Favorite ART #20

こんばんは🌙ロリアです🌹

今日は少し気温が落ち着いていましたが、ステキな一日を過ごせたでしょうか。暫く雨が続く地域もあるようですので、どうぞお気を付けください。
ロリアはお陰様で元気に楽しく、何ならステキな作品を観て刺激を貰えた日になりました。

そして、その刺激の余韻から、今夜は「Favorite ART」からロリアの好きなテレビドラマについてお話しします。

タイトルは「オルトロスの犬」です。
（以下ネタバレがあるのでご注意ください）
今からもう十年以上前のテレビドラマで、主演は滝沢秀明さんと錦戸亮さんです。当時アイドルだったお二人なので、かなりポップな内容かと思いきや、ちょっと不思議なお話しでとてもインパクトがありました。

個人的にはサスペンスや推理もの、あとは特殊能力や、警察関連のドラマなんかが好きなのですが。それらすべてをクリアしていて好きなドラマといえば「SPEC」なのですが、今回は同じくらい好きな「オルトロスの犬」をご紹介します。

ストーリーは、神の手を持つ死刑囚の青年「竜崎」と、悪魔の手を持つ心優しい青年「碧井」のふたりを中心にしたお話しです。
神の手には「その手で触れただけで人の傷や病を癒す力」があり、悪魔の手には「その手で触れただけで人の命を奪う力」があります。
悪の心を持つ青年が神の手を、善の心を持つ青年が悪魔の手を持ってしまったというお話しです。

死刑判決を受け拘置所に入っている「竜崎」が、女性刑事「渚」を通して、自分と真反対の力を持つ「碧井」の事を知り、ふたりが出会うことになります。その力を持つことで、周りの人々の思惑の中で、翻弄されるふたり。
ふたりの力の持つ意味とは何なのかを考えさせられます。
お話しが進むにつれて、ふたりに不思議な龍に纏わる共通点が出てきます。「龍谷村」をキーワードにふたりの関係が明らかになっていきます。
最後には、ふたりの関係、ふたつの力の意味、神の手の力と、悪魔の手の力、どうしてふたつが必要だったのか、最後にその意味が解かれます。

初めから出逢うために生れたふたりの運命。
陰陽の力のように真反対の力が重なる時に、「碧井」の持つ悪魔の手の力が、初めて神の手の力の意味を持ちます。
不思議な運命の導きと、真実を知り変化していく心に、感動しました。

余談ですが、こちらのドラマの脚本は『ショー・ランナー方式』という形を取っていて、アメリカドラマなどでは多いそうですが、複数の脚本家が集まってアイデアを出して、その本を代表者が纏めるというスタイルで作られています。
最近のドラマ事情はわかりませんが、当時は日本では珍しかったスタイルで、それもお話しの流れが面白かった要因かも知れません。
ロリアも一時期もの凄く、アメリカドラマを見ていましたが、あの中毒性は脚本がかなり大事にされているという事に関係があるのかも知れませんね。

どんな作品でも、やっぱりしっかりとした本、設定や土台があるものは素晴らしいですね。
個人的にも、たくさんステキな作品に出会えていい一日になりました。

それでは今夜はこの辺で。
リラックスしてゆっくり眠りましょう。
そして夢の中でも一緒に楽しみましょう。おやすみなさい☆