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~つれづれクラシック日記②~ミクシィページより

◎楽器の印象的な楽曲、聴きどころ
*ヴァイオリン
マスカニーニ「カヴァレア・ルスティカーナ」間奏曲
マーラー「交響曲第5番」のアダージェット
シューマン「交響曲第2番」の第2楽章の終結部
プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」の「タイボルトの死」
ヴェルディ「椿姫」の第3幕前奏曲
「タイスの瞑想曲」

*ヴィオラ
ブラームス「セレナード第2番」バッハ「ブランデンブルク協奏曲第6番」
↑ヴァイオリンが使われないためヴィオラが管楽器の最も高い音域を受け持つ。

チャイコフスキー「交響曲第6番、悲愴」の第1楽章
メンデルスゾーン「交響曲第3番、スコットランド」の第1楽章冒頭
ベルリオーズの序曲「ローマの謝肉祭」
R・シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

ブルックナー「交響曲第4番、ロマンティック」の第2楽章
マーラー「交響曲第10番」の第1楽章「アダージョ」
ショスタコーヴィチの交響曲第11番「1905年」の第3楽章
バルトーク「管弦楽のための協奏曲」の第3、4楽章
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の第3楽章
コダーイ組曲「ハリ・ヤーシュ」の「歌」
R・シュトラウス「ドン・キホーテ」
↑ソロがある

*チェロ
シューベルトの「未完成交響曲」
ブラームス「交響曲第2番」
ドヴォルザーク「交響曲第8番」
ブルックナー「交響曲第7番」
↑チェロの低音から始まる

ドヴォルザーク「交響曲第8番」第4楽章の主題提示、変奏。
ロッシーニの歌劇「ウィリアム・テル」序曲冒頭(「夜明け」)の五重奏
プッチーニの歌劇「トスカ」のアリア「星は光りぬ」の直前の四重奏
ドビュッシーの交響詩「海」の第1楽章での4分割したチェロ・パートの波の表現
プロコフィエフの交響曲第5番の第4楽章でも4つのチェロ・パート。
ヴィラ・ロボス「ブラジル風バッハ」第5番のチェロの8重奏。
シューベルト「未完成交響曲」の第1楽章、第2主題
シューベルト「グレイト」の第2楽章。

*コントラバス
マーラー交響曲第1番「巨人」の第3楽章の冒頭
R・シュトラウスの歌劇「サロメ」におけるヨカナンの首切りシーン
チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」の第4楽章の終結部
ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」の第2楽章の終結部
ベートーヴェン交響曲第9番「合唱つき」第4楽章(←チェロと一緒に演奏)

ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」の第2楽章
シベリウスの交響曲第2番の第2楽章
↑ピチカート奏法

*フルート
ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲の冒頭
ビゼー「アルルの女」第2組曲「メヌエット」
ビゼー「アルルの女」の「ファランドール」(←ピッコロ)

*オーボエ
あらゆる交響曲、管弦楽曲で登場。
シューベルト交響曲第8番「未完成」

*クラリネット
ロマン派の作曲家たち。例えばチャイコフスキーの曲で活躍。
チャイコフスキー交響曲第5番の冒頭
モーツアルト交響曲第39番第3楽章

*ファゴット
ベートーヴェン交響曲(9つとも)
デュカス交響詩「魔法使いの弟子」

*ホルン
R・シュトラウス全般(父親が優れたホルン奏者であったため)
R・シュトラウス「英雄の生涯」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ベートーヴェン「田園交響曲」

*トランペット
マーラー交響曲第5番、第1楽章(葬送の音楽)

*トロンボーン、テューバ
ベルリオーズ、ワーグナー以降。
ワーグナー「ニュルンベルクの名歌手」
マーラー交響曲第3番第1楽章(←トロンボーンソロ)

*アルト・フルート
ラヴェル「ダフニスとクロエ」第2組曲
*コルネット
ベルリオーズ「幻想交響曲」から「舞踏会」「断頭台への行進」
*コールアレグレ
ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」
*オーボエ・ダモーレ
R・シュトラウス「家庭交響曲」
*コントラファゴット
ラヴェル「マ・メール・ロワ」
*サクソフォーン
ビゼー「アルルの女」より「間奏曲」
*ティンパニ
ベルリオーズ「幻想交響曲」から「野の風景」
*オルガン
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガンつき」
*ハープ
ベルリオーズ「幻想交響曲」
スメタナ「わが祖国」
 

*「極上のオーケストラ鑑賞ガイド」草思社 参照

2014年11月22日 21:35

TV>ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番ハ短調 ワイゼンベルク・ピアノ カラヤン指揮 ベルリンフィル
協奏曲というのはそもそもが楽器のスターを作るために作られたような楽曲です。ので、ピアノ好きなラフマニノフさんが、ピアノをキラキラさせるために書いたような曲です。ピアニズムが堪能できます。特に2番は有名だと思う。

さて、そもそもあまり好きではない曲です。(他のピアノ協奏曲と比べると好きでも嫌いでもない)そういう曲に関しては、やけにカラヤン指揮が「いいんじゃないかな~」と思えます。
つまり「立派に演奏するとこうなるよね」という予測を裏切ることはない。安心のカラヤン品質・・・・といったところ。たぶん「わかりやすい」のだと思う。

ワイゼンベルクのピアノは、クリアな音質。洗練されていて、嫌味がない。技術的にはすばらしいし、カラヤンの要求(うるさいらしい)にも、きちんと対応。好きだわ。カラヤンは「もっと、きらきらしろ~~~」とかいったかもしれないけど。

映像も、カラヤン品質。ありがちですが(おそらく)いいんじゃないかしら?カラヤン、協奏曲にとても向いてるんじゃないかな?

ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番ハ短調 
カラヤン指揮 ワイゼンベルク・ピアノ  ベルリンフィルハーモニー
1973年9月 フィルハーモニー(ベルリン)


