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一般的な医大生なら映像講座は取った方が良い(医学部生向け)

ゆるふわ医療人です。今日は国試に向けた勉強について語ります。

CBTと国試という医学部生には必ずやってくる試験がありますね。オスキーもそうですがオスキーは実技なので置いといて、これらの試験対策の争点で予備校選びというものがあります。

今回はその予備校選びを失敗した私を反面教師にしていただくために、予備校・映像講座について語っていきたいと思います。

お品書きは⓪私がやったCBT対策と国試対策①そもそも映像講座って意味あるん?②とるならどこがいいの? の2本(+1)仕立てで行きたいと思います。

⓪私がやったCBT対策と国試対策
まずは私のスペックと言うか当時の状況を語りたいと思います。中堅の医学部に入った私ですが、4年次も6年次もだいたい中の下~下の中くらいの学年順位でした(一応ストレート卒業です)。半分ちょい下くらいをイメージして頂ければいいかなと思います。
選択した映像講座ですが、CBTの時はなし。医師国家試験の時はメインはなし。という感じです。これが失敗だった笑 (結果としてはCBTも国試も一回で通りましたが、結構際どいラインです)

選択しなかった理由ですが、CBTの時はQBを何周もすれば受かるやろっていうテンションでした。まあ受かったからいいんですが、周りとの差がえぐかったですね笑 ちょうど7割とちょいくらいで大学によっては留年したかもですね……汗

さて、国試の時ですが、当時はTECOMとMECとmedu4とQ-assistの4択でしたが、5年生時にコ〇ナと精神的な不安定も相まってやる気が0になってしまい、学校以外の勉強を放棄した結果、出遅れた上に情報不足の状態で選択しなくてはいけない状態でした。
結果的に一番の選択ミスをしました。学校の「5年生時から映像講座は受けないと意味がない」という言葉を間違った捉え方をして、映像講座を取らないという結論を出しました笑
ということで、私のメインの勉強はQBの演習になります笑 ただQBをひたすらやるだけでは脳内に入らないと思ったので、全部手書きのノートにまとめました笑 自分でまとめたので、結果的に6年生の4月からまとめだして11月の前半くらいにすべてまとめ終わりました。1日3時間くらいでこんな感じです。模試の成績は合格点には達していましたが、ずっと周りに遅れを取っているという考え方は拭えなかったです笑
ただまとめノートはA4のもので10冊に及んでしまい、辞書としては使いやすくても直前期の振り返りには取り回しが悪いのは途中から目に見えていたので、直前講座のみをどこかの予備校から選んでみることは決めました。ちなみにmedu4を取りました。理由は全12時間くらいで取り回しが良かったこと。直前講座で完結しているので、他の教材を買う必要がなさそうだったから。このあたりですかね。

ということで、長くなりましたが私はそんなこんなで基本は参考書をガリガリやって最後だけmedu4の力を借りた感じになります。


①そもそも映像講座って意味あるん?
結論から言えば、基本的にはめちゃくちゃ意味あります。視覚情報以外にも聴覚情報として得られるのは良かったですね。またQBだと単純に出題の範囲を網羅するように過去問がひたすら開設されていますが、1周目問題と言う意味ではそこに優先度の差はあっても、基本的には優先度はわかりにくい。もっと言えば、映像講義では講師が重要箇所は直接「頻出」だと言ってくれたり抑揚をつけて解説したりするため、大事な部分が印象付けされやすい。

QBのみでやった場合だと、自分で「この部分って、この疾患を出題するときにいつも出てくるな」と自分で傾向掴まないといけない。手間が多いんですね。逆にそうやって手間をかけることで記憶には残るんですが、面倒なのは面倒ですし、抜け落ちたものはあとあと回収するのが非常に面倒。
なので、該当動画を見直せば、または資料を見れば、周辺知識とともに復習できるのは映像講座を強い部分なんじゃないでしょうか?

