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地球に生まれて

こんばんは🌙ロリアです🌹

今夜はロリアが何度か地球に生まれて暮らしていた時の印象的な人生をひとつお話しします。

ロリアの名前とも最も近い呼び名で、マリアという名前で18世紀のイギリスに生まれた時の事です。
両親が残した郊外の屋敷に兄と一緒に住んでいました。周りは森や自然が多く綺麗な所で屋敷の庭にはたくさんの薔薇が咲いていました。わたしは特に家に増設されたコンサバトリーがお気に入りで可愛いカントリー家具に囲まれたくさんの植物を育てていました。

そんなある日、兄が珍しく友人を家へ連れてきてわたしに紹介したのです。
彼は兄ととても仲が良くて穏やかな印象の人でした。口数が多い方では無かったのですが、とても博学で仕事が出来て優秀な人でもありました。
わたしたちはコンサバトリーでお茶を飲みながら色んな話をするようになり、生涯を共に生きようと婚約をする仲になりました。
しかしその後、彼が仕事で遠方まで重要な交渉に行く事となり、わたしたちは暫く会えなくなってしまいました。その頃は産業や戦争なども交わり不安定な時代でもあったので、わたしは彼の無事を安じながら帰りをただ祈って待つこととなったのです。
それから数年、結局彼は生きて帰ってくることが出来ませんでした。悲しみの中わたしは生涯を一人で生きようと決めていましたが、後に親族の薦めで別の人と結婚する事になりました。
しかしわたしの心が癒える事はなかったのでしょう。時々思い出のコンサバトリーに籠り他の誰かが入ることは許さず、晩年は一人の時間を好んで過ごして最期を迎えました。

切なさが残る人生ではありましたが、愛する人との優しい思い出も残る貴重な地球での時間となりました。
そもそも地球での生涯はいつも映画のような物語のような衝撃的な内容がほとんどです、なのでのんびりなロリアは地球に生まれる時はちょっと気合を入れないといけません。
実は彼とはこの時代が初めての出会いではなく、他にも幾つかの人生で出会いさまざまな経験をしています。
そのお話しはまた別の機会があれば。

おやすみなさい☆

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