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【「鹿児島おはら節」のルーツをしみじみと考えてみた・・・その③

                      
                    板張りの三味線「ゴッタン」

【 薩摩と越中富山との強い結びつき 】


  花は霧島 煙草は国分
  燃えて上がるは おはらハア 
  桜島
   ハァ ヨイヨイ ヨイヤサー 

《越中富山の薬売り》

 彼らが、得意先の家々を訪ねて回ります。薬を扱うからには、人々の命や健康に関わる悩みも相談されたことでしょう。
 専門の知識と経験から、越中どんは、的確なアドバイスができたはずです。

 経済的に苦しい家には「じゃあ、次うかがう時にまた」と、安心させる言葉をかけられます。言い換えれば、巨大ネットを背景にした交渉上の裁量・余裕がひとりひとりの越中どんにあったのです。

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