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サラリーマンの宿命「転勤」

気づけば3月になっていた。
2022年になってから2ヶ月以上経っていると思うと時が過ぎるスピードは早い。

だが、世の中は基本的に1月から始まらない。
学校も会社も年度で時の流れを表す。
だから、始まりは4月からだ。3月というと年度の終わりに徐々に近づいている。
学生で言えば、卒業の季節が一歩ずつ近づいている頃だ。
サラリーマンはというと題名の通り、「転勤」の季節だ。

本社、支社、支店、営業所など勤め先の拠点が複数あるサラリーマンはこの時期みんなソワソワし始めてる時だと思う。

そんな自分が勤めてる会社も全国に拠点があるから、僕はソワソワしている。ソワソワはするが、転勤したくない訳ではない。この会社に入った時から転勤があることは分かっていた。それを承知で入社した。

世の中のサラリーマンの中にはなるべく転勤したくないと考えている人も一定数いるだろう。自分自身が動きたくなかったり、結婚相手から反対されていたり、子どものことを考えてなど、理由は様々だと思う。

さっきも言った通り僕は転勤はどちらかといえばしてもいいと思っている。一つの場所でずっと暮らし続けるのなんて嫌だし、色んな場所で生活して、色んな経験をしてみたい。転勤となれば会社都合な訳で引越し費用は会社が負担してくれる。ありがたい事だ。自分のお金を使わないで引越しが出来てしまう。一つ難点は行き先は自分で決められないということだ。所ジョージの番組のダーツの旅みたいだ。

もしかしたら、会社のお偉いさんたちは僕らの転勤先をダーツを投げて決めているのかもしれない。
(それは絶対ない。)

僕がなんでこんなにも転勤に対してアレルギー反応を示さないのか。それには理由がある。

父親が転勤族だったからだ。

生まれてから順番に愛知→静岡→山口→千葉→千葉と4回の引越しを経験した。その時に幼稚園が1回と小学校が2回変わっている。当時の友達とはすっかり疎遠になってしまったから僕には幼馴染と呼べる友達はいない。

当時はなんでこんなにも引越しをしなければいけないのかと幼いながらに思っていた。でも振り返ってみると父親の転勤のお陰で色んな場所に住んで、色んな経験をさせてもらえた。

その時に見た景色、思い出、経験は心の深い所に刻まれていてそれを時々思い出す。

これは誰にも渡したくない僕たちだけの宝物だ。

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