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喘息治療から学ぶ処世術

ふと仕事中に思ったことを書いてみたい話。

お久しぶりです。希哲学者です。最近は良くも悪くも余裕のない日々を送っており、こちらも同様に良くも悪くも充実した日々を送っています。主に仕事に追われた毎日ですが笑

さて、私は実はお仕事は医師をしておりまして、、、とは言っても研修医っていうやつでまだ医師1年目のぺーぺーです。そんな中でふと思ったことがあります。

「喘息治療の考え方ってめっちゃ人生において使えそうだな」

唐突なんですが、そんなことを思いつきました。ちなみにですが、この記事を読んでいる皆さんは喘息治療とはどんなものかご存じでしょうか?

(面倒な話を省きまくって、要旨だけ伝えると)ある程度の頻度で症状が出ている場合には、二つのタイプの薬剤を用いて喘息治療をします。具体的には「コントローラー」と「リリーバー」という薬を用います。

コントローラーは、毎朝吸引する吸入薬であることが多く、長時間作用する薬を用います。名前の通り、症状をコントロールする、症状が出ないようにする薬ですね。

リリーバーはコントローラーに対して、症状が出た時に使う薬で短時間作用型の薬です。定期的に使うことはないです。

まあ何が言いたいかといえば、①ベースで使う薬と②必要な時に使う薬ってことですね。この概念って割かし医療ではありがちで、糖尿病治療とかでもベースとなるインスリンと食事の際に使うインスリンの2種類を使うことがあるなど、考え方自体はいろんな治療で流用されている気がします。

さて、意味の分からん喘息治療の話をしたのですが、この考え方って人づきあいにも持ち込めるのではないかと思いました。
主に対象は「職場にいる気難しい人」ですかね。

気難しい人って常に面倒な人もいますし、機嫌が悪い時に面倒な人になる人もいますし、そのハイブリットみたいな人もいます。そういう人間と付き合っていくうえで、コントローラーとリリーバーという概念を理解すれば、対処することが可能ではないでしょうか?

常に面倒な人にはコントローラーのような、常に面倒じゃないようにする接し方が必要となります。逆に機嫌が悪くなると面倒な人は機嫌が悪くなった時の対応策、つまりはリリーバーような接し方が必要となります。
ハイブリットの人はベースで、面倒臭くない接し方(コントローラー)して、機嫌が悪い時にはさらに違う接し方(リリーバー)をする必要があるということです。

何が言いたいかといえば、面倒な人(または自分が苦手な人)に対しては漫然と一つの対応策を講じるのは効率が悪いし、場合によっては逆なでしてまうリスクがある。どういう対応策が必要なのかを、コントローラーとリリーバーにわけて考えれば、無駄に気を貼ったりまたは大事な時に気が抜けたりを防げるのではないかということですね。

まあ、ここまで書いておいて言うのもあれですが、そこまで面倒くさい人間または苦手な人間にそこまでの考えるリソースを割く必要性があるかは疑問があるので、そこはケースバイケースって感じになるんですが笑

はい、今日の希哲学者でした。また不定期になんか意味の分からんことを書きます。

写真:上野の噴水

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