2014年11月22日 16:47

◎オーケストラ図鑑(ロシア・北ヨーロッパ・その他)
*ロシア・ナショナル管弦楽団
1990年設立。モスクワ 音楽院大ホールが本拠地
歴代指揮者:ペレトニョフ、K・ナガノ、ヴェデルニコフ(創立桂冠指揮者1990~)
得意曲:ロシアものだけでなくレパートリーは広い。近年はベートーヴェンの名演も。
特徴:1990年11月、ペレストロイカの中で誕生したロシア初の民間オーケストラ。ピアニストで指揮者のペレトニョフが私財とスポンサーを募って、楽員を一般公募のオーディションで採用した。
*サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団
1882年創設。サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー・ホールが本拠地
歴代指揮者:クーセヴィツキー、ムラヴィンスキー、K・ザンデルリンク、ヤンソンス、ユーリ・テミルカーノフ(1988~)
得意曲:チャイコフスキー、ショスタコーヴィチをかくとするロシアもの。ロシアの冬と夏、ロシアの明暗、ロシアの繊細さと壮麗さを表現。
特徴:マーラー、R・シュトラウスも指揮台に立っている。1938から1988年まで首席指揮者を務めたムラヴィンスキー時代にピークとなった。ムラヴィンスキーが鍛え上げたロシア音楽の最高権威。
*マリインスキー劇場管弦楽団
1783年創設。サンクト・ペテルブルク マリインスキー劇場
得意曲:ナブラヴニク、テミルカーノフ、ゲルギエフ(1988~)
得意曲:劇場のオーケストラのためオペラ、バレエをこなす柔軟性と機能性。ロシア音楽が基本だが、ゲルギエフとともにドイツ=オーストリア系作品、フランス作品も演奏するように。
特徴:チャイコフスキー「悲愴」、ラフマニノフの交響曲第二番などを初演したロシアの最古参。
*ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
1882年創設。ヘルシンキ フィンランディア・ホール
歴代指揮者:カヤヌス、ハンニカイネン、ベルグルント、O・カム、レイフ・セーゲルスタム(1995~2007)
得意曲:なんといってもシベリウス。
特徴:フィンランドの名門。数々のシベリウス作品を初演。味わい深い自然な表現。
*ラハティ交響楽団
1910年創設。ラハティ シベリウス・ホール
歴代指揮者:ヴァンスカ(1988~2008)、サラステ
得意曲:シベリウス。シベリウス独特の音、様式美。詩的。
特徴:ヘルシンキの北に位置する小さな町・ラハティ市がかかえるオーケストラ。1985年にクラリネット奏者でもあったヴァンスカが首席客演指揮者に就任、88年以降は音楽監督となって、世界的に活躍するように。
*フィンランド放送交響楽団
1927年創設。ヘルシンキ フィンランディア・ホール
歴代指揮者:ベルグルンド、O・カム、セーゲルスタム、サラステ
得意曲:フィンランドのオーケストラの中ではもっとも広範なレパートリーをもつ。
特徴:音色、アンサンブル、音楽性は洗練された明るさを持ち現代的でスマート。北欧らしい美しいサウンド。
*オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
1919年創設。オスロ コンサートホールが本拠地。
歴代指揮者:O・グリュナー=ヘッゲ、プロムシュテット、O・カム、ヤンソンス、プレヴィン、サラステ(2006~)
得意曲:北欧的イメージは希薄。都会的な洗練された音楽。ストラヴィンスキーなど近現代。
特徴:清潔感。洗練されたセンスと表現のスマートさ。
*ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
1902年。ストックホルム コンサートホールが本拠地。
歴代指揮者:v・ターリヒ、ドラティ、ロジェストヴィンスキー、デイヴィス、ヤルヴィ、アラン・ギルバート(2000~2007)、オラモ
得意曲:安定感があり、ドイツのオケを思わせる豊かさがある。近現代作品を演奏してもメカニカルな冷たさはない。
特徴:「王立」のスウェーデンの名門。
*ブタペスト祝祭管弦楽団
1983年。ブタペスト コンサートホール、リスト音楽院ホール
歴代指揮者:フィッシャー、コチシュ
得意曲:バルトーク。ハンガリー音楽が中心だったが、最近はドヴォルザークなど。
特徴:新進気鋭の優秀な楽団。すばらしく個性的な演奏。
*チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
1896年創立。プラハ 芸術家の家ドヴォルザーク・ホール
歴代指揮者:ターリヒ、クーべリック、アンチェル、ノイマン、ピエロフラーヴェク、アルブレヒト、アシュケナージ、ズデニェク・マカル
得意曲:スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェクなど自国作品が独壇場。ドイツ=オーストリア系の古典派とロマン派音楽にも優れた演奏。
特徴:ターリヒ、アンチェルらチェコが誇る名匠のもと「東西の壁」が崩壊するまで、社会主義国家最高のオーケストラと謳われた。ウイーンフィルと比べられるほどの弦楽器群の魅力、温かいヒューマニティ溢れる語り口など、聴く人を幸せにするオケ。
*イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
1936年創立。テル・アヴィヴ フレデリック・R・マン・オーディトリアム
歴代指揮者:バーンスタイン、P・パレー、マルティノン、マズア
得意曲:メンデルスゾーン以降のロマン派音楽。
特徴:ナチス・ドイツの台頭を嫌ったユダヤ系ヴァイオリニストのフーベルマンが、ユダヤ人演奏家に呼びかけパレスチナ交響楽団として創設。異様なほど粘り気のある弦の響きと情念の強さを秘めた歌心。

