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活性化エネルギーとかいう重要概念

別の分野の考え方って他分野に応用できるものもあるんだなって話。

皆さんは高校化学とかで「活性化エネルギー」とか聞いたことはありますか?

百科事典マイペディアから引用すると、「活性化エネルギー」とは「一般に平衡状態にある一つの物質系が別の平衡状態に移るとき,その途中で両方の状態よりもポテンシャルエネルギーの高い状態(エネルギー障壁)を越えなければならない。この状態のポテンシャルエネルギーと初めの平衡状態のエネルギーとの差を活性化エネルギーという。系が別の状態に移るには,これ以上のエネルギーが必要となる。」

まあ平たく言えば、化学反応をするのに必要なエネルギーで、そのエネルギーは元の状態(平衡状態)より高くないといけない。ここで重要なのは、化学反応に必要となるエネルギーではなく、元の状態より高くないといけない部分です。

化学畑の人ならことさら、普通の人でも、そりゃそうだろうと思う部分だと思います。平衡状態より高くないと化学反応が起き続けてしまう。

今回はこの平衡状態を日常生活でやっている趣味だったり仕事だったりと考えていきます。つまりは活性化エネルギーは趣味・仕事を始めたり変えたりするために必要なモノということになります。

つまりは趣味や仕事に変化を加えるためには、動機と言えるようなエネルギー、活性化エネルギーが必要ということですね。

漠然と現状をよくないとわかっていても、変化や脱却には動機や理由が必要となる。逆言えば、動機や理由がなければ、現状を維持してしまう。

また活性化エネルギーとは、ある程度の量を瞬時に加えなくて行けなく、それができないとエネルギーが下がって元の状態に戻ってしまうものもある。つまり、理由になりうるものがあっても程度が低ければすぐに元に戻ってしまうということです。

幾度もある蓄積よりも爆発的な一回、それが変化には必要ば場合もあるということです。

これは本当に人間の生活における変化に似ている。

また活性化エネルギーを与えるためのエネルギーは熱だけでなく物理的だったり光を用いたりと多様性があり、これは人間生活の活性化エネルギーでも同様なことが言えます。人間関係のこじれ・大きな仕事の成功・友人の話、大小さまざまで種類は膨大です。

これがわかれば、変化が良いとわかりながらも変えられない人は自分から活性化エネルギーになるものを探すことが出来る。この考え方を導入するということ自体も活性化エネルギーになるというわけですね。

自分が物事始める時にも活性化エネルギーはある。そして辞めるときも同様に。何が活性化エネルギーになりえるのか、それは大きいのか小さいのかを考えるのはきっと役に立つと思います。

はい、今日の希哲学者でした。また不定期になんか意味の分からんことを書きます。

写真:富士山

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