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靴屋のお姉さん。

今日革靴を二足買った。
一つは仕事用、もう一つはプライベート用だ。革靴だから安いものではなく二足合わせて5万円程した。

その靴は楽天市場でも買うことができて値段を比較したら二足とも店頭で買うよりも5千円程安かった。

それなのになぜ、店頭で買ってしまったのか。

それは店員のお姉さんが親切丁寧に接客をしてくれたからだ。ネームプレートには初心者マークがついていたからまだ新人だということが一目で分かった。そんなお姉さんの接客は親切丁寧だった。尚且つ一生懸命だった。

自分も営業という接客とは少し違うが、人と接する仕事をしているから人については少しわかる方だと思っている。そのお姉さんの気持ちになったら自分が接客したお客が靴を買ってくれたら嬉しいだろうと思った。自分は売ってるものが建物だからすぐその場で即断即決ということはあり得ないが、自分の話をよく聞いてくれたり、引き合いをくれた時にはとても嬉しい気持ちになる。仕事をしているからお姉さんの気持ちを想像することができた。
正直これが学生の時には気づかなかったと思う。

だから二足合わせて約一万円多く払ったのはお姉さんの接客に対して払ったと思うことにしておく。

今回のことを合理的でないと笑われたらそれまでだ。
でも僕は人間だから時に非合理的なことをするものだと思っている。合理的に事を突き詰めていったらそこには人間特有の温かさというものはなくなってしまう。それでは機械と一緒だ。

非合理的なことから時にして感動は生まれる。

僕は常々そう思っている。


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