*「極上のオーケストラ鑑賞ガイド」  草思社 参照


2014年11月18日 09:39

◎オーケストラ図鑑(ヨーロッパ)
*ロンドン交響楽団
1904年創立。ロンドン バービガン・ホールが本拠地
歴代指揮者:クリップス、モントゥー、プレヴィン、アバド、デイヴィス、ゲルギエフ(2007~)
得意曲:交響曲ならハイドンからマーラーまで。民族色の強い作品にも対応。すべて出来る。しいて言えば、ロマン派民族主義音楽と近代音楽で聴かせる瑞々しさが真骨頂か?
特徴:すばらしき無個性。指揮者の腕で名演を作る職人集団。
*ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1932年創立。ロンドン ロンドン・フェスティバル・ホール
歴代指揮者:ビーチャム、ブリッチャード、ショルティ、テンシュテット、マズア(2000~)
得意曲:重厚堅固なベートーヴェンから、複雑怪奇なマーラー、ショスタコーヴィチまでの交響曲。作品ごとに描き分ける技術力。
特徴:フレンドリーな「ロンドンのベルリンフィル」のよう。レコーデイング多い。ロンドンのオーケストラの中で最も華があるといわれる。大富豪のサー・ビーチャムが私財を注いで一流のオケマンを引き抜いた。
*フィルハーモニア管弦楽団
1945年創立。ロンドン ロイヤル・フェスティバル・ホール
歴代指揮者:カラヤン、クレンペラー、ムーティ、シノーポリ、ドホナーニ(1997~)
得意曲:当初は売れ筋ならなんでも録音した。クレンペラー時代にバッハ、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーの音楽で、本家ドイツを越える名演。レパートリーの核とした。
特徴:EMIの名プロデューサーで野心家だったWレッグによってレコーディング専用のオーケストラとして創設。壮年カラヤンと膨大なレコーデイング。ドイツの巨匠クレンペラーを招き評価は国際的になった。
*BBC交響楽団
1930年創立。ロンドン ロイヤル・フェスティバル・ホール、バービカン・センター、他。
歴代指揮者:ボールト、ドラティ、Cデイヴィス、ブーレーズ、Aデイヴィス、イルジー・ピエロフラーヴェク(2006~)
得意曲:エルガーなどの自国作品(ブリティッシュ・ラインというシリーズ・コンサートが大人気)バルトークからペンデレツキまでの近現代音楽。
特徴:放送オケの自覚が強く、自国の音楽と現代音楽を積極的に演奏紹介。初見でも弾ける腕利きが揃えられているが「我々のサウンドや音楽作り」に対するこだわりが弱いため、指揮者の個性が発揮されやすい。
*チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
1868年創立。チューリヒ トーンハレが本拠地。
歴代指揮者:アンドレーエ、ケンペ、アルブレヒト、若松弘、エッシェンバッハ、フロール、ジンマン(1995~)
得意曲:独仏の文化圏の谷間。20世紀半ばに現代音楽を積極的に演奏させられたため得意曲を築けなかった。ジンマンになってドイツ古典派、ロマン派音楽が得意に。
特徴:革命に加担してチューリヒに亡命中のワーグナーが編成・指揮したオーケストラがきっかけとなって、トーンハレ協会の専属となった。後発のアンセルメ率いるスイス・ロマンド管に及ばなかったが、アンセルメ没後の1960年代から、ケンペを迎えて躍進。苦節100年を経て花開いた。
*国立パリ管弦楽団
1967年設立。(前身は1828年創設のパリ音楽院管弦楽団という名門)パリ サル・プレイエルが本拠地
歴代指揮者:ミュンシュ、ショルティ、バレンボイム、ビシュコフ、ドホナーニ、エッシェンバッハ(2000~)
得意曲:パリ音楽院管時代はフランス音楽に他の追随を許さない名演を披露。国際派を目指してからは、オールラウンドに。名手を揃える管楽器群が活躍する音楽が得意。
特徴:国際派を目指した時のフランス文化相による発展解消の末に、旧学院の3分の2を排除、1967年に名匠ミュンシュを初代首席指揮者に迎えて華々しく船出したが、2年足らずでミュンシュは急逝。
*フランス国立管弦楽団
1934年設立。パリ シャンゼリゼ劇場、シャトレ座、他が本拠地。
歴代指揮者:アンゲルブレシュト、ルルー、マルティノン、マゼール、デュトワ、マズア(2002~)
得意曲:デュトワ時代まではフランス音楽にこだわった。ロシア、イギリスの20世紀音楽も得意とする。
特徴:放送オーケストラならではのフレキシビリティがある。明快さ、柔軟さがある。
*ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団
1908年設立。ローマ オーディトリウム・パルコ・デッラ・ムジカを本拠地とする。
歴代指揮者:モリナーリ、プレヴィターリ、シッパーズ、シノーポリ、ガッティ、チョン・ミョンフン、パッパーノ(2005~)
得意曲:オペラ全般。カラフルで豪快な音楽。コンサート・オーケストラの定番曲ならこなす。
特徴:1980年代のシノーポリ時代以降はオーケストラ音楽を数多く録音。イタリア人気質を全開させて、自分たちの音楽を表現する情熱とパワー。
*ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
1993年設立。ミラノ オーデイトリウム・ディ・ヴェルディを本拠地とする。
歴代指揮者:ムーティ、ジュリーニ、佐渡裕、シャイー(桂冠指揮者1999~)
得意曲:結成当時からの音楽監督のシャイーの持ち曲、ブラームス、マーラーが主軸。
特徴:ミラノのヴェルデイ音楽院などで学んだ有望若手を集めて結成したコンサート・オーケストラ。若き精鋭集団。
*ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団
1778年。ミラノ スカラ座
歴代指揮者:トスカニーニ、V・デ・サーバタ、C・M・ジュリーニ、アバド、ムーティ
得意曲:オペラは本職。交響曲でも迫真のドラマ表現、輝かしい歌が陶酔的ですばらしい。
特徴:スカラ座専属のオーケストラ。オフ・シーズンの4ヶ月間はコンサート・オーケストラとして演奏を披露。歴史は250年近く。

「極上のオーケストラ鑑賞ガイド」草思社 参照


2014年11月17日 12:04◎オーケストラ図鑑(アメリカ・カナダ)
*ニューヨーク・フィルハーモニック
1842年創立。本拠地はニューヨーク エイヴリー・フィッシャー・ホール
歴代指揮者:マーラー、トスカニーニ、バーンスタイン、ブーレーズ、メータ、マズア、マゼール(2002~)、アラン・ギルバート(2009~)
得意曲:楽団ゆかりのマーラー、ニューヨーク出身のコープランドの作品。個々の奏者のレベルが高いので個人技の発揮できる作品。
特徴:トスカニーニ、バーンスタイン時代が黄金期か?勢いのある演奏が持ち味だった。
*シカゴ交響楽団
1891年創立。本拠地はシカゴ オーケストラ・ホール
歴代指揮者:ストック、ライナー、マルティノン、ショルティ、バレンボイム、ハイテインク(2006~)
得意曲:後期ロマン派から近現代の大規模な管弦楽作品。特にマーラー。
特徴:弦楽器、名手ぞろいの木管、パワフルな金管。個々の能力の高さと豊かさ。ショルティ時代、黄金期か?
*ボストン交響楽団
1881年創立。本拠地はボストン シンフォニー・ホール
歴代指揮者:クーセヴィツキー、ミュンシュ、ラインスドルフ、スタインバーグ、小澤征爾、レヴァイン(2004~)
得意曲:エリート集団。どんな曲でも水準以上。ミュンシュ、小澤の十八番のベルリオーズが得意曲か?
特徴:19世紀末から20世紀初頭にかけてニキシュ、ムックなどドイツ指揮者が牽引したが、モントウー、クーセヴィツキー、ミュンシュによって、フランス、ロシアの音色に。洗練された音色。
*フィラデルフィア管弦楽団
1900年創立。本拠地はフィラデルフィア キンメル・センター・ヴェリゾン・ホール
歴代指揮者:ストコフスキー、オーマンデイ(38~80)ムーティ、サヴァリッシュ、エッシェンバッハ(2003~)、デュトワ(2008~)
得意曲:後期ロマン派などの華やかな管弦楽作品。サヴァリッシュ、エッシェンバッハ時代はドイツ系が多かった。
特徴:オーマンデイ時代に「フィラデルフィアサウンド」として名声を博す。ムーテイ時代に洗練度が極まる。
*クリーヴランド管弦楽団
1918年創立。本拠地はクリーヴランド セヴェランス・ホール
歴代指揮者:ロジンスキー、セル、マゼール、ドホナーニ、フランツ・ウェルザー=メスト(2002~)
得意曲:セル時代、モーツアルト、ベートーヴェンの古典派音楽では他の追随を許さない緻密なアンサンブルを誇った。90年代、ブーレーズとのストラヴィンスキー、ドビュッシーの録音は高い機能性を発揮。
特徴:セルは完ぺき主義者、厳格なリハーサルでオケを鍛えた。世界的オーケストラに。
*ロサンジェルス・フィルハーモニック
1919年設立。本拠地はロサンジェルス ウォルト・ディズニー・コンサートホール
歴代指揮者:クレンペラー、メータ、ジュリーニ、プレヴィン、サロネン(1992~)デュダメル(1981年生まれ。2009~)
得意曲:メータ時代はRシュトラウスの管弦楽曲やストラヴィンスキーの「春の祭典」、ジュリーニ時代はスタンダードな名曲の演奏、サロネンは近現代音楽が評価されている。
特徴:メータ時代が国際的な名声が高かった。米国西海岸を代表するオーケストラ。
*メトロポリタン歌劇場管弦楽団
1883年設立。本拠地はニューヨーク カーネギー・ホール
歴代指揮者:マーラー、トスカニーニ、クーべリック、レヴァイン(1976~)
得意曲:レヴァイン指揮のワーグナーやRシュトラウス。劇的な音楽。
特徴:スター歌手を集めてゴージャスな公演を続けてきた。洗練されていてゴージャス。
*モントリオール交響楽団
1934年設立。本拠地はモントリオール サル・ウィルフリッド・ペレティエ
歴代指揮者:マルケヴィッチ、メータ、デュトワ、ケント・ナガノ(2006~)
得意曲:フランス音楽、ロシア音楽。
特徴:モントリオールはフランス語圏。1977~2002まで音楽監督をつとめたデュトワもフランス、ロシアものを得意とした。

