困った時に分解すると見えてくること

流体力学が専門のものの根っこです。
  
  
海外ではロックダウン、
日本では自粛要請で、
  
  
人々を放し飼いにするのを辞めた海外諸国と、
  
  
放し飼いにするが、最後は本人達の
自制心に任せるしかない日本ですが、
  
  

最近、どう考えても、
強制されていない日本の方が
国民の質をアピールできる
チャンスなんじゃないか?

  
  
そう考えるに至っています。
  
 
日本の対策は甘いと言われようが、

逆に国民性の価値を上げる!

 

成長する良い機会ではないか!

  
と思っている日々です。
 
  
本当の難局はここからなのかもしれませんが、歴史に残るであろう今回の出来事に
  
  

日本人の調和の魂の良い部分を示せたら良いですよね!

  
  
と言うことで本題ですが、
僕はこれまで流体に関わる
メーカの研究者、エンジニアと
様々な会話やコンサルを
させてもらってきたのですが、
  
  
ある思考は失わないように心がけています。
  
  
それは何かというと、
  
  

「現象の整理」です。

  
  

流体現象は、アメリカのクレイ数学研究所で
100万ドルの懸賞金がかけられている
ナビエストークス方程式を元に成立していて、

  
  

とっっっても複雑で奥が深い現象になります。

  
  
台風の予測が当たらないのは
そういった理由もあって、
スーパーコンピュータも頑張っているの
ですが、そもそもの現象がムズカシイ。
  
  
こういう背景があったりします。
  
  
あなたが毎日見る流体現象も、
ほとんどが熱や色々なガス成分や
ゴミや気泡など、ごちゃ混ぜになった
状態で存在しています。
  
  

今回のコロナも同様で、
目に見えない流れの経路の中に
ウイルスが混じっていて、

  
  

ソース(ウイルス源)が現れ、
クラスタ(ソースの塊)を形成し、
移流(人の持ち運び)と拡散(拡がり)で
感染が拡大していると言えます。

  
  
そして今僕がしたこと。
  
  
これが何かというと、
  
  
今回のテーマの

「現象の分解・整理」

です。
  
  
今回のウイルスには分からない
特性が含まれているとはいえ、
  
  
感染していると言う事実が
あることから、メカニズムを
何とか切り分ける。
  
  
それを踏まえて様々な要請を促しているのが
政府のアプローチになっています。
  
  
この思考はとても大切なのですが、
効果が出る根拠を示すことができない場合、
空振りすることも多く、
  
  
実験的にエラーを確かめる方法で
進めることになります。
  
  
トライ&エラーと言うやつです。

  
ですが、逆にいうと、
  
  
メカニズムと根拠(理屈・理論)が
分かっていれば、最初から徹底できた。
  
  
「政府の対策は遅すぎ」
  
  
と言うけれど、
  
  
政府は分解して整理すべき項は
さらに多く、
  
  

経済損失であったり、
雇用であったり、
自分達の政権維持などがあって、

  
  

「有事に場合の絶対に優先すべき項」

  
  
を定めておけなかったこと、
また、発信出来てなかったことが
問題だったのかなと思います。
  
  

例えば、命や安全。

  
  

部分最適で言えば、感染者の命。
全体最適で言えば、経済損失による立ち行かなくなった人たちまでの命。
そして日本の命。

  
  
政府は全体最適で動くべき組織であって、
良かろうが悪かろうが、
今現在の状況が日本の実力なんだと思います。
  
  
ともあれ、
  
  

あなたの目の前の生活、
ビジネスに対して、
ウイルスと言う新たな外乱(ソース)が
加わった事実は変わりはないので、

  
 
今目の前の困りごとを事象で分解する。
  
  
そして整理しようとする。
  
  
そうするとメカニズムに気が付き、
  
  
根拠(理屈や理論)に辿り着くまでの
  
  
架け橋ができる。
  
  
流体で言うと、
・風、雨が体温を奪う
→ 伝熱現象
→ 流体(気体と液体)+熱の理論
→ 皮膚を覆う
→ 衣服の登場  
  

・電車通過後に身体が引き込まれる
→ 流体現象
→ 渦、乱流、圧力差の理論
→ 安全も兼ねてガードで対策

  
・窓の風切り音
→ 流体+音
→ 空気の渦の騒音の理論
→ 発生ポイントにカバーを付け低減
  
  
こんな具合で掘り下げて分解し、整理していく。
  
  
これは僕が事業で行なっているアドバイザー、
コンサルサービスの部分だったりします。
(一般の方向けにも始めちゃいます)
  
  

確かに、イケイケドンドンの時や
強気で行くべき時に
根拠のない自信は最強の武器なのですが、

  
  
何度も難局を乗り越えている先人は、
今の僕らを存在させてくれてるわけなので、
  
  

根拠なくここまで来たとは思えない。

 
 
なので、今が存在することは
完全な偶然ではなく、
  
  

生き残るための優先順位、
考えられる最適解を選んできた
結果なのかなと思います。

  
  

「困ったら分解してみる」

  
  
いいアプローチと思います。

ということで、
今日も内部のエネルギーを上げていきましょう!

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