ギブアンドギブ
「私が望むものを提供してくれなかったから」
「一緒にいて寂しかったから」
そんな理由で、恋の熱量が下がったことがある。
あとから振り返ってふと思った。
「私はいつも、求める側の人間だ」
ギブアンドテイクという言葉があるが、ギブしてほしいなら先にテイクをすべきだろう。そんなことはわかっている。
他人に何かを施した人は、巡り巡って自分のところにいいことが返ってくる。よく言われることだ。
これまでの人生を振り返ったとき、純粋に相手を思って何かをテイクしたことがあるか?と聞かれると全く自信がない。
もちろん、大切な友達のお誕生日にはお花とプレゼントを用意し、半同棲していた彼氏には家賃も求めることなく夜ご飯を作って待っていたりもした。
一方でそういう物理的な部分ではなく、精神的な部分でテイクしてきた覚えがないなぁと省みる。(相手からしたらギブされていると思うこともあるからもしれないが。)
そのことに気づいて自分なりに改善しようと思ったけれど、根底にある性質みたいなものは簡単には変えられないとも思った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?