「極上のオーケストラ鑑賞ガイド」草思社 参照。


2014年11月17日 00:53

◎オーケストラ図鑑(三大・ドイツ・オーストリア)
*ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1842年創立。本拠地はウィーン ムジークフェラインザール。
歴代指揮者:フルトヴェングラー、ワルター、ベーム、カラヤンが統率。マゼール、アバド、小澤征爾、ゲルギエフなど招く。クナッパーブッシュ、C・クライバーも振っている。
得意曲:ハイドン、モーツアルト、ベートーヴェンを筆頭とする古典派からロマン派にかけてのすべて。マーラー、ブルックナーはもっとも得意とするところ。オペラも定評がある。フランス音楽、ストラヴィンスキーがやや苦手か?
特徴:楽器、奏法も流行を追わず伝統を堅持。甘美な弦楽器、優雅な管楽器。
*ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1882年創立。本拠地はベルリン・フィルハーモニー。
歴代指揮者:ビューロー、ニキシュ、フルトヴェングラー、カラヤン、アバド、ラトル(2002~)
得意曲:ドイツ・オーストリアの作品は時代を問わず名演。ベートーヴェン、シューマン、ブラームスは他を寄せ付けない魅力と説得力。カラヤン時代以降、フランスものも得意に。
特徴:かつては重厚、雄大、たくましく男性的。近年は国際色豊かで洗練された演奏。
*ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
1888年創立。本拠地はアムステルダムコンセルトへボウ。
歴代指揮者:メンゲルベルク、ベイヌム、ヨッフム、ハイテインク、シャイー。ヤンソンス(2004~)
得意曲:万能型だが、ブルックナー、マーラー、Rシュトラウスに名演が多い。
特徴:「ヨーロッパの三大オーケストラ」と讃えられる実力と魅力を築いたのは50年も常任指揮者に君臨したメンゲルベルク。ノーブルな響きと重厚なアンサンブル。
*バイエルン放送交響楽団
1949年創立。本拠地はミュンヘン フィルハーモニー&ヘラクレスザール
歴代指揮者:ヨッフム、クーべリック、コンドラシン、デイヴィス、マゼール、ヤンソンス(2003~)
得意曲:ドイツ=オーストリア系の重厚な作品。モーツアルト、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー。
特徴:暖かみのある重厚な響き。曲によってはスピード感も出せる技術力。
*シュトゥットガルト放送交響楽団
1945年創立。本拠地はシュトゥットガルト リーダーハレ
歴代指揮者:ミュラー・クレイ、チェリビダッケ、マリナー、ジェルメッティ、ノリントン(1998~)
得意曲:チェリ時代はフランス音楽でも名演があったが、現在はベートーヴェンからワーグナー、ブラームスに至る19世紀作品が高評価。
特徴:ノリントンを迎えて「モダン古楽」というべき斬新な演奏に。
*ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
1548年創立。本拠地はドレスデン ザクセン州立歌劇場(ゼンバー・オーパー)
歴代指揮者:ベーム、ケンペ、プロムシュテット、シノーポリ、ハイテインク、ルイージ(2007~)
得意曲:ワーグナー、R・シュトラウス作品は作曲家直伝の味わいと説得力。
特徴:表現はしなやかで温かく潤いがある。「アルプス交響曲」を初演した歴史あるオーケストラ。
*ベルリン・シュターツカペレ
1742年創立。本拠地はベルリン 州立歌劇場
歴代指揮者:カイルベルト、コンヴィチュニー、シュタイン、スウィトナー、バレンボイム(1992~)(戦前は、Rシュトラウス、ワインガルトナー、クレンペラー、Cクラウスに率いられてきた)
得意曲:ワーグナーを中心とするドイツ・オペラ。ベートーヴェン、マーラーも骨のある仕上がり。
特徴:密度の濃い演奏。骨太のサウンド。
*ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
1893年創立。本拠地はミュンヘン フィルハーモニー(ガスタイク文化センター)
歴代指揮者:ワインガルトナー、ケンペ、チェリビダッケ、レヴァイン、ティレーマン(2004~)
得意曲:技術的優秀さ、音色のすばらしさ、音楽性の豊かさ。作品がなんであれ、一流。
特徴:1910年にマーラーの「千人の交響曲」を作曲家の指揮で初演、ワルターはマーラー没後「大地の歌」を初演。
*ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
1743年創立。本拠地はライプツィヒ 新ゲヴァントハウス
歴代指揮者:メンデルスゾーン、二キシュ、フルトヴェングラー、コンヴィチュニー、マズア、プロムシュテット、シャイー(2005~)
得意曲:19世紀のドイツ=オーストリア系作品。ベートーヴェン、シューマン、メンデルスゾーンを経て、ブラームスまで。
特徴:19世紀はメンデルスゾーンがシューベルトやバッハを指揮。20世紀になるとフルトヴェングラー、ワルターが統率。古風で深い味わい。
*ベルリン・ドイツ交響楽団
1946年創立。本拠地はオットー・ブラウン・ザール
歴代指揮者:フリッチャイ、マゼール、シャイー、アシュケナージ、ケント・ナガノ、メッツマッヒャー(2007~)
得意曲:放送交響楽団ということで、幅広いレパートリー。ドイツ的誠実さ、まじめさに加え、現代的なスピード感がある。
特徴:ベルリンでアメリカ占領地域放送局(RIAS)直属のオーケストラとして誕生。マゼール時代はベルリンフィルに並ぶほどの名声を得た。
*北ドイツ放送交響楽団
1945年創立。本拠地はハンブルク ライスハレ(旧ムジークハレ)
歴代指揮者:シュミット=イッセルシュテット、アツモン、ヴァント、エッシェンバッハ、ドホナーニ(2004~)
得意曲:古典派~ロマン派。ブルックナー、ブラームス、ベートーヴェン。ヴァント時代に黄金期がきたが、エッシェンバッハ、ドホナーニ時代になっても健在。
特徴:重厚な響き。熱演であっても引き締まった印象。厳しい温かさ。
*ウイーン交響楽団
1900年創立。本拠地はウイーン ムジークフェラインザール&コンツエルトハウス
歴代指揮者:レーヴェ、フルトヴェングラー、カラヤン、サヴァリッシュ、ジュリーニ、プレートル、フェドセーエフ、ルイージ(2005~)
得意曲:幅広く古典から現代まで対応。協奏曲やウインナーワルツも上手い。
特徴:伝統を誇るウイーンフィルとは対照的に現代曲に積極的。

「極上のオーケストラ鑑賞ガイド」草思社。参照。
2014年11月16日 22:21

{雑文}バイオリン
ひさしぶりにバイオリンを手にした。
そういえば、「ラ」が主音だったわね・・・←いまさら。
きちんと音を合わせますと、なかなかよい音がします。
練習用の安いものでも、楽しいですね。
バイオリンは友人から頂いたカタログでもらったもので、先生にならったりしてないんですが(無料体験みたいのは行った)楽譜が読めれば、けっこう弾けるものです。
ピアノしかやってこなかったもので、音をあわせたり弦をはったりするのがとても新鮮!!

