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Krm Fest vol.1 〜risa〜

ドラムのカウントから、照明とともに「ohohoh~」とrisaのパワーのある声と笑顔によってパッと明るくなる会場。1曲目は、街コン会社のテーマソングで去年11月に配信リリースされた“プリズム”。自由に思いっきり音楽を楽しんでるrisaにつられて自然と笑顔になり、体が揺れてしまう。

2曲目は、ハツラツとした曲から一転して力強くムーディな “赤”。笑顔の印象を持つrsiaとはまた違った表情で、炎のようにふつふつとうちから湧き上がる決意が感じられる曲。1年ぶりのGt.白石 Ba.杉山弟 Dr.杉山兄というメンバーでのバンド編成だというが、1年のブランクを感じさせないほど一体感があり音楽を通じて見事にrisaの世界に染めていく。

バンドメンバーは一時退散し、risa1人となる。セッティングがなかなかうまくいかず、会場をほっこりさせると、鹿児島から上京してきた3年間を語った。

敷かれたレールの上を歩いているだけの人生に、自分が本当に生きたい人生ってこれなのか?とある時立ち止まった。猫ノ門chi-ra に「東京はいろんな面白い生き方をしている人がたくさんいる」と誘われ上京。そこから現在に至るまでたくさんの人に支えられ、ここまで来られたと語る。
そんな仲間たちを想った「for mates」。海の音とともに優しく包まれているような繊細な歌声。risaの仲間を心から大切に想える人柄が滲み出てきていて、ひだまりのようなあたたかい気持ちにさせられた。

曲が終わると、5月1日が誕生日である企画者KE!SUKEを呼び、KE!SUKEのためにつくった新曲のバースデーソング「happy day」をサプライズで披露。

risaがシンガーソングライターの道を歩もうと決めた時に、KE!SUKEと出会う。
当時、駆け出しのrisaにとって、一番近くでアルバムの制作やリリースイベントに力を貸してくれたKE!SUKEの存在の大きさは計り知れない。聴いているだけで涙が出てくる愛の詰まった曲であった。

そんなKE!SUKEのサポートから始まった1年前の1st.album「かいほう」リリースイベント当時と現在の自分自身の変化について「頑張ることをやめた。」と語った。

1年前はただがむしゃらに何者かにならなきゃと少し頑張りすぎていたという。
心の声としっかり向き合い従って生きている現在のrisaは、より輝きを増しており、周りには、ありのままに生きる人の輪がどんどんと大きくなっている。
そんな1年前との変化の中にも、変わらないものもある。
それは『本来の自分を解放させて目覚める人を増やしたい』という想い。

そうした想いを胸に始まったrisaとしての活動の原点である曲”このまま”。
risaの音楽によってどんどんと解放される人が増えていく未来を想像させるように、ベース、ギター、ドラムと一つ一つの音が順番に気持ちよさそうに重なっていく。まっすぐ力強く歌い上げながらも、優しく包み込んでくれるrisaの世界に多くの人が心を濡らした。


「最後は楽しく盛り上がって終わりましょう!」と軽快なドラムからハーモニカの音が響き渡り会場をパッと明るくさせた。体を揺らし自由にrisaの世界を楽しんでいる。「楽しんでいますかー?」と会場を煽り、バンドメンバーを紹介。
コールアンドレスポンスを行い、マスク越しではあったが会場にはたくさんの「Smile」で溢れかえっていた。
risaが進んでいった先の未来を一緒に見たいとおもわせてくれるようなLIVEであった。

photo by kohei oshima

【セットリスト】

01. プリズム
02. 赤
03. for mates
04. happy day
05. このまま
06. smile

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