かと言うと、この理論の発端が、「アイドルマスターシャイニーカラーズ」というアイドル育成ゲームをプレイしたことから来ているからだ。

 最初の概論で、

「ゲームの中でたくさんの美少女(アイドルやヒロイン)と触れ合うことによって現実世界の女性を相手にするときに堂々と接することができるようになる」

 と述べている。

 つまり、実際には「現実で」複数の人に分散させるのではない。
 ゲームの中で分散させる。

 アイドル育成ゲームでは沢山のアイドルをプロデュースできる。
 沢山のアイドルに愛情を注ぐことも、頼られることも、ともに成長することもできる。
 その作業をすることで、

「俺には甜花も霧子もいるし、冬優子もいる。もっと言うとはづきさんもついている。さらには社長もいる」

 という謎の安心感が生まれる。

 その安心感により、
「俺、この人に嫌われたら終わりだわ」
 みたいな不安定な状況に陥ることなく、対人関係を進めることができる。
 つまりは分散投資と同様に、安定して人と接することができるようになるのだ。

 そもそも、相手のことを知る前から特定の個人に好意を全振りするのも、そうする必要があると思い込むのも危険だと思う。あまりにもリスクが高い。

「いや、女の子と仲良くなったら、その子と結婚しなきゃいけないから」
 みたいな極端な考えも良くないと思う。ほんとそれ、何時代? ってかどこの俺?

 ともかく、アイドル育成ゲームをすることで、

「俺はこの人に嫌われたら終わりだから、慎重に行かないと」

 という発想から生まれてしまう「おどおどして頼りない自分」からはさよならできるのだ。

 今、これを読んでいるあなたが、女性を前にしておどおどしてしまうのなら、アイドル育成ゲームをしてシャニマス理論を実践してみると良い。無料で遊べるゲームもあるのでハードルは低いはずだ(シャニマスは課金要素もあるが、無料でもプレイできる)。

 私もシャニマスを始めてから、女性を相手に堂々としていられるようになった。
 彼女ができないことなんて、まったく気にすることもなく。

サポートいただけると、作品がもっと面白くなるかもしれません……!