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「真面目」って言葉は貶し言葉だ

「んなことない(タモリさん風」って話。

皆さんは「真面目だねー」って言われたことはありますか? まあ何年か生きればそう言われたこともあれば、そう言ったこともあるんじゃないでしょうか?

その時の「真面目」はどんな意味だったと思いますか? またはどんな意味で言いましたか?
意外と悪意を感じたり、意外と悪意を込めて言ったり、そうやって感じてそうやって使ってないですか?

私には「真面目」と言える知り合いが2人います。私は彼らによく「真面目だね」と言いますが、正直いい意味ではありません。でも、彼らのことを形容しないといけない時にそう言ってます。具体的には第三者に「○○さんってどんな人?」って言われた時とかですね。

でも、ふと思ったんです。「真面目」って悪い意味(意味深な意味)で使ってるけど、彼らが真面目なのは変わりがないな。

彼らは間違いなく真面目なんです。そして、真面目なことって悪いことではなく、良いことなのも間違いない。では、なぜ真面目なのに「真面目」が悪い含みを持つのでしょうか?

答えは「真面目」は「取り扱い要注意」な属性なんだと思うんです。私の知り合いでさきほど触れた二人は、「真面目」という属性以外に「主体性がない」と「空気が異常に読めない」の属性をそれぞれ持っています。
これらの属性に真面目が加わるとどうなるのか?

「真面目」×「主体性がない」は真面目なのでタスクを1~10までちゃんとやりたがりますが、主体性がないため積極的に周りに聞いたり行動が遅くなったりで、簡単に言えば「どんくさい」状態になります。
「真面目」×「空気が異常に読めない」は真面目なので会話の冗談や情緒を読み取れず俗言う”マジレス”をしてしまいます。そうなれば、結果的に「一緒にいて面白くない」状態になります。

「真面目」という属性は確かに良いモノのはずなんです。ただ他にどんな属性を持っているかでその人にプラスに働くかマイナスに働くかが決まります。
例えば、逆に主体性がある人に真面目成分が加われば、1-10のタスクを自分でガンガン埋めていき、詰まったら人に聞くこともできます。そうなると、その人は「真面目」な人ではなく、「仕事が出来る人」になるんですよね。

「真面目」と言う属性がポジティブに働いたときは真面目が加速させた属性と一緒くたになって他の属性のように扱われる。逆にそうではない時は、分離されて「真面目」と形容せざるおえなくなる。

「真面目」って面白い属性だな―って思った今日この頃ですね。

はい、今日の希哲学者でした。また不定期になんか意味の分からんことを書きます。

写真:盆栽盆栽

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