志賀原発は廃炉しかありません。
実は今日は島根原発の作業員さんの死亡事件について、以前の記事で謝りがあったので訂正記事を書くつもりだったのですが、昨日、東京新聞が取り上げた北陸電力の志賀原発の公開記事がアップされたので、それを中心に書こうと思います。まず、東京新聞の記事はこちらです。
まず、重要な点としてあげられるのが、「1号機原子炉建屋脇の地面に数センチの段差が生じていた。」というものですが、これは明らかに活断層の様子を表したもので、原子炉建屋や重要な建屋に傾きが生じている可能性もあるということでしょう。しかも、「揺れで水が飛散した2号機の使用済み核燃料プール、地震後の試運転で止まった非常用ディーゼル発電機など。変圧器の損傷部分はいずれも撤去され、油漏れの状況は分からなくなっていた。」と…
これは、明らかに隠蔽でしょう。変圧器に関して、北陸電力は三菱電機の変圧器に関しては2022年に「安全性に影響は無い」として擁護しているのです。さらに、規制庁もこれを鵜呑みにしているのです。
今回の能登半島地震で志賀原発は変圧器においては大量の絶縁油漏れを起こしています。前の記事にも書きましたが、漏れ出た絶縁油の色に何故かみなさんは注目されませんが、「真っ黒」でした。
すなわち、劣化していた絶縁油を使い続けていた可能性があります。しかも、三菱整の変圧器です。