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無力な自分へ。


比べるもんじゃないけど、私の人生はきっとそこまで不幸ではなかったと思う。

大学受験はボロボロだったし、人間関係で色々あってストレスからの喘息になったりしたけど
、死というものを身近に感じたり、心から大切な誰かが離れていった経験もしていない。

それが一番。それが幸せ。
贅沢な悩みではあるんだろうが。

心から大切な人が残酷な現実に打ちのめされてしまった時。
その気持ちがわからないという穴がある。
もちろん経験していたとしても、全く同じ気持ちではないのかもしれないけど。少しは分かち合える何かがあるんだと思う。

だからたまに、その経験がないことを悔やむ。

私の大切な人たちが苦しんでいるのに、どこかでわからない私がいてどうしようもなくなる。
謝ることしかできない。
あなたが苦しんでいる中で、お腹いっぱい食べられて、笑っている自分に。

あなたにはわからない。
そうやって一線を引かれてしまう。
そしてその一線を無理矢理でも越えてやろうとできない自分がいる。
もどかしくて苦しい。
その痛みならたくさん経験してきている。

なんて無力なんだろう。
そんなん言ったってしょうがないのに、
のほほんと生きられている自分に腹が立つ。
一線を引かれてしまうことに嘆き孤独になる。

これは、きっと何言っても変わらない事実だから、どうしようもないけど。

私は祈り近くにいることしかできない。
無力な分、祈ることしかできないんだ。

人は誰しも幸せになることは決まっている。

私はこれをきっと他の人よりも強く信じて祈ること、伝え届けることしかできない。

嘘だとバカにされるかもしれない。
幸せに生きてきたからそんなことが言えるんだ。
お前になんてわからない。

そんなこと言われてもあなたのことをわかりたい。わかりたいんだ。
助けてあげられなくても、わかりたい。
一緒に笑っていたい。
そんなエゴでしかない想いがどうにかカタチを変えて、あなたに届く日を信じていかないと。

この世界はきっと幸せで溢れている。
あなたも私もきっと幸せになっているんだ。
もう、そんな未来は決まっているんだ。

あなたが信じられなくても。
この世界で私だけでも強く信じ続けよう。

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