ほんとはね、もっと音域が低いものが好みなの。
「愛のあいさつ」とか、きれいに弾ければねえ・・・初心者でも弾けるらしいので。今は、きらきら星を弾けるくらいかな。イ長調しか弾けないので、他の調でも挑戦するかな・・・(←他の調、難しそうね・・・)

弦楽器を手にすると、クラシックを聞いていても、弦楽器が気になってきます。

フルニエのもったり上品なチェロも、ムターの濃厚なヴァイオリンも、大好き!!弦はもったり系が好き!!(ヨーヨー・マのチェロは音が微妙に外れているように聴こえるのだけど、調音の段階で低めに設定してるのかな?なんだか酔うのです。絶対音感お持ちの方に正確なところを聞いてみたい)

実際に楽器を手にしてみることで、そういう楽しみも増えますね。
2014年11月16日 14:50

<TV>マーラー交響曲第2番「復活」2003 アバド指揮
マーラーはあまり好きではないのです。ブルックナーと比べられたりしますが「長い」ということを除いてあまり共通点はないように思います。
ブルックナーは「あーでもない」「こーでもない」という内省的なのに対し(ぐだぐだ)、マーラーは芸術家である自分を意識していたと思うのです。その「インテリ芸術家」がかっこよく悩むのが私は、気に入らない。「死の恐怖と闘った」なんてどこぞの評論でみましたが、死とはなんぞやということを「芸術家である自分」が考えている様子を描いているようにしか思わないのです。過剰な自意識が気持ち悪くて、私はしばしば「マーラー酔い」をします。自意識というと「ワーグナー」を思い出しますが、奴は「いいもの食べたーい」「いい女と遊びたーい」という感じ。「だって、作曲すれば、金も女もついてくるし~」というバブリーな感じが嫌味ではないのです。
若い奥さんが浮気しまくり、不眠症に悩まされたらしいですが、若い奥さんだって「お金や地位があったって、面倒くさい旦那といたらやってらんないわよ~」と思ったことでしょう。(だからといってアルマ・マーラーは好きではありませんが)音楽は精神医学的な、病気持ちっぽいです。それをかっこよく思ってそうなのがなあ・・・・マーラーは苦手だ。

そんなマーラー嫌いな私が、観ました。2番って「声楽」ついてるのね。女性のソプラノ。ヴィブラート多い。今回もばっちり「マーラー酔い」をしました。弦のヴィブラートもよくきいてて、揺れ感半端ないです。マーラー、できるだけ遠ざけていたのですが、だめですね~。今回の酔いは強い!!ということは「マーラー好き」さんからみたら名演ではないのかな?それはそれは立派な感じでしたし。

アバドはもともと、イタリアオペラ、現代音楽をよく演奏したそうです。アバドは、ベルリンフィルをやめて、ルツェルン音楽祭にでるようになって、のびのびと演奏するようになったそうな。ルツェルン・・・スイスにある都市で、さまざまな人種、さまざまな国籍の音楽家が演奏するそうですよ。音楽って何もウイーンやベルリンフィルだけでないですものね・・・・まあ、だからといって、何もベルリンフィルにいつも他国のものを演奏させるのも変な話だと思うけれど・・・・。そもそも、どうしてベルリンフィル振ることになったのだろう?お互いに不幸だったのかもねえ・・・。これまでアバドさん避けてたんだよね。この先は・・・??

マーラー第2番ハ短調「復活」クラウディオ・アバド指揮。
エチリ・グヴァザヴァ(ソプラノ)アンナ・ラーション(メゾ・ソプラノ)ルツェルン祝祭管弦楽団
オルフェオン・ドノスティアラ合唱団
ルツェルン・カルチャー&コンヴェンション・センター内 コンサートホール(ルツェルン)
2003年8月

2014年11月08日 18:22

<TV>ヴァルトビューネ1993、ロシアンナイト 小澤征爾&ベルリンフィル
小澤さんは、この後、日本でもやりたいといったという。夕暮れ時に野外でやるコンサート。子供が走り回り、一緒に歌ったり踊ったり手拍子したりするもの。
この様子を観て、あー、これは日本でぜひやってもらいたかったな・・・と思いました。昔、古代ギリシアでは老いも若きも、富める者も貧しいものも劇場に向かった。富めるものは、資金援助をした。貧しいものはその国にいるかぎり無料で観れた。劇場はすり鉢上にできていて、中央の声がとてもよく届いたという。
音楽の可能性を探る上で、歴史を参考にしてもよい。こんなすばらしいコンサートが現代でもできるのなら、もっとやってみてもよいのではないか・・・・と。

小澤さんは、みんなと仲良くなるチャーミングな人なのだという。指揮の様子をみる限り、ちっちゃいアジア人が・・・・と、偏見の目でみられそうなくらい、ぴょこぴょこと指揮をしている。ベルリンフィルはプロの集団。どんな指揮者がこようとでんと構えている。音の良さに関しては、オケの技術によるところが大きい。

それでも、楽しい雰囲気はよく伝わってきた。音楽を楽しむという姿勢を忘れた指揮者より小澤征爾さんはよっぽど誇るべき日本人指揮者なのだろう、と思った。

個人的には、ラデツキー行進曲を聴くとわくわくします。アンコールに持ってきたあたりの構成はいいんじゃないかなあ。

ヴァルトビューネ1993.ロシアンナイト  小澤征爾指揮 ベルリンフィル
メニコルサコフ 序曲「ロシアの復活祭」
チャイコフスキー 管弦楽組曲「くるみわり人形」
ポロデイン だったん人の踊り
ストラヴィンスキー バレエ組曲「火の鳥」
チャイコフスキー 序曲「1812年」
~アンコール~
ハチャトゥリアン 剣の舞
チャイコフスキー 管弦セレナードハ長調より第2楽章
J・シュトラウス ラデツキー行進曲
リンケ  ベルリンの風
1993年 ヴァルトビューネ ベルリン

2014年11月03日 15:00

<TV>ヴァルトビューネ1993、ロシアンナイト 小澤征爾&ベルリンフィル
小澤さんは、この後、日本でもやりたいといったという。夕暮れ時に野外でやるコンサート。子供が走り回り、一緒に歌ったり踊ったり手拍子したりするもの。
この様子を観て、あー、これは日本でぜひやってもらいたかったな・・・と思いました。昔、古代ギリシアでは老いも若きも、富める者も貧しいものも劇場に向かった。富めるものは、資金援助をした。貧しいものはその国にいるかぎり無料で観れた。劇場はすり鉢上にできていて、中央の声がとてもよく届いたという。
音楽の可能性を探る上で、歴史を参考にしてもよい。こんなすばらしいコンサートが現代でもできるのなら、もっとやってみてもよいのではないか・・・・と。

