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【大阪】2015年4月 ② 四天王寺 聖霊院、番匠堂、亀井弁財天堂、亀井堂、不動尊

聖霊院 太子殿 虎ノ門

前殿には十六歳像・太子二歳像・
四天王が奥殿には
太子四十九歳像
(1月22日のみ公開の秘仏)が
祀られています。
毎年2月22日の「太子二歳まいり」では
お太子様の知恵にあやかるべく、
2歳前後のお子たちを連れた
ご家族で賑わいます。

奥殿基壇内(地下)には
ご信者さんにより永代奉安された
太子観音像
[極楽・水子・施薬・知恵・厄除・
子育の六観音]が安置されております。
他に毎月22日の太子忌法要、
 六観音法要、
そして毎年10月22日経供養には
信者さんより奉納された写経も
併せて供養されます。

南鐘堂

庚申堂への門 唐門

虎ノ門

太子奥殿

東重門

そのお向かいが

猫の門

番匠堂

聖徳太子は、日本に
仏教を広められると共に、
わが国に朝鮮半島・百済国より
番匠と称される数多の名工を招請され、
高度な建築技術を導入されました。
このご事蹟をお慕いし、
大工・建築技術の向上、
工事の無事安全を願う建築に
携わる人たちの間で
お祀りされるようになりました。

おずしの中には曲尺を手に持った
曲尺太子が祀られています。
毎月22日のみご開帳されます。

わたしの母方祖父は、大工の棟梁でした。
職人肌で、弟子も数人おりました。
わたしが5歳の時に
急逝してしまいましたが、
祖父が大工としていたこと、
大工は、家を造りますので、
人のいのちを守ります。
敬意を表したかった。
それから毎年、ここに参拝に来ています。

大阪の人は、信仰心が高いと思う。
どこも素通りして行かない。
四天王寺の境内で、ラジオ体操して、
じゃあ!って別れて、手を合わせて行く。
わたしの子どもの頃も、
鎮守の神様の境内で、
ラジオ体操をやって、
帰り際に手を合わせて行く。

このスタイルが、今はなくなりましたね。
四天王寺の中で、
ラジオ体操だなんて、羨ましすぎる!!

推古元年(593)創建。昭和30年再建。
近畿36不動尊の第一番霊場となっており、
本尊は水掛け不動尊。
左に子育地蔵尊、
右に延命地蔵尊を祀っている。
寺伝によれば、聖徳太子が尊いお声に
呼び止められ、亀井の井戸を覗かれると、
仏法の守護神である不動明王の姿が
水面に映っていたため、
ここに不動尊を祀られたのが起源とされる。

亀井堂は戦火で焼失後、
昭和30 年に再建されました。
亀井堂の霊水は金堂の地下より、
湧きいずる白石玉出の水であり、
 回向(供養)を済ませた経木を流せば
極楽往生が叶うといわれています。

東西桁行は四間あり、
西側を亀井の間と読んでいます。
東側は影向の間と呼ばれ、
左右に馬頭観音と地蔵菩薩があります。
中央には、その昔聖徳太子が
井戸にお姿を映され、
楊枝で自画像を描かれたという
楊枝の御影が安置されています。

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