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他人を操ることが出来たらって思わない?
2017/3/8 過去投稿
今回は人心操作というかそんな話をちょっぴり話そうかなって感じで。
人間は必ず「他人を操りたい」と思うと私は考える。
ただそれは難しい……というわけでは無い。ちなみに今回は悪用の観点を考えて具体例には関しては掘り下げない。あくまで人が操られる仕組みを解説し、理解してもらうことで操作を回避したり操作したりの応用は勝手にやってくれって感じで。
今回は楠真という天才との提供でお送りします。
人間を操作する上でそこには関係性がある。今回は操作する人間をオペレーター。操作される人間をレセプター又はレセプターズ、操作をすることができる状態になった人を操作権を持った人物と呼び、話を展開する。
オペレーターがレセプターを作るには必ず関係性がある。当たり前で、関わりが完全にゼロでは操作は不可能である。ここで重要なのは、その関係性(操作権を得る根拠になるモノ)には何があるのか、私と真は今回は三つにあげて説明したい。
「信頼」・「技術」・「嫌悪」
この三つがその三つである。一つずつ説明していこう。
信頼とは何か?
端的に言えば「信」じることで発生する関係。それは信頼かもしれない信仰かもしれない。大事なのはそこに非物質的で精神的な繋がりがあるということだ。
具体的なオペレーターとレセプターの関係としては友人と友人のような関係である。別に具体的な理由があるわけでは無い。でもその人がするから、その人が信じてるからそれに従う。そこには根拠がない。私が最も危ないと思う操作権の基と考えているものです。
技術とは何か?
先ほどの信頼とは対照的に、レセプターからオペレ―タ―への信頼などいらない。あるのはオペレーターの持つ技や権力への絶対的な信用。「信」という字を使ってるせいでややこしいが、言わば根拠のある信頼と言えばいいかもしれない。
具体例としては大企業同士における取引先への関係である。大企業同士であると、もちろんある程度の担当者同士の人間関係もあるが、それ以上に相手の実績などに依存して契約をする。
嫌悪とは何か?
これは他の二つとは異質なもの。レセプターがオペレーターに対して、憎しみの感情がある。だからこそ、オペレーターの望むことしたがらない。それを応用した操作方法である。
具体例はないが、具体的方法はあるので少しだけ触れることで説明しよう。
皆さんは嫌いな人間がしたいと思ってることをしたがらないだろう。逆に嫌いな相手が困ることはしたいと思うだろう。じゃあ、嫌われてる人間、ここでいうオペレーターが「したくないことをしたいフリをする」のはどうだろうか? 「嬉しいことを困ることのフリをする」のはどうだろうか?
何が言いたいのか? 信頼では「したい」という気持ちを利用した操作だったが、こちらでは「したくない」という気持ちを用いた操作なのである。わかりやすいのは落語の「饅頭怖い」
いつもすかしている若者に少し嫌気が指していた大衆は若者の嫌いな饅頭を沢山こしらえて、若者をビビらせようとする。しかし若者は本当は饅頭が好きで、用意した饅頭をたらふくいただき満足する。そんな話だ。
ではここで少し面白い話をしよう。実はこの三つで人に操られるという自覚が最も薄いのは最後の嫌悪である。理由は察しる人もいると思うが、嫌いという感情は感情の中でも特異的で周りを盲目にさせる。実は嫌いと思うばかりに損をしたことがある人間は多くいると思う。
正直、信頼はその人物(オペレーター)が好きなのだから、技術はその人物(オペレーター)の技術が使えるのだから、ギブアンドテイクではある。しかし、嫌悪だけは損失が大きすぎる。
私は思うのだ。もしも嫌悪感を多かれ少なかれ感じてしまったら、その気持ちを理由に動かないこと。動く場合はその人(オペレーター)の思い通りになってないか、その人(オペレーター)の得になっていないか、自身がレセプターに成り下がっていないか、そんなところをよく考えて欲しい。
もちろん、嫌いな気持ちは抑えられないかもしれない。いわゆる生理的に受け付けないのかもしれない(※私はこの言葉を使いたくない)。でも、その場合は下手に悪口やその人物を陥れるような行動は避けるべきである。
あなたの人生はあなたのもの。誰かに操作権を奪われる、ましてや嫌悪の対象に奪われないことを思って。
はい、今日の希哲学者でした。また不定期になんか意味の分からんことを書きます。
写真:鷺
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