小澤さんは、みんなと仲良くなるチャーミングな人なのだという。指揮の様子をみる限り、ちっちゃいアジア人が・・・・と、偏見の目でみられそうなくらい、ぴょこぴょこと指揮をしている。ベルリンフィルはプロの集団。どんな指揮者がこようとでんと構えている。音の良さに関しては、オケの技術によるところが大きい。

それでも、楽しい雰囲気はよく伝わってきた。音楽を楽しむという姿勢を忘れた指揮者より小澤征爾さんはよっぽど誇るべき日本人指揮者なのだろう、と思った。

個人的には、ラデツキー行進曲を聴くとわくわくします。アンコールに持ってきたあたりの構成はいいんじゃないかなあ。

ヴァルトビューネ1993.ロシアンナイト  小澤征爾指揮 ベルリンフィル
メニコルサコフ 序曲「ロシアの復活祭」
チャイコフスキー 管弦楽組曲「くるみわり人形」
ポロデイン だったん人の踊り
ストラヴィンスキー バレエ組曲「火の鳥」
チャイコフスキー 序曲「1812年」
~アンコール~
ハチャトゥリアン 剣の舞
チャイコフスキー 管弦セレナードハ長調より第2楽章
J・シュトラウス ラデツキー行進曲
リンケ  ベルリンの風
1993年 ヴァルトビューネ ベルリン

2014年11月03日 15:00

<TV>テイーレマン「アーヴァンド・コンサート2012」
テイーレマンという人は「わざとらしい」指揮をする人だと思っていたわけです。わざとらしさが「鼻につき」どうしても好ましいと思わないのだけど、この演奏を聴いてちょっと納得したことがありました。
この演奏はクリスマス間近なドレスデンの教会で行われたそうです。ろうそくの明かりのなか粛々と演奏に耳を傾けます。なんだか常識豊かな、素敵な方々が聴いているわけですね。教会の美しさもあり、なんだか神聖な気持ちになりました。そうそう、オケも合唱団も歴史の古いもののようです・・・・
そう、こういった「恣意的な」かおりのするものには、テイーレマン、ぴったりなんですね!!その文化、気質に親しみを覚えるものにとっては、さぞ心地よい空間なんだろうな・・・と。
空間の芸術(その場にいることの価値)をとても感じました。曲のセレクトもとても、素敵!!タイスの瞑想曲とか、2人の女性が歌う「ヘンデルとグレーテル」とかよかったです。

まあ、私はクリスマス前に、1回観るくらいでいいかな・・・・という感じでした。

テイーレマン「アヴァンド・コンサート2012」
J・S・バッハ 管弦楽組曲第4番よりイジュイサンス
ヘンデル  オラトリオ「メサイア」56よりすべての谷はうめたてられこのようにして主の栄光        が表されると
キーンツル クリスマス
モーツアルト ミサ曲ハ短調k427より天のいと高きところには神に栄光、主を讃えまつれ
ブルックナー モテット「ロクス・イステ」
マスネ  タイスの瞑想曲
メンデルスゾーン クリスマス・カンタータ 高き天より我はきたり。
フーパーディンク 歌劇ヘンデルとグレーテルより 夕べの祈り、夢のパントマイム
グノー 聖チェチーリア荘厳ミサ曲より聖なるかな
ヘンデル オラトリオ「メサイア」HWV56よりハレルヤ・コーラス

クリスティアン・テイーレマン指揮  シュターツカペレ・ドレスデン。同合唱団。
2012年。フラウエン教会(ドレスデン)
2014年11月03日 14:35

<TV>ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」バレンボイム&ウェスト=イースタン・デイヴァン・オーケストラ
バレンボイムって、こんな指揮してたっけ?と、思いました。
実力や人気に比して、やたら地位に恵まれた人でした。有名オケとの指揮の録音も多い。なんだか、やたらと恵まれていてその状態に疑問をもち続けてきたのです。
ところが、最近のバレンボイムさん・・・・あれ?「あの」バレンボイムが、うたってる、「あの」バレンボイムが間をとってる・・・・「あの」バレンボイムが、オケの奏者を見てる!!
私にとっては、びっくりの連続でした。
この方はご自身が「ピアノの神童」といわれていて、実際、指が回った(まわりすぎた)から、「なんで俺のピアノについてこれないんだ・・・」「なんで俺の要求する音が出せないんだ・・・」と思ったと思う。もちろん、私の想像なのだけど、奥様だったデュプレとの共演を聞いていると、いつもそう。奥様の呼吸が待てない。さくさくと曲を進めていく。まえのめりの感じで、リズムがずれて気持ち悪い感じでした。奥様が気の毒になっていました。
それが、いつの間にか「人を待てる人」になっていたわけです。歌い手が、たっぷりと歌っている姿を見て感動してしまいました。
曲は、感動的で、感動する曲なのだけど、私はそれ以上に「待てる」バレンボイムに感動しました。指揮者を長くしているのをみるとおもしろいなって思いました。80、90になった彼の指揮を聴くのが楽しみになってきました。

演奏は第一楽章始めはオケのやや雑な感じがありましたが、章をすすめるにつれ、熱演に。有名な第4楽章は、他の指揮者やオケの数ある名演に負けないすばらしいものでした。

バレンボイム指揮・ウェスト=イースト・デイヴァン・オーケストラ
ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)「プロムス2012」
2012年7月
2014年11月02日 19:51

<TV>ベートーヴェン「運命」テイーレマン&ウィーンフィル、2010・4
ベートーヴェンの交響曲。ちょうど聴き易い長さで、調性もしっかりしていて素敵な曲です。
おそらく、何度も聴くし、クラシックCDを購入しているうちに、集めてなくても集まってしまう曲なのではないか?と思います。
さて、「運命」。「さがるぞお・・・」の曲ですね。短調でいくらでも「重々しくしたり」「壮大に」できるのですが、テイーレマンはさくさくと進めます。もったりしていないので、わりと好感を持ちましたがやっぱりところどころ「うた」が欲しいと思いました。第二楽章。。。。。これ、やたらと崇高に演奏するんですよ。演奏のおそさはいらいらしましたが、それ以上に「わざとらしさを」感じたんですね。その後は、さらに恣意的なものになっていきます・・・・久し振りに「苦手な運命」を聞いたなあ・・・。オケの技術はすばらしいんだけど、さらーっと流れていく感じが私の理想とする「運命」とどうしても合わなくて、よさが見出せませんでした。