ただ個人的にはQBと映像講座どちらもやるってどうなのかなって思う節があります。理由は重複箇所が多いだろうからです。そもそもQBはmedic mediaが販売しており、Q-assist以外はQBじゃない会社が動画講座を作っている訳で、二重にやるのは記憶の定着になりますし悪くはないのですが、資料・講義作成者の意図が異なるものを2周すると混乱するような気がします。細かな所で言うなら、語呂合わせ1つでも違うとそれだけ無駄な情報量が増える可能性もありますからね。
MECやTECOM、medu4をメインで学習する人はQBの扱い方をある程度決めてからQBの演習はした方が良いのではないかと思いました。


②予備校とるならどこがいいの?
まあ正直な話、どこでもいいと思うのですが、基準はあると思います。その基準に批准しなければどこでもいい。
私自身は基本はQ-assistを推したい人です。理由は単純でQBとの互換性が一番高いのは間違いなくQ-assistだからです。ただ私は直前講座でQ-assistを選んでないんですがね笑 
逆に言えば、「自分の勉強法との互換性」が1つ目の基準になる思います。MECなどを教科書にして、QBを問題集として割り切ってしまうならそれはそれでいいですね。逆にQBを問題集兼参考書として使うなら、Q-assistがその補助教材ということになります。やり方は人それぞれですから、何でもいいと思いますが、スタートする前に先輩やらの話を聞いて、どうスタートするかの指針決めはしちゃった方が良いと思います。(私は映像講座を取らなかったですが、その分最初に指針を決めたのはおいおい良かったと思いました)

他の基準ですが、「講師との相性」も大事ですかね。結構な頻度でその講師の顔や喋り方を見て聞く必要があるので、相性が悪い場合は無駄なフラストレーションをため込むことになります。これが私がQ-assistを選ばなかった理由になるんですが笑 メインの講師がどんな授業をするのか(内容というよりも癖とか喋り方とか)、も大事だと思います。
講座自体の内容についてですが、私はどこでもいいと心底思ってます笑 理由はまあどこもそれなりに実績があるし、差があってもそれは国試合格ラインに乗った上での差ですから、合格には関係ないと思います。そもそもわざわざ予備校講師としても働いている人々ですから、診療がメインの大学の先生よりも教えるのは上手いはずで、餅は餅屋といいますから、とりあえず教育専門の人から習うのはいいことなのかなと思います。

「値段と付録」も基準の一つでしょう。どこの予備校もですが、値段はネックになってきます。質が良いモノが安いなら儲けものですしね。ただ安いのを取ればいいというわけではなく、一緒についてくる模試やその割引などは大事ですかね。何度模試を受けるつもりなのか、正しくは最低何度行けるのかは考えた方が良いと思います。学校が模試と契約していることもあるでしょうし、そこは兼ね合いって感じでしょうかね。


最後になりますが、別にどの予備校を取ってもいいと思いますが、基本は教育のプロの授業を受けるという観点から普通の医大生は取った方が良いと思います。(すごく勉強できる人は関係ないです笑)
また予備校選びは相性を大事にした方が良いと思います。もう今日は良いかなって思ってから、まあこの先生の授業だったらもうちょい頑張れるかなって思えるのが理想ですかね。

また何よりも大事かなって思うのは予定を立てることです。卒試もありますから、一部の卒試がない学校を抜けば学校の勉強の対策も必要になるでしょう。ですから、卒試前には予備校の勉強しないで済むようなプログラムを自分で作ったり、むしろ卒試対策勉強前に一周終わらせるみたいな計画を立てたりもいいかもですね。

本当に最後の最後になりますが、予定・計画を立てることを推奨している身として、予定を立てる面で一番大事なことを書きます。
予定はズレるものです。ちょいちょい補正日または補正期間を作ることを推奨します。
私が推したいのは2クール法です。ざっくり語りますが、初めに
「勉強クール1→補正のための数日→勉強クール2」のように設定します。そして、補正の数日に差し掛かったら、「勉強クール2の修正→補正のための数日→勉強クール3」を作る感じです。
予定通りに行ったら、補正のための数日は勉強クール3の計画を立てて、残りの時間は勉強クール2を前倒しで進めるか、休みにするかにします。逆に予定が長引いたら補正日に持ち越せばいい。予定が早めに終わったら、それこそクール2を前倒しでやればいい。
補正のための数日の先を用意しておくことで、補正日になんにもやることが思いつかなくてだらけてしまうことを防止できるので、結構ガチでおすすめです。

さてウダウダ語りましたが結露としては、①成績上位者を除けば映像講座はとった方がええで、②講座や教科書、問題集の立ち位置をはっきりさせる、③予定は立てようって感じですね。

写真:さよならビーナスフォート

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