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05.いとこ達とのかかわり

幼少期は、親戚や父親の職場のご家族ぐるみの付き合いなどの外部との関わりがありました。

今思うとこれらの繋がりがあったことは本当に良かったと思います。

会話のキャッチボールが出来ない家族だったけど、大きいお兄さんお姉さん達に可愛がられかまってもらい
自分より小さなチビッコ達を可愛がり一緒になって遊ぶ

そのような経験があったから現状の精神的被害で済んだのかもしれないです。
(いや全然良くないんですけどね)

父方のイトコ同士の中では私がいちばん小さく、可愛がってもらってはいたけど今でいう「いじられ」立場でもありました。

からかわれても遊んでもらえることが嬉しくて、お盆や年末年始に泊まりで行き来して遊んでいました。

近くの川に泳ぎにいったり草むらを探検したり、井戸水で冷やしたスイカをみんなでカブりついたりと、いい思い出になっています。

母方のいとこ同士の中では逆に私たち兄妹が年上の立場でした。

私達兄妹は、二人同士だとケンカばかりしてたのに、小さいイトコたちが遊びに来ると面倒をみて可愛がり、またそうすることで懐いてくるいとこたちが可愛くて、一緒に過ごす時間が楽しかったことを覚えています。

自分の子どもが生まれる前に、私は子どもを可愛がれるだろうかと自分に疑問を持った時期もあったのですが

でも子ども時代の私は、幼いイトコたちをめちゃくちゃかわいがっていたはずなのに、そのことを大人になってから無かったかのように忘れ去っていました。
  

そのことに限らず、幼かった頃の楽しかった記憶を私はほとんど忘れてしまっていました。

今このように書き記すことが出来るのは長年続けているカウンセリングで、自分の過去を取り戻し始めてきているからです。

それまでは辛い記憶しかありませんでした。厳密にいえば更に面倒なことに、その辛い記憶すらも苦しすぎて忘れ去っていました。

要するに記憶がない大人になっていたのです。

忘れちゃった、思い出せない
もしくは捏造した内容で記憶してしまっているというような状態でした。

楽しかった思い出を打ち消すくらいに心の痛みが大きかったともいえますが

確かに存在していた記憶を消し去るというところにアダルトチルドレンの特性があらわれています。
 

みんなではしゃいで、笑って、走り回ったあの時間は確かに存在しました。

そこに父と母の介入は薄く、子ども達だけの世界を築くことに夢中でいられました。


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