ベートーヴェンが「観念おじさん」なだけに、テイーレマンもありかな?と期待しましたが、期待はずれでした。

ベートーヴェン交響曲「運命」
テイーレマン&ウィーンフィル・ムジークフェラインザール・2010年4月。
2014年11月02日 19:10

<TV>ブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」
ブルックナーは、好きです。やたらと長くて面倒くさい人なのですが、適当にスルーしている間に、「あれ?今のとこ、めちゃいい!!」ということが起こります。
ブルックナーは上級者向けというのが相場らしいですが、それほど恐れることはないかもしれません。が、好き嫌いが分かれるのは確かな気がします。私はブルックナーの音楽は「あーでもない、こーでもない」というやつだと思うのです。その苦悩を全力で一緒に苦しんでいると、こちらの身ももちません。だいたいいつも鬱々としています。そして、きれいな霧のような音がやってきます。私のブルックナー音楽のイメージです。
 さて、ブルックナー指揮者というのがいて、クナとかヴァントとか朝比奈さんが名高いようです。偶然、始めヴァントで聴いていたため、どうしても比べてしまうのですが、ヴァントがやっぱりいいなあ・・・。(ヴァントさんの、リズムを刻む感じとかアクセントの付け方とか)それでも、クーべリックさん健闘しています。つまらない指揮者だとか言っててごめんなさい・・・・なかなか、よいブルックナーでした。自然の感じ。山々の霧を思い起こさせる名演だと・・・もちろんオケがすこぶる上手いからという理由もありそうですが。
さて、ティーレマン。出だしのホルンから恣意的なものを感じ、醒めました。しばらく聴いていたのですが、なんだか、もったいぶっている感じにいらいら・・・・と思ってしまった。いいオケなのにもったいない。ブルックナーって指揮者によるというけど意外と普通に指揮をしたほうがいい演奏になるのかも。。。。と思いました。
ブルックナー4番は「ロマンティック」なんて題がついていますが、全くもってロマンティックではありません。とくに1楽章はブルックナーにしては外に外にでていった音楽に思えます。男性的というか。もっと、鬱々とした感じがブルックナー的だと思うのですが。それにしても第2楽章が素敵!!クーべリックさん、この楽章、名演でした。
 
<ブルックナー交響曲第4番、変ホ長調「ロマンティック」>
〇クーべリック&ウィーンフィル。1971年(ウィーン)
〇ティーレマン&ベルリンフィル。2012年3月(ベルリン)
2014年11月01日 22:16

<TV>チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番、バレンボイム・ピアノ、メータ指揮。2012
久し振りに聴いた。
私は、バレンボイムが嫌いなのだ。かつて天才ピアニストとされていたが、ピアノを聴く限り「曲芸」にしか、きこえない。ピアノの音質、リズム、歌わせ方・・・・全く問題外だった。フィギュアスケートに例えると3回転のところを3・15回る感じ。この微妙なずれ感・・・・。三分割のリズムが等分にならず、2拍3拍が若干、速く回ってしまい、妙なすきまがある感じ。これは逆に回らないピアニストだと、うまく処理するのですが(「味がある」といわれたり)。ピアニストがピアノを弾かないクラシックファンによって「曲芸」のように思われるようになったのって、この人のせいではないかすら思う。
で、指揮もするようになった。ピアノすら、まともに弾いてないのにどうやって指揮するのか・・・・と思っていた。指揮は最悪だった。つまらん指揮だった。この人はドイツの古典がお好きなようなので、古典作品を「つまらなく」演奏した。何がいいのかわからないが有名な楽団や地位に恵まれた(ユダヤ人のネットワークでは?とする説もある)ジャクリーヌ・デュプレ(イギリス・チェリスト)と結婚した。私が、バレンボイムを恨むようになったのは、この点が大きい。イギリス美人・才能豊かだった。結婚のときユダヤ教に改宗した。一緒に演奏旅行をするようになるが、彼女はほどなく不治の病にかかり、演奏ができなくなる。で、若くして亡くなってしまう。
デュプレの演奏は、ロマンチックで壮大だ。男性的なパッションで突き進む。チェロの音の深く豊かなこと・・・・
デュプレは、結婚生活に恵まれなかっただろう。しかし、恨みはこの点ではない。
彼女の短い演奏家生命の中で、ことごとく夫婦競演をしているのだ。エルガー、チェロ協奏曲はバレンボイムのつまらん指揮によって、小規模なものになっている。ところどころ「歌いたい」彼女のチェロが、バレンボイムによって分断される(そんなわけで、この曲は「デュプレ&バルビローリ指揮」でお楽しみ下さい)結婚後の録音には必ず夫君が登場し邪魔をするのだ・・・・せめて、別の方の指揮やピアノで演奏していれば、もっと名演奏は残ったのではないか??と、思うのだ。
そんなバレンボイム・・・・70歳のバースデーコンサートの模様をTVで観た。
これが、とてもよかったのですね。3回転は3・02回転くらいのズレになり、メータの指揮・オケがとてもよかった。音質もとてもよくて、ああ、いい曲だなあ・・・と思った。もともとピアノがキラキラしててあまり好きな曲ではないのだけれど。歌わせるのは相変わらずうまくはないが、年とともに間の取り方や強弱がよくなったように思う。なにより真摯にピアノに取り組んでいた感じが好感がもてた。だって、この方、若い頃「こんなの簡単だぜ~~」という意識が音にイヤというほど表れていたから・・・・今回はとても良かった!!でもメータ指揮やオケに若干負けてたかな?僅差で。
70歳・・・・まだ70歳なのだ。デビューが早くて、若い頃の録音の腹立たしさが残ってるから、私はいいイメージなかったのだけど、まだまだかわっていくのだろうな。ピアノもまだまだいけると思う(というか、この先のほうが楽しみ)いっそ、ピアニストに戻ってみてはいかがだろう?
デュプレファンの私は恨みつづけるだろうが(笑)ちょっとだけ歩みよれました。

バレンボイム70歳バースデーコンサートより
チャイコフスキー・ピアノ協奏曲第1番・変ロ長調
ズービン・メータ指揮。シュターツカペレ・ベルリン。2012、11月。ベルリン。


2014年11月01日 17:26

<読書>クラシック漂流記~ブルー・アイランド氏は大忙し! 青島広志著 中央公論新社
この方、すごい方なんです!!TVでお見かけしますが、れっきとした芸術大学講師を長年勤めていらっしゃいます。かぶりものかぶっても、話し方がおねえ言葉でも、ピアノの音をはずしても、すごい人なんです!!表面に惑わされず、よくよく話を聞いてくださいませ!!話し方「あいうえおの口の形」「発声法」のしっかりしたこと。(あの・・・・若い方でいらっしゃるのですが話し方がいいかげんな人が苦手でして・・・とても気になります。)内容も、学術的なことを簡単な言葉で説明して分かりやすい。こういう方の話を幼い頃に聞いていれば、きっと音楽が好きになるでしょう。ベートーベン「運命」に「さがるぞお・・・」と歌詞をつけていたのはこの人です。自治体の公立小中学校に、活動に行っていることも知っています。
音楽界への貢献度がはんぱなく大きいと思うのだけど・・・・どうなのだろう?

