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中学1年生から投資を始めたきっかけ

僕は中学1年生から株式投資を始めた。

きっかけは母親からの提案で、

「毎月1万円のお小遣い制にするか、貯めてたお年玉(50万円)を使って株式投資をして自分で稼ぐか選んで。」

といういきなりの提案。

祖父母や母親が株式投資をしていて、証券会社の人がたまに家にもきていたりしたので、株式投資自体には興味があったので、

「株で!」
と即答した。

それに、お年玉は産まれてからずっと貯金させられていたので、活用したかったという思いもあった。

すぐにSBI証券の前身?であるイートレード証券を開設した。

そのころはネット証券がやっと定着してきたくらいの時期だったと思う。

もちろん同年代で株式投資をやっている友達もいなければ、今のようにTwitterもないのでいたとしても繋がることもできない。
(確か2003年にスタート)

そして、母親は全然儲けられていない(笑)
祖父母は証券会社に任せっきり。

家族からは学ぶことはすぐに諦め、自分の力でなんとかするしかなく、株の基本的な本からチャートの本まで買い漁り基本をインプットした。

最初に購入した銘柄は
「メガチップス(6875)」

理由やタイミングは細かく覚えていないが、
「任天堂のポケモン関連だから」という理由で選んだのは覚えている。

ちょうどこの底から約2倍になったところで売買できたので、最初から運良く儲かった。

ちょうどその頃、社会の先生が株式市場の教育のために、
バーチャルで同学年全員が銘柄を選び1ヶ月後に誰が一番儲かるか?みたいな授業があった。

もちろんぶっちぎりの1位になり、しかも一般的にはあまり馴染みのないメガチップスという銘柄だったので、先生もかなり驚き、
「おまえ、やってるな?」と言われた。笑

それからもテクニカル系の知識を求め本を読み漁り、
今でも良く覚えているのが
「ペンタゴンチャート」と呼ばれるチャートのテクニカルだ。

5角形を作り今後の動きを予測するという手法で、かなりハマった。
(今でも通用するのか、そもそも良い手法だったのかはわからない。)

その頃、尊敬する人は?と聞かれると
「村上ファンドの村上社長」と答えていたので変人だったと思う。笑

だけど、そのころは何倍にもしたいという欲求よりも、
毎月の自分のお小遣いを稼ぐという目的だったことや、部活動や受験などもあり、中学の頃はハマりきらなかった。

これは今でも後悔していて、もっとどっぷりハマりたかったなと思う。
その頃にTwitterとかがありいろんな人が稼いでいたり、銘柄のことを呟いていたりするような環境だと自分も負けたくないと張り切っていただろう。

そして初めて経験する「ショック」

ライブドアショックに見事巻き込まれた。
僕はライブドアは持っていなかったが、その頃受験と重なりほぼホールドで放置状態。
気がつけばガッツリ損をして、中学生ながら何十万も失った。これで株への熱がまた冷めてしまった。

ちなみに母親と祖父はライブドア株を所持しており、訴訟だなんだとかなりややこしいことに巻き込まれていた。
それを見て「株怖いな」とか「めんどくさいこともあるんだな」とネガティブな印象を持つことになった。

高校では自分のお小遣い程度に稼ぐというスタンスで継続していた。

大きく増えないが、減りもしないくらいの結果だったと思う。
今思えば、損小利大みたいな考えや知識もない中で、減らしていなかったのは企業選びにだけはこだわっていたからだろう。

ちなみに企業選びはニュースや四季報の特集版?が中心だった。
そのため母親も何それ?というような銘柄をよくチョイスしていた。
(この時点で母親よりは成績は良かったw)

そして2度目の大打撃である「リーマンショック」が起こった。
今でも鮮明に覚えているのが、授業中に携帯で株をチェックすると、どんどん全ての銘柄が下がっていく光景。
先ほども書いたが、「損切り」という発想もあまりなく、中長期の投資がメインだったので、見ているしかなかった。

後日下がり切った後に、これはダメだと半分くらいになった後に損切りを実行し、一気にやる気を失った記憶がある。
また受験勉強も始まるということもあり、それから半年くらいは取引をせずに最後の高校生ライフを楽しんだ。


この頃母親に
「なんで、株式投資をやらせたん?」

と聞くと

「お金や経済に興味を持って欲しかったから」

と答えてくれた。

ちなみにその頃うちはお金持ちではない。
母親も祖父母も株式投資をしていたが、そんなに大きな金額ではないし、昔稼いだお金でやっていたというくらいだった。
なんなら、その頃は母子家庭になっていて、父親のせいで家も取られそうになっていた。

この教育には大変感謝している。
中学生から投資をしていたから今の自分があると胸を張って言える。

それがきっかけで、ビジネスや経済に興味を持ち、
その後大学生で起業も経験した。

実は起業後にも株式投資に助けられている。

100%自己資本での起業だった。大学時代に稼いだ株の利益だ。
資本金は100万円でスタートできた。

とはいえ、十分ではなく何度も何度もキャッシュがなくなりかけた。

本来は起業したなら自分の会社にフルコミットするべきだったが、初めての起業でリスクも大きいと考え、並行して株でもお金を作る選択をした。

ちょうどその頃は1期目のアベノミクスで相場は良く、100万円を500万円くらいにはできていた。

会社も大きくなってきたタイミングで勝負が必要なタイミングがあり、その時に株で稼いだお金も元手も全て自分の会社にオールインした。

そこから株式投資と一時お別れをしたのだが、「起業」「経営」の経験を思う存分できたのも、株のおかげだった。

そして今はまた『株式投資』のターンに自分の中で戻ってきた。
『起業』『経営』に対して少し燃え尽きたので、元々の将来の夢だった『投資家』へ再チャレンジしたいという熱が高まっている。

去年から再スタートして改めて、

「投資が好きだ。面白い」

と強く感じたので、30代は株式投資を極めるリベンジ!!!


#お金について考えていること
#株


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