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ヴィレッジヴァンガードみたいな人生

多趣味な人生っていうのもいかがなものなのだろうかって話。

突然ですが、皆さんは趣味がありますか? と、書き始めようと思いましたが、なんか既視感あるなと思ってたら、つい最近ほぼ同じ書き出しの文章を書いていたことを思い出して、自分の書き出しの引き出しの少なさに絶望してから、開始する今日の記事です(っていう書き出しです)

今回は、多趣味な人生・肩書が多き人生について考えていきたいとも思います。

私は自分を表す趣味や肩書、資格などはおそらく自身につけるラベルだと思っています。「私はこういう人間です」と表すラベル。

料理が趣味、野球観戦が趣味、東京大学卒業、Google本社勤務経験、医師、弁護士、それらは自身の価値を自分の代わりに語ってくれるラベルです。趣味は普段自分が暇があるときに何をしているかを語り、肩書は自分の経験を表し、資格は自分の権利を主張している。

今回、この話を思いついた背景は、こうのげんと多趣味な人生っていうのもいかがなものなのだろうかって話。


突然ですが、皆さんは趣味がありますか? と、書き始めようと思いましたが、なんか既視感あるなと思ってたら、つい最近ほぼ同じ書き出しの文章を書いていたことを思い出して、自分の書き出しの引き出しの少なさに絶望してから、開始する今日の記事です(っていう書き出しです)


今回は、多趣味な人生・肩書が多き人生について考えていきたいとも思います。


私は自分を表す趣味や肩書、資格などはおそらく自身につけるラベルだと思っています。「私はこういう人間です」と表すラベル。


料理が趣味、野球観戦が趣味、東京大学卒業、Google本社勤務経験、医師、弁護士、それらは自身の価値を自分の代わりに語ってくれるラベルです。趣味は普段自分が暇があるときに何をしているかを語り、肩書は自分の経験を表し、資格は自分の権利を主張している。


今回、この話を思いついた背景は、河野玄斗というスーパー東大生から着目を得た話です。彼を知らない人のために簡便に彼を説明すると、東京大学医学部卒業(医師資格あり)、司法試験(弁護士資格取得に必要な試験)合格、ジュノンボーイなどの肩書を持ち、頭脳王という番組で優勝経験が何度もある男性です。あとで語りますが、あんまりよくない噂もありますが……。

私は勝手ながら、彼の肩書を見ながら思います。彼は一体何になりたいんだろうか? どこかで医療訴訟に強い弁護士になるみたいな記事を目にしたような気がしますが、実際はどういう人生をたどるでしょうか?

(ここでタイトルの伏線回収になります)

彼の人生は、ラベルの多い人生は、まさにヴィレッジヴァンガードのようだなと思います。なんでもあるがなんでもありすぎて何屋なのかよくわからない。ちなみにヴィレッジヴァンガードは一応本屋らしいです(私は雑貨屋だと思っていました)。あと、ヴィレッジヴァンガードは大好きです。

ラベルが多すぎると何をしたい人なのかがわからなくなるのです。

いやいや待てよ、彼のケースに限って言えば、将来の夢を明示していて、資格は将来の夢に役に立つものじゃないか? 実は司法試験にしても医師国家試験にしても取ったら一人前じゃない。司法修習や研修医を経てから、やっと一人前になります。これらは副業禁止らしいのですが、彼は別のとこで収益をあげることをしてしまっている。となるとどっちも一人前になれない可能性がある。もちろん、例外があるかもしれませんが。またどちらもそれなりに忙しいの兼業は不可能であり、そこに芸能的な活動を入れるわけですから、実際は体が3つあってギリギリ足りるレベルなはずです。

この話を聞いてどう思いましたか? やっぱり何が彼はしたいんだろうか? と思う人もいたんじゃないでしょうか?

私は彼を小馬鹿にしたいわけではなく、そんなに色んな分野において活躍に出来るのなら、そういう人的資源が一つの分野に特化してエキスパートになったらすごい人になってるんじゃないかなって思います。芸能活動の時間を医療研究の時間に、法の知識やクイズの知識を医療知識に、そんな風に時間と知識を使ったら、日本いや世界、人類に貢献できるすごい人物になっていたのではと思います。

ラベルを増やすということは、いろんな趣味・肩書・資格を持つことは将来を広げる良い手段だと思いますが、どこかで決断してどれかに絞った方が効率的なのです。

具体的に話せば、片手間で医療に関係な法律の勉強している医師と勉強はすべて医療についての勉強をしている医師だったらどちらに頼むでしょうか? 医師免許を持つ若手弁護士と医療訴訟で何度も勝訴したベテラン弁護士のどちらに弁護依頼をしますか?

世の中にはどの分野にもエキスパートがいます。その分野でラベルが多いというのはその分野への誠実さを疑われ、人気が無くなることが多分にある。

もちろん、芸能活動をして有名になるというのは一種の広報であり、医師や弁護士も一種のサービス業を言えるので、良い手段とも言えます。ただ有名になるのはリスクも伴う、それがいわゆる有名税というものです。

ここでの有名税というのはプライベートが無くなるというのもありますが、やることなすことが大きくなることも言います。

具体的には彼の話をするなら、交際女性への堕胎強要疑惑や女性に対する物品の要求疑惑(ママ活疑惑)、頭脳王でのヤラセ疑惑などです。真偽がわかっていなくてもこれらも有名であるゆえに、ラベルとして彼の人生にくっつきます。

ラベルとは決していいものだけではありません。趣味は異性を侍らすこと、肩書は犯罪者など、マイナスのラベルなんていくらでもあります。

私は他人の人生を心配するほどの立派な人生は送っていないが、そういうラベルを張りまくってる人生を送る人々を反面教師にしています。

ラベルは厳選して自分に貼る。だって、ほとんどの人間はラベルだけを見て、中身を見てくれないのだから。

(まあちなみにラベルが多ければ、複数のラベルを融合させて新たなカテゴリーを作り、その第一人者になるという方法で改善するパターンもあるので、一概悪手とも言えないですけどね)

はい、今日の希哲学者でした。また不定期になんか意味の分からんことを書きます。

写真:新撰組副長 土方歳三像

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