さて、そんな彼の著書。ご本人ほど面白くはありませんが、楽しく読みました。主に音楽家の裏話です。にもかかわらず「陰毛について」「男の乳房について」「男性の裸体について」「体臭について」とかあります。。。。(笑)すべての話が2ページでかたられるのは読みやすくてよかったです。
 
さて、抜粋です。
演奏会では必ずショパンの曲のリクエストがかかる。ほとんどの作品が、彼が得手としたピアノ曲だから、B(ご本人)のような腕に覚えのないピアノ弾きは大変に苦労する。音楽業界では「ピアニストはショパンが弾けて一人前」といわれるように、その曲はプロとしての試金石なのである。とにかく一筋縄ではいかないのだ。何がそうむずかしいなかというと、まず最初から最後までずっと弾き続けていることだ。つまり休まずにずっと運動していることになる。ベートーヴェンの曲などは、適当に休みが入っているから、そこで気を取り直して体勢もたて直すことができる。
 次に、鍵盤上での位置の移動が激しいこと、簡単に言えば長い距離を、一瞬のうちに手が飛ぶのである。最も優しい部類に入る「子犬のワルツ」も、左手が特有の「ズン・チャッ・チャッ」というリズムで、その「ズン」が鍵盤の左よりの方を弾くのである。しかもその低音が黒鍵を引く場合が多く命中率が下がるのだ。ピアノの黒鍵は面積が狭い上に、奥にひっこんでいるので、はずす危険が大きいのである。(略)
 第三に、一度に掴む音の数が多いこと。これが古い時代のモーツアルトなら、せいぜい片手で三個までだが、ショパンの場合は5個はザラ。6個ということもある。指は5本なのになぜ6本なのかと言えば、親指を寝かせて、2つの鍵盤を同時に弾くことができるのである。
<弾けない曲、ショパンより>
←ショパンも弾けないのか・・・と思ってはいけないです。彼は、つつましい性格でばりばり弾けます!!と言わない。それを「奥ゆかしい」と思うか「めんどくさい」と思うか、人それぞれだが、だまされてはいけない!!それにしても、ここまで面白くショパンの楽譜を解説した文はなかったと思う。ショパンワルツの「ズン」は外れやすく「チャッ・チャッ」も1度目と2度目を微妙に変えるので要注意です(笑)ピアノ弾く人は面白く感じますよね。昔、「ズン」の音だけひたすら追わされました。「ズン」のとこ鉛筆で「ドレミ」全部書いて来い!!と言われました。懐かしい。「命中率」という言葉のセレクトに笑いました。
 
もともと作品に「謝肉祭」「蝶々」などという幻想的な題をつける趣味があったが、その「謝肉祭」には「最高の速さで」と書いた後に「もっと早く」と記したり、窓から飛び降りても痛くないようにと、アパートの下の階に移ったりという奇行がめだってくる。そしてついにライン河へ投身自殺をはかるという事件が起こる。遊覧船の甲板のうえに落ちて助かったが、再び、レッスン中のクララの目を盗んで同様の行為に及び、今度は猟師に救い上げられてしまう。三回目は、枕元で天使が歌ってくれる歌を書きとめた「主題と変奏」を清書した直後、自ら病院の門をくぐったのである。1854年のことだった。<奇妙なシューマン>
←愛してやまないシューマン。歌曲も書いてます。私は、もっぱらピアノ曲や「チェロ協奏曲」を聴きます。ベートーヴェン的な(あこがれていたのね)しっかりした構成なのに、旋律がロマンチック。躁鬱で、とつぜん豹変します。「万人に愛されるタイプではない」と、青島さんも言っている。それでも私は愛おしいと思うのです。

大震災がおこると、その企画である「世界における日本」が微妙に変化し、「被災者を癒す」音楽が盛り込まれ、そこにまた彼女自身の曲が登場するのだった。批判を恐れずに記せば、真実の音楽家は「癒し」には強い反発を感じるもので、自分たちは医師やカウンセラーほどの力を持たないと悟っているからである。もちろん自己表現としての作曲や演奏を、第三者がどのように使ってくださっても、それはそれでうれしいが。更に残念なことに、その目的で「作曲」された音楽は、強い個性をもたず、ドビュッシーと久石譲の亜流になってしまうのが落ちなのだ。・・・・・音楽家としての良心を捨てたくはないが、自らを売るためにこうした仕事に手を出しては、その度に後悔する。<ちょうちん記事とたいこもち>
←「癒し」ブーム・・・・・・なんとかならないものか。と私も思っているのさ~~

2013・7・10初版発行。

↑本人「つれづれ読書感想文」から転用。
2014年10月31日 22:49

<雑文>絶対音感
絶対音感・・・・ドレミでわかるやつですね。
昔、この言葉がはやった頃、本を読みましたが、特定の楽器でのドレミがわかる、他の楽器でもわかる、雑音もすべてドレミに聞こえる・・・・といろんなパターンがあるようです。
私はピアノ音で「気合入れれば」分かります・・・程度です・・・w
一発でわかれば、演奏するとき便利だなあ・・・・とは思います。

さて、この能力は6歳くらいまでに決まるらしく、それまでに音楽教育を受ければ自然に身につくそうな。で、たいていの音楽家の脳は右脳が大きいらしい。左右全然違うんだって。それが、右脳が大きくなるのではなく左脳が収縮するんだって・・・・これは、音を音階としてとらえることと関係があるような・・・・

偶然、観ていたTVで、そんな話をしていました。

受け手が「分かる」「分からない」なんて、言うのはナンセンス。発する人もいろいろで、受け手もいろいろ。怖がらず、聴いてみましょ!!絶対音感がないほうがいいこともあるかも。

2014年10月25日 19:28

<雑文>さてクラシックを聴こう!!再生編。
さて、音響とかね、こだわる方が多いのですが、私はもっぱら「CDラジカセ」というやつです(そういえば、カセット部分ってつかわなくなりましたね)3000円くらいでスーパーで買ったやつじゃないかなあ??
私は、問題ありません。いい装置で聴くと、いいのだろうなあということは想像できます。

さて、これは「どういうとき、どのように」聴くかということに関係しています。

じっくり、いすに座って聴くようなら、大きいスピーカーもよいでしょう。
が、わたくし「ながら族」でして、掃除をし「ながら」、本を読み「ながら」、料理をし「ながら」、ごろごろし「ながら」、寝る前にちょっと聴く・・・・なもので、いろんなところに持って行くことが必要です。なわけで、ポータブル、という要素がとても大切です。

きちんと鑑賞している方に怒られそうな話です・・・・

さて、どういう時に、どういうように聞きたいかというのにあわせた聞きかたができるといいかもねえ。という私は「洋楽」好きだったりします。私は「言語にじゃまされない」「面白い」のが好き。日本語の曲は「言語の意味がすぐわかっちゃう」「しっとり系」が多いので、このところあまり聴いていないかも。

とにかく、クラシックに限らず、どういうように聴きたいか?って結構ありますね。
まあ、いいかげんな「鑑賞」・・・?のオススメでした。
2014年10月22日 09:43

<読書>新版クラシックCDの名盤、新版クラシックCDの名盤演奏家編  宇野功芳 中野雄 福島章恭著。 文春文庫
この二冊、三人の評論家がそれぞれ、おすすめCDを出してきます。
人気のものらしく、旧版もあったそうな。
CDが売れない昨今、とても売れたらしい。
なるほど。3人がそれぞれ、出してくるのはよいな、と思った。
比較検討できるから。
ただ、これを買うのであれば、お気に入りのCDを買いたいなとも思ったですよ。

結局、全部読んだけど、データーとして取り入れるといいのかな?読み物ではありませぬ。
クラシック好きな人は、みんな持ってるんだろうなあ・・・・

      20080720初版発行
演奏家編20091120初版発行。

↑本人「つれづれ読書感想文」より転用。
2014年10月14日 20:20